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【1月8日】米経済指標はかなり強い内容

市場の現在のトレンド&朝方までの振り返り

ドル円に関しては、深夜に発表された米経済指標のISM非製造業景況指数JOLTS求人件数が予想を上回る結果となり、米金利の上昇からドル買いの動きが見られ、一時158円に戻してきた。しかし、米株安が影響し、円高の動きがドル円の上値を抑えている状況であり、日銀委員による口先介入もドル円の上値を抑える可能性がある。
米アトランタ連銀のボスティック総裁は、「政策決定は慎重に行うべき」との見解を示した。

米経済指標の好結果による金利上昇を嫌がり、暗号通貨市場、株式市場は下落。
S&P500種株価指数は3営業日ぶりに反落し、ナスダック100指数は1.8%安。ハイテク7社で構成する「マグニフィセント・セブン」に連動する指数は2.5%下落。前日に最高値を更新していたエヌビディアは6.2%下げた。小型株で構成するラッセル2000指数は0.7%安となった。

ゴールドに関しては。中国当局による金購入の報などを手掛かりに買い戻しが入り、3営業日ぶりに反発した金利上昇による下落幅も小幅にとどまった。

投機筋の買いポジションとスポット価格の動向:2024年以降

 本日の注目ポイント

米国市場は休場だが、米経済市場の好結果によるドル高は継続する可能性がある。その場合は、日銀委員による口先介入、実弾介入に警戒したい。
トランプ氏の発言によるマーケットへの影響も注意したい。

市場の意思&今後の推移

米国株式市場は下落して取引を終えた。堅調な経済指標を受け、インフレ再燃によってFRBの緩和ペースが鈍るとの懸念が広がった。市場はインフレとの戦いが大詰めに入ったと思っていたが、より長期にわたり高止まりすると認識し始めており、米利下げ折込は後退した。

ドル円は引き続き上目線ではあるが、トランプ氏の発言によるドル安や、リスクオフの円高圧力が強まれば、一時的な調整が見込まれる。
ユーロに関しては、トランプ政権発足への準備が進んでおり、1月20日の大統領就任式を前にユーロ安・ドル高が進行する可能性が高い。

現状で最も買われやすい通貨

ドル

米経済指標が堅調であることが背景にあり、リスク選好の流れが続けばドル買いが強まる。しかし、トランプ氏の発言でマーケットは反応を見せているため、発言内容には注意。

※本記事は投資助言に関するものではございません。投資判断は自己責任の上お願いいたします。


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