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負けた時こそ、真価が問われている

パリ五輪開幕!!
柔道メダルラッシュで酷暑がますます熱い!


あなたが一番感動した選手は、誰ですか??



私は…意外にも日本人選手ではありません。
ここまでのベストは、海外の18歳の選手。



【柔道】また微妙判定?48キロ級・角田夏実に反則負けの相手が審判に詰め寄る 会場はブーイング(スポニチアネックス) #Yahooニュース

女子48キロ級の準決勝が27日に行われ、日本代表の角田夏実(つのだ・なつみ、31=SBC湘南美容クリニック)がバブルファス(スウェーデン)に延長戦の末、反則勝ちを収めて決勝進出を決めた。 【写真あり】五輪メダリストが不可解判定に猛抗議「これが世界連盟の柔道精神ですか」  立ち技は互いに攻め手を欠き、指導2ずつで延長に突入。組まないスウェーデン選手に3つ目の指導が与えられ、角田が反則勝ちした。この判定にバブルファスは納得できず、両手を広げて抗議。審判に詰め寄る場面もあった。場内からはブーイングが沸き起こった。

「スポニチアネックス」#Yahooニュース



Xでも、この不可解判定への疑問の声が多数ポストされました。

「バブルファス選手の方が積極的に技をかけていったのに不可解だった」

「バブルファス選手が可哀想すぎる」

「角田の勝利も素直に喜べない」



角田選手を応援する日本人ですらも、このような声が多数。。


でも私が一番感銘を受けたのは、判定よりも、その〝誤審〟の後の出来事です。



納得がいかず審判にしつこく詰め寄る彼女。
それでも覆らない判定。



ところが、たったその数秒後…
彼女は心を見事に建て直した。



対戦相手である角田選手に対して、握手と敬意を示し、彼女は潔く畳を後にした…



この態度、普通できることではありません。
しかもこの若さで。感銘した日本人は私だけではないでしょう。


結果に腐らなかった彼女は、その後の3位決定戦を制し、見事に銅メダルを獲得。


そして最後の表彰式。そこで、聴衆から再び賞賛を浴びることになります。

表彰式では金メダルを獲得した角田に向けて拍手やハグ。メダリストみんなで自撮りするシーンもあり、この姿にネット上の日本人ファンは「不可解判定だったのに、角田選手にキチンと拍手してるバブルファトも素晴らしい」「表彰台に4人乗ってそれぞれ称え合いの抱擁…特にバブルファトとの抱擁は、感慨深く感動した」「バブルファトちゃんに感動して泣いてしまった」「表彰台ではバブルファト選手も笑顔で、救われた」「バブルファト選手と抱き合っててお話ししててなんかジーンとしてしまった…」といった称賛の声が上がっていた。

「THE ANSWER」#gooニュース



私が賞賛したいのは、彼女の態度(心)です。



これだけ納得いかない理不尽な判定によって、4年間もの血の滲む努力が水泡に帰した。もう、世の中の全てが信じられず、嫌になるような場面。



ところが、そんな過酷な状況に置かれているのに、彼女は対戦相手(角田選手)への敬意を忘れなかった…



柔道。それは柔術と違い「道」があります
剣道、弓道、合気道、書道、茶道、華道…それらも同様に「道」がある。



「術」や「技」ではなく、なぜ「道」なのか?


その理由は、勝ち負けだけを追い求めるのではなく、日々の稽古や修行を通して、精神・技術・体格の「心技体」を鍛錬し、より良い人間形成を目的としているからです。



勝ち負けなんて、いわば一部分でしかない。
だからそんな結果に左右されることなく、対戦相手への敬意を表することは、まさに「道」の目的そのものなのです。



日本発祥の柔道において、日本人ではない彼女が〝誰よりもその道を、精神を、体現したこと〟その光景が、私の琴線に触れたのだと思います。



いつも心に刻んでいる言葉があります。

人は、下りの時こそ、人間が試される。


誰しもが、

勝った時、うまくいってる時、上り調子の時は
イケイケの勢いに乗ってポジティブに対処できます。。


しかし、それとは真逆の

ピンチや失敗してしまった時、失意の時は、そうはいきません…



そんな逆風の時こそ、


その局面にどう対処できるか?という
〝本当の真価〟が問われている…



私事ですが、もう半世紀も生きてると😅
絶望しかけたことも何度かありました…



でもその度に、この言葉を思い出し
折れず、腐らず、踏ん張ってきた…



苦しい時こそ、胸を張ろう。
負けた時こそ、前を向こう。
悔しい時こそ、相手を讃えよう。



人生で幾度かやってくる荒波を乗りこなす
大切な心構えだと、私は信じています。。



最後までお読みいただきありがとうございます🤗
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