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【10月31日】日銀次第でドル円は155円
現在の為替市場のトレンド
ドル円相場は、153円台での底堅さを維持しており、円安基調が下支えしている。ドル買いは一服しているが、円安傾向がドル円相場のリバウンドを維持している。また、米経済指標の強い結果もドル円の底堅さを支えている要因となっている。
今週1週間は重要な指標が多く発表され、来週には大統領選挙が待っている。
現在のような不安定な容姿が多い状況では、ファンダメンタルをメインとする私の手法の場合、テクニカルと合わせて短期トレードが主な取引方法となってくる。
今週は待ちの期間である。
朝方までの振り返り
ADP雇用統計
予想を上回る強い結果が発表され、市場は一時的にドル買いに反応したが、153円台後半で止まっている。
米GDP
米経済は7-9月(第3四半期)に堅調なペースで拡大した。世界的な逆風や11月の米選挙を控えた不透明感にもかかわらず、個人消費が底堅さを維持した。
米中古住宅仮契約指数
前月比7.4%伸びて75.8となり、半年ぶりの高水準。
本日の注目ポイント
12:00
日銀決定会合
展望レポート公表(日銀による経済見通し)
15:30
植田日銀総裁の記者会見
21:30
新規失業保険申請件数
PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター
市場の意思
市場は日銀の政策方針が今後の円相場に大きな影響を及ぼすと見ている。政局混迷と不透明感から円安圧力がある中、日銀の据え置き決定は円の下値をサポートする一方、利上げ観測の後退が円の下落リスクを高めており、米大統領選の不確実性を背景にドル買い姿勢も一部で維持されている。
植田総裁のハト派的な発言が出た場合、円安はさらに加速する可能性もある。
タカ派的に出た場合も、継続的に円高へ触れる可能性は低く、米国の経済指標次第と考えられる。
今後の推移
ドル円相場は、日銀決定会合や展望レポート発表を控えて短期的な動きが見込まれる。植田総裁が12月利上げを示唆しない姿勢を維持する場合、円安圧力が強まり、155円台を試す可能性もある。米国側でも大統領選や来年1月のFOMCに向けた金利動向がドル円のトレンドを左右する要因となりそうだ。
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現状で最も買われやすい通貨
米ドル・ゴールド
経済指標の強い結果や米大統領選の影響を背景に、ドルが変われやすい。
米国の利下げ時期に過去ゴールドは必ず上昇している。
※本記事は投資助言に関するものではございません。投資判断は自己責任の上お願い致します。