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【5月7日】ドルは堅調で推移

円の動向
イエレン米財務長官の発言により、日本政府・日本銀行による円買い介入への警戒感が薄れ、円が全面的に軟化している。これは円売りの動きを加速させ、短期的な円安トレンドを形成している。

米国の金利政策: NY連銀総裁の発言により、将来的な利下げの可能性が示唆されている。これにより、米ドルに対する長期的な見通しに変動が生じ、リスク選好のセンチメントが高まっている。

現在のドル円はリスク選好の背景のもとで、強い上昇トレンドにあり、154円を超えるレベルで取引されている。市場参加者のリスク資産への投資意欲を強めていることを示している。
ユーロ円もドル円の影響を受けて上昇しており、166円台を記録している。 
ユーロドルは1.07台後半で安定した動きを見せており、大きな変動は見られていない。

今日の注目ポイント

 豪中銀の金融政策会合の結果が発表され、政策金利の据え置きが発表されたにもかかわらず、市場はインフレに対する懸念から豪ドル売りに動いた。これは市場がさらなる利上げを期待していたことを示している。 

ドル円、ユーロ円の上昇が持続するか、特に154円を超えたドル円がどこまで上昇するかが注目される。
米国は利下げが示唆されている一方で、具体的な時期は不明確。市場はこの不確実性に反応し、短期的な投機的動きが見られるかもしれないので注意。

利下げ折込は2回で変わらず

直近の傾向

ドル円は日本市場でのリスク選好のムードにより、堅調に推移している。
豪中銀は政策金利を据え置いたものの、インフレに対する警戒感を強め、物価見通しを上方修正した。これは、インフレ圧力が高まっていることを示唆しているが、市場は更なる行動を望んでいる様子。

市場の意思

市場は、金融政策に対して非常に敏感であり、中央銀行の積極的な行動を求めている。インフレへの対応としての利上げ期待が高まっており、その期待が裏切られると通貨売りにつながっている。 ドルとユーロは比較的強い姿勢を保っているが、豪ドルのように政策に対する失望から売られる通貨も出ている。

今後の推移

ドル円は引き続き154円台での動きが確認される限り、上昇トレンドが続く可能性がある。また、市場のリスク選好が持続する限り、高値を更新する場面も見られるかもしれない。
豪ドルは短期的には下落圧力にさらされる可能性が高く、中央銀行の追加的な政策対応に注目が集まる。

現状で最も買われやすい通貨

現状では米ドルが最も買われやすい通貨である。米国の金利見通しの上昇や経済データの強さが背景にあり、投資家の間でドル買いが進んでいる。

※本記事は投資助言に関するものではございません。

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