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【2月25日】株式はエヌビディア決算まで調整局面か

市場の現在のトレンド&朝方までのポイント

ドル円相場は、株安でリスクオフの動きから円高の動きが根強く、クロス円の上値も重い。
しかし、トランプ米大統領は、ウクライナの天然資源を巡る取引で「合意に極めて近づいている様子」と述べ、ゼレンスキー大統領が今週か来週に訪米して合意に署名する可能性があると主張した。
しかし、ロシアのプーチン大統領は消極的であり、戦闘停止は「満足できる永続的な結果」得られる場合だけと述べた。
注目の関税政策についても、3月発動のカナダ、メキシコへの関税は予定通りに推移していると発言。

米ドル/円と日米10年債利回り差は縮小しており、カナダ・メキシコへの関税政策で一時的なドル買いが起きている状態。

ユーロは上昇。ドイツ選挙後、3党連立を必要としないことで、下振れ要因の一部は取り除かれ、ユーロドルは一時1.05ドル台に乗せるも維持できず。しかし、ファンダメンタルの改善や、財政問題が解決したわけではない。

株式市場は景気減速かが懸念され、リスクオフの動きが強まり、調整局面となっている。米国1強が続くかどうか、経済指標の軟化は一時的なのか、継続的なのかに注目。株式市場は高値圏で横ばいに推移しており、エヌビディアの決算を控えている。今後の推移は、決算の結果金曜日のPCEで確認できるインフレデータとなるだろう。

米国のPCEデフレーター

ゴールドについては、中央銀行のゴールド買いと、資金の逃避先として需要が高い。地政学リスクとしては、ロシア・ウクライナ以外に中東ではハマスと停戦中のイスラエル軍が23日、ハマス掃討作戦としてパレスチナ自治区ヨルダン川西岸に戦車を投入。関税政策の不透明感も買い材料として働いてきている。

本日の注目ポイント

18:20 ローガン:ダラス連銀総裁の発言(投票権なし)
3:00 住宅価格指数&第4四半期住宅価格指数 
00:00 消費者信頼感指数
01:45 バーFRB副議長の発言(投票権あり)
03:00 バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言(投票権なし)

市場の意思&今後の推移

株式については、エヌビディアの決算までは触れない。
18:20にダラス連銀総裁の発言があるが、QTについて触れた場合には要注意。実際にQTの減速はあるのか、YESの場合はドルに売り圧力が加わると考えられる。
ゴールドについては、依然として買い相場。下がるタイミングがあれば拾いたい。長期的な価値の保存はしかり、市場が不安定なときには資金逃避先となり、価格の上昇も見込める。

年内2回の利下げが織り込まれており、2回目のりさげに10月の確率が上昇した。

現状で最も買われやすい通貨

ゴールド
中央銀行のゴールド買いと、資金の逃避先として需要が高い。地政学リスク、関税政策の不透明感。金曜日のPCEで軟化を確認することができると、さらなるゴールド買いが期待できる。

※本記事は投資助言に関するものではございません。投資判断は自己責任の上お願いいたします。

※本記事は投資助言に関するものではございません。投資判断は自己責任の上お願いいたします。

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