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なぜつい買ってしまう?スターバックスの成功を支えるマーケティング
こんにちは、ハルです!
突然ですが、みなさんはスターバックスにどんなイメージを持っていますか?
「おしゃれ」「リラックスできる」「ちょっと贅沢な気分になれる」など、多くの方が好印象を持っているのではないでしょうか。
不思議なことに、なぜかスターバックスのコーヒーをは高いのについつい買ってしまう…そんな経験、ありませんか?
私もスターバックスのロゴのコーヒーはつい買ってしまいます(笑)
今回は、スターバックスの成功の秘密を解説します☕
マーケティングを学びたい方にはもちろん、スターバックスファンの方にも楽しんでいただける内容です✏
スターバックスが目指す「サードプレイス」とは?
スターバックスの最大のコンセプトは、「サードプレイス」です。
「サードプレイス」とは、「家でも職場でもない、もうひとつの居場所」という意味。
スターバックスは、ただコーヒーを飲む場所ではなく、お客様がリラックスしたり、創造性を発揮したり、コミュニティの一員としてつながりを感じられる空間を提供しています。
例えば…
店舗の雰囲気づくり
温かみのある木目調の内装、心地よい照明、落ち着いたBGMなど、どのお店に行っても同じように「ほっとする」感覚を味わえます。広告に頼らない世界観の徹底
店舗内やカップに他社の広告を一切載せないことで、スターバックス独自のブランドイメージを守り続けています。この姿勢が「スターバックスらしさ」を強化しています。
スターバックスのロゴを見ると自然とブランドを思い出しますし、お店に入ると独特の高級感や安心感があり、まるで別の世界に足を踏み入れたような感覚を覚えるのは私だけではないはず…!
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スターバックス成功事例から学ぶ4つのポイント
1. 体験を売る「体験マーケティング」
スターバックスが提供しているのは、単なるコーヒーではなく「価値ある体験」です。
海外では、注文時にお客様の名前を聞いてカップに書いてくれるサービスがあります。
名前を呼ばれながら飲み物を受け取る瞬間は、特別な気分になり、私だけ特別扱いされている感覚があります。私はこのサービスを初めて海外で体験した時、とても嬉しかったのを覚えています🙌
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このサービスはただの便利さ以上に、お客様一人ひとりを大切にしているというメッセージを伝えています。
日本では名前を書く文化が浸透していない代わりに、店員の温かい笑顔や丁寧な接客が同じ役割を果たしています。スターバックスの店員さんは接客が丁寧で本当に素晴らしいと思います。
2. ブランドストーリーへの共感
スターバックスは、「サードプレイス」という価値観だけでなく、社会的責任への取り組みにも力を入れています。
公平貿易(フェアトレード)のコーヒー豆を使用することで、生産者への支援を行っています。
環境保護への積極的な取り組みとして、リサイクル可能なカップやストローの導入も進めています。
これらの活動を通じて、「スターバックスを選ぶことが社会への貢献につながる」というイメージを浸透させています。これもスターバックスのブランディングのひとつ。
環境への配慮が感じられる点は、ユーザーとしても非常に好印象です。
3. デジタルツールで顧客体験を強化
スターバックスのアプリやポイントプログラム(スターバックスリワード)は、リピーターを増やす強力なツールです。
スターバックス リワード
スターバックスが提供するポイントプログラム。利用者が購入するたびにポイント(「スター」と呼ばれます)が貯まる仕組み。貯まったスターを使って、ドリンクやフードを無料で楽しめる特典と交換できる。
モバイルオーダーで待たずに受け取れる便利さ。
ポイントを貯めて特典を受け取れる仕組みで、楽しみながらスターバックスを利用する習慣を作ります。繰り返し何度もスターバックスを利用したくなります。
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スターバックスといえば、SNSを使ったマーケティングが上手いです。
インスタ映えする商品写真や季節限定メニューの発表で、顧客の心をつかみ続けています。
Xやインスタでおいしそうなスタバの新作を見ると、ついつい店舗に行って買いに行きたくなります☕
4. 広告に頼らず、店舗の世界観を守る
他のブランドが店舗広告やコラボで話題を集める中、スターバックスはあえて「広告を載せない」選択をしています。
例えば…
カップデザインはスターバックスのロゴを中心に、季節ごとのオリジナルアートで統一。
店内には他社広告や派手なプロモーションが一切なく、スターバックスの世界観に集中できる空間を演出しています。
「スターバックスの世界観を守る」この徹底した姿勢が、スターバックスブランドの「おしゃれで洗練された」イメージを守り続けています。
私もスターバックスさんとのコラボに関わった経験がありますが、その際、非常に厳格なレギュレーションが徹底されている印象を受けました。この徹底ぶりが、スターバックスのブランディングに直結していると感じます。
スターバックスから学べること
スターバックスの成功から学べるポイントをまとめると以下の4つです。
商品ではなく体験を売る…特別な気分や居心地を大切にする。
共感を生むストーリーを持つ…社会的な価値観を発信する。
デジタルツールを活用する…便利さと楽しさを提供してリピーターを増やす。
ブランドイメージを徹底して守る…広告に載せず、独自の世界観を確立する。
まとめ
スターバックスが愛される理由は、商品そのもの以上に「お客様に特別な体験を提供する」ことを徹底している点にあります。
現代では体験価値向上がマーケティングで重要な役割を果たしています。
スターバックスは、CX(カスタマーエクスペリエンス Customer Experience)に非常に力を入れています。
顧客体験(CX:Customer Experience)については今後詳しく解説していきたいと思います。
「なぜか買ってしまうスターバックスのコーヒー」
その秘密を知ることで、マーケティングのヒントを得られるかもしれません。スターバックスに足を運び、体験を改めて感じてみるのもいいですね!
今後もマーケティングを楽しく学べる記事をお届けします🙌
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オススメ書籍を紹介
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👉『スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?』
スターバックスの成功の秘密がこの一冊に凝縮!☕ 『お客様本位』『品質本位』『従業員本位』を貫き、日本でも1,000店舗以上を展開するブランド力。その秘訣はどこにあるのか?元スターバックス本社マーケティング担当者が、社内で受け継がれてきた暗黙のルール46を徹底解説。熱意ある従業員の育成法から、値引きに頼らない独自のマーケ戦略まで、役立つヒントが満載です!📚