手数料高(汗)でもクラウドソーシングは使うべき?使わないべき?
こんにちは。マーケティングドクターです。
フリーランスの悩みとして、クラウドソーシングを利用すべきかどうか?という葛藤があると思います。
これはメリットとデメリットを見て、使った方がいいフリーランス、使わない方がいいフリーランスをお伝えしていくので、それで自身のスタイルに合っているかどうかで見ていただけたらと思います。
クラウドソーシングのメリット
案件が獲得しやすい
なんと言っても案件が集まっているので案件を取得しやすいですよね。
通常、新規顧客を獲得する場合は、需要がありそうなターゲットを自分でリスト化してアクションしていかなければなりません。しかしクラウドソーシングであれば、Webマーケティングなら「Webマーケティング>SNSマーケティング・コンサルティング」というように案件募集がカテゴライズされており探すのが簡単で、しかも単価別や依頼数別などでソートできるため、非常にアプローチしやすいです。
また、需要が顕在化しているため、新規営業で「〜にお困りではありませんか?弊社ならこういう解決ができます」など需要を喚起して提案するなど、潜在需要を掘り下げる必要がなく、契約までがスピーディーです。
自身のサービスページなどがなくても始められる
これはあった方がいいはいいですが、最初はなくてスタートすることもあると思います。ある意味クラウドソーシングのプロフィールなどを充実させておき、サービスページ代わりに使うこともできます。
ただ、途中で自身のページは作っておいた方がいいです。自身のページがあることでしっかりとビジネスをやっているという印象になりますので。
クラウドソーシングのページをそのまま紹介すると、クラウドソーシングをよく使用している=個人間でのやり取りしかしていないという印象や、クラウドソーシング内でしか仕事が取れない実力だと取られることがあり、対企業向けのウケは良くないのです。
今はクラウドソーシングを利用する企業も増えているため、だいぶそのような見られ方はされなくなってきているようには思いますが、中にはする方もいると思いますので、きちんとビジネスをやっていくのであれば、サービスページは持っておいた方がいいでしょう。
資金回収がほぼ100%できる
これは直契約で資金回収ができなかった悔しさを考えると非常にありがたみを感じるのですが、クラウドソーシングは最初に依頼者の決済を済ませる仕組みであるため、資金回収ができないことはまずありません。
たまに業務の10%しかやっていないまま連絡がつかなくなり、金額調整ができず全キャンセルしかなくなるなどの場合はありますが、かなり稀です。
フリーランスとして生計を立てている場合は、資金回収ができないと金額がいくらであれ大きな痛手を被ります(精神的にも)。例え契約書に代金未払いについての取り交わしがあっても、裁判を起こすなどすると大きなマイナスになってしまうため、泣き寝入りしなければならないことがほとんどですからね。
契約書の取り交わしが必要ない
面倒な契約書の取り交わしも、システム上で数秒でやり取りができてしまいます。
直契約でも慣れればいいのですが、電子サインで対応していないなど言われてしまった場合や金額によっては収入印紙を相手に負担させるなどしなければならなりません。
匿名で活動できる
名前や住所を明かさなくてもできるので、副業で始めるにはいいでしょう。また、何かトラブルがあった際に家まで押しかけられるなどという心配もありません。あと、何かあった時はサポートに間に入ってもらえるため、安心感がありますよね。
こうやって挙げてみると結構メリットがあることがお分かりいただけるかと思います。それでは次はデメリットです。
クラウドソーシングのデメリット
手数料がめちゃくちゃ高い
システムメンテナンスや広告費、上記メリットを完備してくれていることもあり、手数料がめちゃくちゃ高いです。
・クラウドワークス
販売者:累計10万以下の部分には22%、累計10万円を超えた部分には11%
購入者:10%
・ココナラ
販売者:販売額の22%(税込)一律
購入者:契約金額 (税込) の5.5%
・ランサーズ
販売者:一律16.5%(税込)
購入者:契約金額 (税込) の5.5%
改めて見ると本当に高いですよね。ただ、私と取引があったWebデザイナーの方は、契約書のやり取りが億劫で…ということでクラウドソーシングサービスを使い続けていました。(手数料嫌い!というフリーランスもいましたが)
単価が低い
クラウドソーシングでは、サイト作成などでない限り10万以上の単価の案件を見つけるのに一苦労です。
基本的に利用するのが個人、中小企業であるため、そこまで金額が大きくならないということが大きな要因であると思います。
特にココナラでは、基本的に契約前に打ち合わせができないため、金額が大きいものは発注できないという点もあると思います。
フレキシブルな対応ができない(特にココナラ)
私はココナラをメインで使っていますが、外部ツールへの規制が厳しすぎて、融通が効きません。
例えば上記でお伝えした通り契約前にズームなどで打ち合わせができません。
また以前、契約はココナラでしていましたが、ある部分で業務管理のためにスプレッドシートを使用して連絡を取っていたのですが、それを指摘され、Proランクから落とされてしまいました。
これだとフレキシブルな対応ができず、ビジネスが拡張ができません。ある種仕方がない部分もありますが、本当に使い所を見極めなくてはならないと感じました。
逆にクラウドワークスはフレキシブルな対応ができるため、チーム編成などする場合はクラウドワークスでやることをおすすめします。
サービスのアピールが十分にできない
タイトルや本文に文字数制限がありテンプレート化しているため、自身の好きなようにカスタマイズできないということがあります。本当はここにこのデータを入れた方が信憑性が上がる、この画像を入れた方が魅力的になるなどがありますが、それができません。
また、外部ツールの使用に関する文言や雇用形態、実績の出し方などにも規制があります。誇大表現はNGですが、独自のルールの中でやりくりしなければならないため、サービスの十分なアピールができません。
まとめ
クラウドソーシングの使用について、デメリットがありつつも、見方によってはそれに勝るメリットもあるなという印象です。それぞれのステータスやタイミング、自身のビジョンにより使った方がいいのかどうかは変わってくると思います。
使った方がいいフリーランス
資金的に余裕がない人
すぐに案件が欲しい人
フリーランスの仕事がまずはどんなもんか感触を掴みたい人
人脈がない人
これ!というスキルがない人
営業経験がない人
対面営業が苦手な人
契約書の作成や締結が億劫な人
自身のサービスページがない人
使わない方がいいフリーランス
営業経験があり、自身でゴリゴリ営業して案件を取ってこれる人
組織化して大きく事業を成長させていきたい人
人脈がある人
サービスページやSNS、ブログ、YouTubeなどでファンが多数いる人
クラウドソーシングのデメリットがどうしても許せない人
ということで、私としては、使った方がいいフリーランスに当てはまる人は、最初はクラウドソーシングサービスで収入を得つつスキルをつけて、そこから直接契約の案件を増やし、事業を拡大していくという流れを取るのがベストだと考えています。
フリーランスをゼロからスタートする場合の流れについては、こちらにまとめてありますので、ご覧ください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
何かご不明な点などあればお気軽にご連絡ください。
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