サステイナブル・カンパニーの一員になるはずだった私
どうも!マーケロボでセールスの責任者をしております!畠です。
今回インターン生から言い渡されたテーマは「サステイナブル・カンパニーと私」です。
はい、出た。壮大なテーマ。
いつもウチのインターン生は難しいテーマをぶつけてきます。笑
今回はつらつらと個人的な想いを書いていこうと思います。
私の父の話
私の父方の実家は元々福岡の田舎町で建設業をやっていました。
(TOP画の飛行機は事務所の外に飾っていた飛行機です笑)
私の父が10代の時にはすでに存在していた会社なので結構長く続いた会社です。創業何年なのかは知りません。
このあたりが曖昧なのはすでに存在していない会社だからです。
私が高校2年生の時に倒産しました。
当時、父は会社のNo2。社長は父の兄でした。
父は根っからの職人で15歳のころに単身広島で修行して20歳のころには誰にも負けない技術を身に着けて福岡に戻ってきたそうです。
それからは工事・施工の全責任を40年以上担ってきたみたいです。
父が手掛けた工事は今もその多くが残っており、道路、山のトンネル、ダムなど「マジでこれ作ったの?」っていうものばかりです。
印象的なエピソードとしては何かの手続きで本籍がある場所(会社があった町)の役所に行った時、窓口に用紙を提出した際に「畠さんの息子さん!?以前お父さんには本当にお世話になった。ありがとう!」と数人に囲まれたり笑
寡黙な父ですが本当に人の役に立つ仕事を手掛け続けていたみたいです。
私の話
そんな父の元で育った私は物心がついた頃には一緒に工事現場や事務所に出入りしていました。事務所には犬が2匹(子供が生まれて最終的には7匹)、自作の檻の中に猪(うり坊から育ててた笑)。
事務所の裏山も会社の土地だったので山菜や自然薯を取りに行っていました。ちなみに自然薯は掘り出すのがめちゃくちゃ大変なこともあって、父から「ゆんぼ(ショベルカー)で行って来い!」と言われ、小学校高学年のときにはショベルカーを運転していました笑
そしてそんな環境で育ったら自然と父が格好良く見えるんですよね。なので当時の私は教育は義務教育で終えて、高校に行くつもりはありませんでした。父の兄には跡継ぎが居なかったので、自然と自分が会社を継いでいくつもりでした。
しかし、「今の時代、高校ぐらい出ろ!」と人生ではじめて父が私の考えに反対したこともあり、高校に進むことになります。
今思えばこの時にはすでに会社はやばかったのかもしれません。
終わりは突然に
今も鮮明に思い出せますが、高校2年生の夏、父の会社は倒産しました。
部活を終えて家に帰ると父はおらず、母が真剣な顔で待っていました。
「お父さんの会社が潰れた。これまでとは生活が変わるかもしれない。あなたも将来のことを真剣に考えなさい。」
衝撃でした。
よく考えれば明らかに家に帰る時間が遅くなっていた父。なのに作業着は汚れていない。金策に動いていたのかもしれません。
「倒産」という言葉はもちろん知っていましたが、まさかそれが父の会社に起こるなんて考えてもいませんでした。
サステイナブル・カンパニーと私
ビジネスを立ち上げて売り抜こうと考えている場合なんかは当てはまりませんが、そもそも会社を潰そうと思っている経営者は基本はいないと思います。
どの会社もこれから10年、20年、50年、100年と続けて行きたいと思っていると思います。考えの深さはもちろん違いますが。
でもね。会社って潰れるんですよ。
良いものを作ってる。良い人が揃ってる。それだけじゃダメなんです。
父の会社も外から見ると潰れるはずがない会社でした。しかし、結果として今その会社は存在しませんし、父が率先して作り上げた技術を継承している人間はもう存在していません。それが残念ですし、私は営業ですから今だったら少しは力になれるかもと思ったりします。
世の中には悪い奴もいるし、時代は常に動いています。だからこそ学び続ける必要がありますし、色々な知恵を借りる必要があるのだと思います。
この日本には世界的に見ても長く続く会社が多いです。
そんな会社がこれまでこの日本を支えてきました。
おこがましいかもしれませんが、そういう会社を守っていく、より発展させ本当にサステイナブル・カンパニーにしていくのは私達の世代だと思っています。それが昭和から平成、そして令和と激動の時代の中で育ててもらった恩返しなのかなと考えています。
売上は全てを潤す、という言葉があります。
売上を生むのは営業です。事業を通してその企業に合った、そして時代に合った営業を伝えていく。そうすることで日本の誇れる企業を守ることに繋がると信じています。
最後に
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