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FABLIC TOKYOという採寸屋

先日、はじめてFABLIC TOKYOというオーダースーツ店に行ってきた。
店頭に行くと結構な盛況ぶり。

一応、事前に予約して行ったんだけど、ちょっと早くついてしまって、お店の中をぶらぶら。壁に生地がいくつかあって、値段を見ると決して安くはない。

私が良く行くセレクトショップとさほど違いは無い値段。
まぁ、オーダーだからね、ということなんでしょう。

で、店頭でうろうろしているとスタッフの方が声をかけてきた。
「14:30の予約なんですが、ちょっとだけ早く着いてしまって。」
と伝えると、「そうですか」と立ち去っていく。
「ん?」なんか微妙・・・
というのもはじめて来て勝手がわからない立場からすると、
「今、こういう状況なので、時間までお待ちください」とか
「壁に生地があるので選んでお待ちください」とかあるんじゃ?

しばらくしてそのスタッフが戻ってきて「採寸します」と。
その日は長男の入学式のスーツを仕立てに行ったので、長男だけが採寸に。その際に「はじめての人のお手頃のプランがあるって見たんですけど」と伝えると対象となる生地を持ってきてくれた。

生地の説明もあまりなく、納期の話をしてきた。
「そのお手頃のプランのやつは、納期が4月になってしまうかも。確認します。」と言い、確認に戻ったあと「大丈夫でした。」と。

その後、放置。
お連れの方はどうするの?

仕方なく店内を見る。
席は数個空いているが、こちらでお待ちください、なんてあるわけはない。

しばらくすると声をかけてきた。
「今、採寸しているのを待っているんです。」
と伝えると、すぐ去って行った。

えーー?

で、さすがに結構時間が経ってきたのでやることもなく
空いている席を見つけて、
「ここで座って待ってもいいですか?」と聞くと
「ここはダメなんです。」と。

それか。

接客業だったら
「こちらは、決済確認などの場所なので、もし手続きされる方が来た場合は席を空けていただきますが、それまではこちらでおかけなってお待ちください」
みたいな気遣いがあるべきなんじゃ?

さらに決済は、スマホとタブレットでやるようになっている。
時間に追われるようにスタッフの人は、長男にスマホの操作をするように促してくる。
「三本線タップして、確認して、タップして・・・」
ある意味、これがタイパ時代の店頭接客なのかもしれない。

「PayPayで払いたいんですけど。」と伝えると、
「その場合は、ご自身のスマホで決済をしてもらう必要があります。」と。
正直、その時に感じたのはスタッフたちの
「それくらいわからないですか?」という空気。

長男が「ここにQRがあるから、読み取れば行けると思うよ。」というのでそれを自身のスマホで読み取り、内容確認して通常のECと同じように決済まで到達。

実は自分もスーツを久々に買おうかと思って、予約を入れてましたが、途中でキャンセルしました。

正直、この店で買う価値が無い。
体験として非常に残念なお店。

ただ、迅速に採寸して、自身のサイズがデータベースに登録されると、既製品だと合わないような方は、簡単に自身にピッタリなスーツとかシャツがつくれるので便利なんだと思いました。

つまり、FABLIC TOKYOは仕立て屋さんではなく、採寸屋なんです。
それに気付いた時、妙な納得感を得ました。

だって、スタッフ誰一人としてスーツ着てる人がいないんですよ。
まぁ、そりゃしゃがんだりするし合理的に考えたら動きやすいカジュアルな服装であるべきですよね。

そういう意味では、自身のサイズを把握しておきたいという方はぜひ!
オウンドを見る限り平日は空いていると思います。

ただし、仕立て屋的な体験価値は皆無ですので、人が自身のサイズを測って登録してくれるお店という認識で行くと、ストレスフリーだと思います。

既製品で大丈夫、合う店があるという方はそっちの方が圧倒的にコストパフォーマンスは良いはずです。
というのも、その後スーツカンパニー改めSUIT SQUAREに行ったらこの記事でこの価格!?って思っちゃいましたし。
長男のシャツを買った時、スーツも学割で2割引きになりますよ!と言われて、思わず自分のスーツを買ってしまいました(^^;


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