LTVを理解しよう!顧客との長期的な関係を築く
こんにちは、ハルです。
今回は、マーケティングやビジネスの場でよく使われる「LTV」という言葉について解説したいと言思います💰
少し難しい言葉ですが、とても重要な概念です。
「LTVって一体何?」「どうやって活用するの?」
そんな疑問を解消しながら、ビジネスに役立つ具体例やnote運営への応用法についてもご紹介します。
この記事を読めばLTVが身近なものに感じられるはずです!🙌
LTVとは何か?
「LTV」とは「Lifetime Value(ライフタイムバリュー)」の略で、
「顧客一人当たりが企業にもたらす生涯価値」を指します。
簡単に言うと…
「顧客が商品やサービスを購入し続けることで、企業にどれだけの利益をもたらすか」を数値化したものです。
例えば、あるお客様が毎月1,000円の商品を1年間購入し続けた場合…
そのお客様の1年間のLTVは、1,000円×12ヶ月=12,000円となります。
この指標を使うことで、企業は「どの顧客が特に価値が高いのか」や
「どの施策が効果的なのか」を判断できるようになります。
LTVの由来と歴史
LTVの考え方は、リピートビジネスやサブスクリプションモデルが普及した20世紀後半に広がり始めました。
特に、通信販売やサブスク型サービスを提供する企業がこの指標を活用し、
広告費や顧客維持コストとのバランスを計算するために役立てていました。
インターネットが普及し、顧客データを詳細に追跡できるようになった2000年代以降、LTVはデジタルマーケティングの中心的な指標として注目を集めました。
現在では、ECサイトやアプリ、サブスクリプションサービスを展開する企業にとって欠かせない考え方になっています。
LTVがなぜ重要なのか
LTVが重要視される理由を3点まとめました。
💰顧客獲得コスト(CAC)とのバランスを取るため
新規顧客を獲得するにはコストがかかります。
その費用(CAC:Customer Acquisition Cost)がLTVを上回るような事業は長期的に見て持続可能とは言えません。
LTVを知ることで獲得コストと収益のバランスを最適化できます。
⤴️顧客の価値を最大化するため
LTVを活用すると、どの顧客層が企業にとって最も価値が高いかを特定できます。
それにより、リテンション施策(顧客の引き留め)の優先順位を決めたり、サービス改善を行ったりできます。
リテンションについては、以下の記事でも説明しています✏
🧱長期的な成長戦略の基盤を作るため
LTVを高めることは事業の長期的な安定や成長につながります。
一時的な売上ではなく、顧客と企業の長期的な関係を重視するビジネスモデルの構築が可能になります。
LTVを身近な例で解説
LTVを理解するための身近な事例を2つ挙げてみました。
☕️コーヒーショップ
あるコーヒーショップの常連客が、1杯500円のコーヒーを週に2回購入するとします。
このお客様が1年間通い続けると、500円×2回×52週間=52,000円のLTVとなります。
一方で、広告費や割引キャンペーンでこの顧客を獲得するコストが1万円だった場合、長い目で見れば十分な利益が得られると分かります。
🎥サブスクリプションサービス
動画配信サービスで、1ヶ月1,000円のプランに加入したお客様が平均して24ヶ月利用する場合、LTVは1,000円×24ヶ月=24,000円になります。
この数字を基にして広告費用やプロモーション戦略を練ることができます。
LTV向上に取り組む企業の例
🛒Amazon
Amazonは顧客のLTVを高めるために、プライム会員プログラムを提供しています。
プライム会員になると送料無料や特典映像の視聴など多くの利点があり、顧客は長期間Amazonを利用し続ける傾向があります。これによりLTVが大幅に向上します。
私もAmazonプライム会員ですが、送料無料だからと毎月日用品を注文してしてしまいます🛒😊
☕️スターバックス
スターバックスは、モバイルアプリを通じて顧客のLTVを向上に取り組んでいます。
ポイントプログラムや限定オファーを利用することでリピート率を高めています。
noteでのLTVの活用例
noteでもLTVを意識した運営をすることで、読者との長期的な関係を築くことができます🙌
1️⃣読者のリテンションを高める
👉定期的な更新やシリーズ記事の展開を行うことで、読者が「また読みたい」と思う状況を作り出すことができます。
特に有料記事では一度購入した読者が次の記事も買いたくなる仕組みにすると効果的です。
2️⃣付加価値の提供
👉有料記事の購入者に特典を提供したり、コメント欄で読者の質問に答えたりすることで読者の満足度が向上します。すると、再び購入される可能性が高くなります。
3️⃣データを活用する
👉noteの分析機能を活用して、どのような記事が特に人気なのかを把握します。
人気記事のテーマやスタイルを分析して次のコンテンツ作成に活かしましょう。
最後に
LTVは、ビジネスだけでなく、noteのような個人で運営するコンテンツプラットフォームでも重要な指標と言えます👍
ぜひ読者との関係を深める工夫を実践してみましょう!
次回も役立つマーケティング情報をお届けしたいと思います!
それではまた!
オススメ書籍を紹介
最後に私ハルのオススメ書籍を紹介します!📚
👉『ブランド・プロデュース思考 一貫性のあるブランディングでLTVを最大化させる最強の経営戦略』
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