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エルサルバドルが「ビットコインを法定通貨に」と法案提出🇸🇻

 暗号資産(仮想通貨)のニュースは日々たくさん出てきます。どれもこれも目新しいもので毎日のニュースチェックは楽しいものです。しかし、これほど驚く情報は珍しいでしょう。それは、ビットコインが法定通貨に採用されるかもしれないというニュースです。

 エルサルバドルの大統領は、ビットコインをエルサルバドルの法定通貨にするために法案提出することを発表したのです。

 そもそもエルサルバドルでは、ビットコインがすでに日常で使われているそうです。今年の年始にリリースされたビットコインアプリが、たった3週間で国内で一番の人気アプリになったというのですから驚きです。そしてエルサルバドルのお店ではビットコインでの支払いもすでに普及しているそうです。そういう背景があった上での今回の法案提出なのです。

 日本では暗号資産に対して「投機」や「バブル」という否定的な意見が多く出ています。エルサルバドルでは、すでに日常の生活に暗号資産が入っていることがよくわかります。アメリカでも暗号資産の取引所であるCoinbase(コインベース)のアプリが無料アプリ第1位にランキングされたそうです。ちらりと見える第6位も投資のアプリ「ロビンフッド」ですね。暗号資産に関して、海外と日本では大きく事情が異なります。今回のエルサルバドルのニュースを「日本人的なモノサシ」で見てはいけないでしょう。

 これまで「ビットコインは法定通貨ではないから……」ということが大前提で語られていましたが、一つの国の法定通貨になると、いろいろと様子が変わってくるでしょう。またそれにより、日本でも税制に関してもっと前向きに考えかねればならない状況になるのではないでしょうか。いずれにせよ、今後の動きに注意したいものです。

<2021/6/7  追加1>
 なんと、エルサルバドルの人口の70%は、銀行口座を持っていないそうです。ビットコインを使えば、決済のみならず送金を行うことも可能です。そしてすでに国民の間では、ビットコイン日常の決済に導入されている。こうなると、確かに「ビットコインを法定通貨に」という考えに至るのも納得です。

<2021/6/7  追加2>
 エルサルバドルの大統領のスピーチはこちらで確認できます!

 スピーチを日本語で読む場合はこちらから。

 エルサルバドルの大統領が発表した数字がスゴイ!これは楽しみですね。

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 2021年2月より「風の時代にあったビジネス・マーケティング戦略」について理論的に執筆しています。私は暗号資産を「風の時代の通貨」と考えています。ご興味のある方はぜひお読みください。

*Twitterより引用

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