【大阪の企業ニュース】サカイ引越センター、新幹線を利用。
先日に当ブログで紹介させて頂いたサカイ引越センターは7月12日、19日に実施した東日本旅客鉄道(JR東日本)とジェイアール東日本物流が実施する高速・多量輸送の事業化検証に参加した。
JR東日本と子会社「ジェイアール東日本物流」は12日、新幹線「はこビュン」で引っ越し荷物を初めて輸送した。
新青森駅から東京駅まで、大量の荷物運搬における料金設定や積み下ろしの課題を確認するための実証実験だ。
本年度中に新青森-東京間で5回実験し、2025年度中に大量輸送を定期化する計画である。
はこビュンは新幹線の速達性を物流に活用するため、2021年10月にサービスを開始。
当初は少量の菓子類や駅弁の輸送が中心だったが、2023年度には青森、新潟、長野で計4回の大量輸送実証試験を行った。
本年度は青森を起点に、速達性が重要な鮮魚輸送の実験を実施。
駅ホームでの乗客への影響や積み下ろし作業の手順、人員数などを検証し、引っ越し業者などの新たな取引先の需要や料金設定を確認する。
12日の初回実験では、サカイ引越センターが新青森駅に運んだ単身者2世帯分の荷物約100箱を、新青森発東京行の臨時列車「はやぶさ12号」で輸送。
引っ越し業者とJR社員が荷物をトラックからカートに積み替え、ホームのエレベーターで貨物専用車両に積み込んだ。
はこビュンの大量輸送定期化には、トラック運転手の残業規制強化による「2024年問題」に対応する狙いもある。
サカイ引越センター東日本本部の小林部長は「トラック以外の輸送手段を模索し、運転手の負担軽減にも役立つ」と語り、JR東日本の三井マネージャーは「課題を一つ一つ解決していく」と述べた。
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