募集マーケティング解説!第1章①募集マーケティングの第一歩は?
そもそも何故発信を始めたのか?
学費ってとても
『思いのこもったお金』だと思っているからです。
昔、保護者様とお話ししている時に
「息子がこの学校に通う事が中学生の頃からの夢でした。私は離婚していて正直学費を払うのがしんどいんです。ただそれでも息子の夢だから必死にお金を貯めて払える見通しがたちました。今私にとっても息子をこの学校に通わせる事が夢になりました。」と言われました。
そんな言葉を聞いて、当たり前のようにもらっているお給料の有り難みや何気なく予算が余っているから、とりあえずやってみるか、という気持ちで予算を使う事にとても罪悪感を覚えました。
広報職員の皆さん、いかがでしょうか。
思い当たる人も多いんではないでしょうか。
様々な学校でそのように使われているのではないかと思うと正直、悔しさと怒りみたいな感情が出てきて、改善策として思いついた事が、自分のノウハウを共有して、しっかり知識と技術を持った広報職員が増えれば、
「なんとなく増えそうだなー」
「コンサルが言っているから」
など、安易な学費(予算)消費を抑えれると感じました。
将来、無駄な広報予算を抑えて夢や希望を持って入学してくれた在校生達に向けての予算を沢山捻出できるような学校が増え、これから活躍する若い世代が増えることを信じて。
前置きが長くなりましたが本題です!
1.まず初めにやるべき事とは
前回マーケティングとは仕組み作りをすることとお伝えしましたが、その前に実はやるべき事があります。そして、多くの人がやりたいけどやれてない、そもそもやらないといけないという認識がない人もいます。まず初めにやるべき事とは、
「情報収集と現状分析、未来予測」です。
2.情報収集と現状分析、未来予測とは
私はよく募集活動を川の流れに例えて伝える事が多いのですが、例えば
・とある田んぼに水を1000リットル入れたい
・水は田んぼから少し離れた湖から川を通って流
し入れる
そんな状況で、田んぼに必要な1000リットルが来ない!となったらあなたはまずどうしますか?
きっと何故来ていないのか調べますよね?
・川に水が来ているのか
・どこかで土などで積止まっているのか
・そもそも湖に水はあるのか
などなど。
3.具体例と共に解説
では、入学者が何故来ないのか調べておりますでしょうか?
・HP流入、資料請求、OC予約、出願が必要な人
数分行われているのか
・どこのタイミングで減少しているのか
・そもそも活動しているマーケットに確保したい
人数がいるのか
これらを徹底的に調べて下さい。
川の流れを意識して、上から順番に
マーケット(湖)
↓
HP流入(川上)
↓
資料請求(川中?)
↓
OC来校(川中?2)
↓
出願(川下)
みたいな流れです。
理想は過去3年〜現状の数値動きを見てみると、今まで変わらないとこや増減しているところが把握できます。
多くの方は、川中〜川下は見ていると思いますが、そもそもマーケット(湖)を調べない事には、
川ばかり見ていてもダメなのです。この部分は次回に詳しく解説いたします。
因みにこの分析ができると実はある程度の誤差はありますが、未来予測もできるようになります。
これをやっている人としていない人では、雲泥の差です。。。
4.情報収集について
情報収集はマーケット(湖)の情報(高校生達の周辺環境情報)がメインです!
細かくあげていくとキリがないのですが、
・高校生の数
・大学や専門学校の受験方法や流行
・どんな事が高校生たちの間で流行っているのか
・高校教員の悩み事
などなどです!ほんと終わりがないので、常に電波を張ってキャッチすることが大事です。
これらで集めた情報は分析・未来予測する際に大いに役立ちます!
進路ガイダンスなどは絶好のチャンスです!
学校の案内だけで終わらず、現役の高校生達や教員と話せる機会なので、しっかり情報収集しましょう!
今回はここまで!
皆さんに届くようベースの話をしましたので、より詳しく!という事であれば、個別にご相談下さい♪
次回は・・・
「選択と集中」
「"目的"を意識する事」
の二本立てです!