2021年9月7日、ビットコインはエルサルバドルの法定通貨に!
ついにこの日がやってきました! 2021年9月7日、ビットコインがエルサルバドルの法定通貨になります。
「暗号資産(仮想通貨)が法定通貨になる」ということは、暗号資産の歴史において非常に意味のあることでしょう。きっと歴史に残る日になるのではないでしょうか。
大統領が法案を提出
法案は、エルサルバドルのブケレ大統領より提出されました。その内容を、大統領がTwitterで発表しました。
ビットコインを法定通貨にするとどのような利点があるのでしょうか。もちろんエルサルバドルの経済の成長におけるメリットはあります。他にも同国の国民の送金の利便性向上が挙げられます。
日本人なら誰もが銀行口座を保有しています。しかし、それは世界から見るとスタンダードな考え方ではありません。銀行口座を保有しない人もいます。エルサルバドルでは、なんと人口の70%が保有していないそうです。そうすると困るのが送金です。これは非常に不便です。
加えて、銀行の送金システムを使うと手数料は高く、海外送金の場合、時間もかかります。同国の国民は米国で働いているという事情もあります。ビットコインを活用すると国民の送金に関する問題が解決するというわけです。
ビットコインでの支払いイメージ
ビットコインで実際お金を支払う時はどのようにすればいいのでしょうか? 現金、クレジットカード、そして○○Payなどという方法で日常買い物をする日本人としては非常に興味深いものです。
こちらはコーヒー代を支払うイメージです。簡単ですね。
日本の常識(?)で考えると、電子決済ができる店舗は「屋根や壁のある建物」をイメージするかもしれません。しかしこちらのお店には屋根も壁もありません。日本で例えるなら、お祭りの屋台のようです。しかし、このようなお店でもビットコインの支払いが可能だそうです。素晴らしい。
インフラも整備されている
ビットコインのATMが設置されている様子です。かっこいいですね。
ウォレットも大統領により紹介されました。
マイニングを行うことも発表
エルサルバドルでは、ビットコインを法定通貨にするのみならず、マイニングも行うそうです。ビットコインのマイニングといえば、電力が問題になっていますが、エルサルバドルでは地熱発電を利用するそうです。大統領が発表しています。
歴史が変わろうとしている
経済の歴史から考えてみましょう。ちょうど今から50年前、ブレトン・ウッズ体制が終了しました。そして50年後の今年、ビットコインが法定通貨になるのです。明らかに時代は変わろうとしています。
今後ますます、暗号資産から目が離せません!
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2021年2月より「風の時代にあったビジネス・マーケティング戦略」について理論的に執筆しています。私は暗号資産を「風の時代の通貨」と考えています。そして今回ビットコインがエルサルバドルの法定通貨になりました。風の時代の将来がとても楽しみです。
*Twitterより引用