MCA道場 #05「自分を客観的に理解する中村式キャリアの棚卸し術」開催レポート
マーケターとして生き抜いていくためのスキルを「発見」「習得」「研鑽」できる〈経験〉を提供するMCA道場。今回は、バリュエンスホールディングス株式会社の中村大亮氏をお招きし、『キャリア棚卸しシート』を活用したワークショップを開催しました。このnoteでは当日の様子やハイライトをご紹介いたします。
MCA道場 第五回
「自分を客観的に理解する中村式キャリアの棚卸し術」
2021年10月18日(月) 17:30〜
<師範>
中村 大亮
バリュエンスホールディングス株式会社
執行役員 マーケティング本部長
<タイムテーブル>
・17:30-18:00 ネットワーキング
・18:00-20:00 講義+ワークショップ
<流れ>
・イントロ
・レクチャー
・個人ワーク
・2人1組で議論
・まとめと質疑応答
キャリアシートで振り返る中村氏の経歴
MCA代表理事 田中のイントロダクションを受け、まずは中村氏より簡単な自己紹介。LION、All About、三菱電機、Supership、そして在籍中のバリュエンスホールディングス。事業会社・支援会社・メディアとさまざまな業態で、オフラインからオンラインまで幅広くご活躍されてきた様子が伺えます。こうしたキャリアを歩まれるなかで、ご自身の整理としても利用された「キャリア棚卸しシート」が紹介され、今回のメインテーマへと話が移ります。
参加者にも配布された「キャリア棚卸しシート」。ただ経歴を書き出すだけではありません。自身にとっての「幸福・生きがい」「これまでの仕事への考え方やアプローチ」「専門(得意)領域/業界」「自身の強み(特徴)」、そして未来に向けた「理想的な仕事(会社)」まで、すべてを綺麗に整理できる魔法のシートになっています。こちらは、MCAのメンターシッププログラムでも利用されているそうです。
「具体的にどうやって書いていけば良いのだろう?」
参加者のそんな疑問に答えるかのように、ご自身の経歴を例に、具体的な解説が始まっていきます。
オフラインの場だからこそできる裏話も含め、とてもオープンにお話をされる中村氏。
ブログ時代の到来、家族ができたことによる心境の変化、日本のマーケティング業界に対する課題感、影響を受けた業界人など。節目節目でどのような考えをもって歩まれてきたのか、時には具体的なストーリーも交えながら、ひとつひとつ丁寧に紐解いていきます。参加者にも鮮明にイメージが伝わり、どんどん引き込まれていきます。
さあ、キャリアシートを書いてみよう
一通りのレクチャーが終了すると、自身のキャリアシートを作成するワークショップが始まりました。
参加者は、学生時代から今の会社への流れを書き出しながら、それぞれ「どのようなプロジェクトに携わったのか」「誰に影響を受けてきたのか」「どのような刺激や不満があったのか」をひとつひとつ整理していきます。自分自身をここまで振り返る機会はそれほどないからこそ、いざトライしてみると、これだけで多くの気づきを得られることが分かりました。とても奥が深い…!
キャリア棚卸しシートを書き出したら、2人1組になってお互いに見せ合います。
「これはどういうことですか?」「なぜこのプロジェクトをはじめたのですか?」と質問をしはじめると、会場もどんどん賑やかに。同じ会社で働いていても、実は知らなかった過去が明らかになったことで、大きく盛り上がっている様子も見られました。
お互いに何も知らないからこそ、客観的に疑問をぶつけることができる。バイアスがない指摘だからこそ、新たな気づきを得る。2人1組でお互いにメンタリングをしあう良さはここにあるそうです。
最後に振り返ってみて
こうして各所で話に熱中していると、あっという間に時間も過ぎていきます。そのまま、まとめの時間になりました。会場からは「業界も転職回数も違う人の話を聞くのは面白かった」「メンターとして聞き出すのも、また別の難しさを感じた」「改めて振り返ると、人にすごく影響を受けている自分に気づいた」など様々な声がでてきました。
「相性が良いメンターってどういう人だろう?」という質問に「近しいキャリアを歩まれている人」「自身のロールモデルに近い人」と回答をする中村氏。回答をしながらも「お互いに性格診断を事前に受けてみるのも良いかも」という新たなアイデアも生まれていました。その後、さらなる質疑応答、MCA代表理事 田中とのクロストークを経て、イベントはお開きとなりました。あっという間の2時間でした。
最後に告知!
ここまでレポートをお読みいただき、ありがとうございました。詳細なレポート記事はExchangeWireでも公開されていますので、これまでのMCA道場のバックナンバーと合わせてご覧ください。
MCAでは今後も様々な活動を通じて、マーケターの価値を明らかにしていきたいと考えています。今後も様々なセッションやイベント、プログラムを行なっていく予定ですので、公式サイト・各SNSをチェックしてみてください。
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