転職とマーケティングを考える😊
企業には、どの会社にも共通して必要な業務、特定の会社にしか必要のない業務があります。
例えば、どの会社にも「代表取締役」(一部業種では別の呼び名の場合もあります)は必要です。「うちの会社は、副社長はいるけど代表取締役はいないんだ」という会社はありません。なぜなら法律で定められているからです。ですが実際のところ、法律に関係なく、社長がいないと困りますよね。
経理も必要ですね。お金を計算する仕事は重要です。「うちの会社、金勘定しないんだ」というわけにはいきません。何よりもみなさんの給料も支払われなければなりません。お金を計算する仕事も、法律で定められています。
一方、専門業務の場合は、企業によって必要な仕事、必要のない仕事があります。例えば、レストランの場合は調理する人が必要で、IT企業の場合は、IT知識を保有するい人(例:プログラマーなど)が必要です。もちろん、調理人がITに詳しかったり、プログラマーが調理師の資格を保有していることもあるでしょう。しかし一般的にこの二者入れ替わることは簡単なことではありません。専門的な知識を持つ人は、その知識が有効活用できる企業で働くことが大事ですね。
それに対し、法律で定められている役職でもないし、法律で定められている仕事ではないけど、どの会社にも必要な業務があります。それはマーケティングです。「マーケティング担当者を置くこと」という法律はありませんが、マーケティング担当者は必須です。これがなければ、会社は成功しません。逆に言えば、マーケティングのスキルは「どの会社からも必要とされる」ということです。会社によって企業向け、個人向けなど、ターゲットが変わったりします。また、扱う商品によって手法が変わります。加えて、時代によってやり方が変わります。ですが、この知識を一度身につけると、どの企業でも活躍することができるのではないでしょうか。
今回、新型コロナウイルスの問題が起き、今まで当たり前にできていた仕事ができないという問題に遭遇しました。「仕事がなくなった」という時、次の仕事を探さなければなりません。「次はどのような会社に転職しようか」という時には、「自分に自信のあるスキルをPRして仕事を探したい」というものです。「私はプログラマーです」という人は、プログラマーの仕事を探すのではないでしょうか。多くの会社でプログラマーが必要とされる時代になりましたが、しかしマーケティングスキルのように「全ての会社において必要な知識」というわけではありません。つまり、マーケティングの知識というのは、こういう時にも有利ではないでしょうか。
とはいえ、世の中には「我が社にはマーケティングは不要」という社長もいるでしょう。それは本当にその会社にとってマーケティングが不要というよりは、その社長が必要性を感じないだけでしょうか? 例えば、特定の企業以外と一切取引しないなど。一方、たくさんの人を雇用できない小さな会社の社長なら、「私がマーケティングを全部やる!」という人もいるかもしれません。
いろいろな会社がありますが、マーケティングに理解のない会社ではなく、あなたの知識を必要とする会社に就職した方がいいでしょう。その方があなたのマーケティングスキルもより向上され、次の転職の時にも有利になるのではないでしょうか。
全ての会社で必要とされるマーケティングの知識。ぜひ、あなたの知識を活用して、厳しい環境下にある企業を救い出してください😊
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