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レッドブルのコンテンツマーケティング戦略に学ぶブランド力の秘密

こんにちは、ハルです。

突然ですが、みなさんはレッドブルを飲んだことがありますか?💪

翼をさずける」というキャッチフレーズでおなじみのエナジードリンクですよね🪽TVCMや街中で見かけるレッドブルの車も印象的です。

最近では、Jリーグのクラブチーム「大宮アルディージャ」のスポンサーになったことでも話題になりました。

今回は、そんなレッドブルデジタルマーケティング
特に コンテンツマーケティング の成功事例について解説します!🥫

コンテンツマーケティングについてはこちらの記事でも解説しています。


レッドブルとはどんな会社?

まず、「レッドブルとはどんな会社なのか」について解説します。

レッドブルは1987年、オーストリアで誕生しました。創業者のディートリヒ・マテシッツ氏が、タイで出会ったエナジードリンクにインスパイアされて開発したのが始まりと言われています。

1987年に発売されて以来、世界中で愛されるブランドとなり、現在ではエナジードリンク市場のトップブランドとして君臨しています。

日本では2005年に初めて登場🙌

国内では少し遅れての参入でしたが、独自のプロモーション戦略と商品の特徴が話題となり、すぐに多くのファンを獲得しました。

ちなみにエナジードリンクのルーツは、古代中国やインドの薬草煎じ薬がルーツとも言われています🌱


レッドブルのコンテンツマーケティングの成功事例

レッドブルが他のエナジードリンクと一線を画す理由…
それは「商品そのものを売る」のではなく、「ブランド体験を売る」ことにあります。

その手法が、コンテンツマーケティングです。
具体的な成功事例をいくつか見ていきましょう。

1.エクストリームスポーツとレッドブル

レッドブルといえば、エクストリームスポーツへの積極的な支援が有名です。

エクストリームスポーツ
スリルや危険を伴うアクティビティのこと。スケートボード、スノーボード、BMX、自転車でのスタント、スカイダイビングなどが代表例。挑戦的でアドレナリンを求める人々に人気がある。

たとえば、世界各地で開催される 「レッドブルエアレース」「レッドブル・ランページ」 などのイベントがあります。

これらのイベントでは、スリル満点のアクションが観客を魅了するだけでなく、視聴者が「エナジー」や「挑戦」といったブランドメッセージを自然に感じられるようになっています⛰️

また、レッドブルはスポンサーとして関与するだけでなく、これらのイベントを自ら企画・主催することでも知られています。

このように、ブランドの一部としてイベントを位置づけることで、
ただの「飲み物」ではなく「エネルギーを象徴する存在」というイメージを構築することに成功しました。

2.コンテンツ制作の力:レッドブル・メディアハウス

レッドブルは自社メディア「レッドブル・メディアハウス」📺を設立し、スポーツや音楽、冒険にかかわるエキサイティングな動画や記事を発信しています🎥

その中でも話題になったのは、
2012年に行われた 「レッドブル・ストラトス」 プロジェクトと言われるものです。

スカイダイバーのフェリックス・バウムガルトナー氏が地球の成層圏からのジャンプに挑戦したこのプロジェクトです。

YouTubeライブで800万人以上が視聴しブランド認知を大きく高めました🚀
エクストリームスポーツの域を超えた凄まじいプロジェクトですね…。
今の動画再生回数は3,600万回再生を超えてます。

3. デジタルチャネルでの巧みな活用

レッドブルはSNSやYouTubeなどのデジタルチャネルをうまく活用し顧客との接点も増やし続けています。
Youtubeのチャンネル登録者数は、2,000万人を超えてます。

SNSではファンと積極的にコミュニケーションを取り、「冒険や挑戦」をテーマにした刺激的な投稿を展開。また、イベントやプロジェクトの舞台裏を共有することでブランドのストーリーに親近感が持てるようになっています。


レッドブルの成功要因

レッドブルの成功要因は何だったのでしょうか?

コンテンツマーケティングが成功した理由をまとめると、
以下の3つが挙げられます。

1.ブランド価値の明確化🥤
👉レッドブルは「エナジードリンク」という商品カテゴリーを超え、
「挑戦」や「エネルギー」という価値を中心にブランドを構築しました。
この価値が消費者の心に深く浸透しています。

2.消費者体験の重視🚲
👉ただ商品を売るのではなく、消費者に特別な体験を提供することに注力しました🔥
これにより消費者は「飲むだけではない」ブランドの魅力を感じています。

3.デジタルとリアルの融合💻
👉オンラインコンテンツとオフラインイベントを組み合わせることで、消費者の参加意欲を引き出し、ブランドとのエンゲージメントを強化しています。


レッドブルの成功事例から学べること

レッドブルの事例から私たちが学べるのは、
「ブランドの価値を明確にして、それを消費者に体験させること」です。

商品そのものではなく、ブランドが持つ価値やストーリーを消費者に伝えることで、
強い信頼関係を築くことができます。

また、デジタルとリアルを融合させたマーケティングは、現代の多様な消費者にリーチするうえで欠かせません。
(オンラインとオフラインのマーケティングの使い分けは別の記事を書きたいと思います✏️🗒️)

SNSや自身のメディアを活用しながら体験を提供して、
ユーザーの記憶に残るブランドを作り上げていきましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
次回も皆さんの役に立つマーケティングの知識をわかりやすくお届けします🙌


オススメ書籍を紹介

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