意味不明な修正を入れてくる顧客
こんにちは。
私は、PR会社を経営していますが、たまに困ったお客さんに遭遇することがあります。
仕事を受注するときに、〇〇くらいのボリュームで、報酬はいくら、支払日はいつと見積書を明示したうえで、お仕事をスタートします。
しばしば問題になるのが、意味不明な修正(赤字)を大量に入れてくる顧客です。
ここで、「客観的」と「主観的」の言葉の意味をおさらいしておきます。
客観的な赤字
・誰が見ても、間違いだと思えるもの。
・ツールや辞書によって、どこが間違いか、根拠を明確に証明できるもの。
主観的な赤字
・好み、あるいは感想にもとづくもの。
・知識不足、認識不足によるもの。
・ツールや辞書によって、どこが間違いか、明確に証明できないもの。
これまでにもらった赤字で、ひどかったものを列挙してみます。
1. こちらの意図していた完成イメージとかけ離れています。
作業を着手する前に、完成イメージというものを示していない時点で、依頼主に落ち度があります。完成イメージがあれば、作業開始前に作業者に共有すべきです。
2. 本当でしょうか。
どのクリエーターも、虚偽の情報は、書かないようにしています。Googleで調べれば一発でわかることを、わざわざ聞いてくるところに悪意を感じます。担当者が無知な場合、さらにこういう赤字が増えます。
3. 具体的に、何を言っているのかわかりません。
赤字というものは、具体的にどこをどう直してほしいかを明らかにして入れなければなりません。この赤字こそ、具体的に、何を言っているのか不明です。
4. 全体的に文体が雑に感じます。
納品前には複数のチェックツールにかけています。ツールに引っかからない場所が気になるなら、なぜ間違っているのかの客観的な事実を提示すべきです。客観的な事実を示せないまま、文章が雑と思うのであれば、自分で修正すればよいのではないでしょうか。
1~4の例を出しましたが、1つでもあてはまる場合は、契約を打ち切ったほうがいいでしょう。担当者の無教養に時間を割く必要はありませんし、ほかにいくらでも優良顧客はいます。
先日、「前の担当者と連絡がつかなくなったから、急きょ仕事を引き受けてほしい」と依頼された取引先がこのパターンでした。バックレはもちろんいけませんが、なんで連絡がつかなくなったのか、胸に手を当てて、考えてほしい。もちろん、私もこの取引先を切りました。
5. 今日の格言
・主観的な赤字を入れてくる顧客は、さっさと契約を打ち切るべき
・担当者の能力が低いのを、取引先のせいにする顧客は、さっさと契約を打ち切るべき
・前の顧客から取引を断られた顧客は、慎重に対応すべき
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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