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【ATL】Atlanta Braves戦力分析2022(投手編)
みなさんこんにちはこんばんはBraves担当のピロシキストライダーです。Bravesは昨年26年振りの世界一に輝きました!ワールドチャンピオンとして迎える2022年シーズンの戦力を分析してみたいと思います。よろしくお願いします。
今回戦力分析をするに当たってこのMLB30球団ファン合同noteBraves担当kashiさんとは野手編と投手編として分けて戦力分析することになりました。私が投手編を担当させていただきます。ですので野手編はそちらの記事をご覧下さい。
去就について
まずは昨シーズン終了後チームを去った主な投手達を見ていきましょう。
Drew Smyly
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2021年成績
29試合23先発 11勝4敗 防御率4.48 126.2回 117奪三振 WHIP1.28
1年契約で加入しなんやかんや不安定な投球ながらもローテを守り初の2桁勝利を達成したSmyly。
9月には先発ローテから外されポストシーズンではリリーフに回りました。FA後はCHCへ移籍し鈴木誠也のチームメイトに。キャリア初のチャンピオンリングおめでとう!
Chris Martin
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2021年成績
46試合 2勝4敗 防御率3.95 13ホールド 1セーブ 43.1回 33奪三振 WHIP1,27
NPBの日本ハムで日本一に貢献してからMLBに戻り主戦級のリリーバーとして活躍しているMartin。
2年半Bravesで投げてくれました。2019年の夏のTDLでTEXから加入。その年のALDSでは投球練習中に怪我してしまったり2020年は2ヶ月弱の間に2度もIL入りとスペ体質なBraves時代でした。稼働率は悪かったものの健康時は最強のセツトアッパーとして君臨してくれました。選手としての特徴は通算のK/BB6.45と非常に優秀な事。短縮シーズンの2020年に残したWHIP0.61は10イニング以上投げたNLの投手の中でベストでした。FAになりこれまた鈴木誠也と同じCHCに移籍。2016年の日本シリーズで相対したチームの選手が6年の時を経て海の向こうでチームメイトになるのです。
Jesse Chavez
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2021年成績
30試合 4先発 3勝2敗 防御率2.14 2ホールド
33.2回 36奪三振 WHIP1.01
昨年開幕直後にマイナー契約でBraves入り、6月にメジャーに上がってきました。昇格後はオープナやブルペンデーの時の先発などあらゆる場面で登板。
1〜9回全てで登板してくれました。キャリア16年で初のワールドチャンピオン。おめでとう!!
CHCとマイナー契約を結んで今オフATLから3人目のCHC入り。大ベテランらしい活躍を期待してます。
Richard Rodriguez
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2021年成績
65試合 5勝4敗 8ホールド 14セーブ 防御率2.94 64.1イニング 42奪三振 WHIP0.93
昨季前半は支配的な投球を見せていたためTDLでPIT
から加入。8月は好投を見せましたが9月の防御率が
3.97と悪化。シーズン最終登板のNYM戦も投球内容が思わしくなかったためポストシーズンのメンバーから外され、プレーオフでの登板は残念ながら叶いませんでした。オフにはノンテンダーFAとなってチームを去りました。
Josh Tomlin
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2021年成績
35試合 4勝0敗 1ホールド 防御率6.57 49.1イニング 37奪三振 WHIP1.50
Clevelandでの先発時代から一変Bravesに来てからの3年間はロングリリーフとしてチームに貢献してくれたTomlin。8月にIL入りして以降は復帰がなくそのままFAになりました。年齢的にももうMLBでのマウンドを見ることはないのかなと思いますがキャリア12年、CLE時代にあと1歩の所で逃したチャンピオンリング。ほんとにおめでとう!!
他 Grant Dayton、Edger Santanaなど
今シーズンからBravesに加わる投手達
続いて新加入の投手達です。
Kirby Yates
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2021年成績 登板なし
昨年の3月にトミージョン手術を受けたYates。現在35歳、復活できるかは不透明ですがBravesは復活できるにかけたようです。
契約は2年825万ドル(約9億800万ドル)で3年目は575万ドル(約6億3300万円)の球団オプション。
バイアウトは125万ドル(1億3800万円)です。
8月のどこかでの復帰が今は検討されてるようです。
2019年にメジャー最多の41セーブ。3年前の輝きを取り戻せるか?頑張って欲しいです。
Collin McHugh
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2021年成績
37試合 7先発 6勝1敗 6ホールド 1セーブ
防御率1.55 64イニング 74奪三振 WHIP0.94
ユーティリティ投手として活躍しているMcHugh。
通算で126先発、121リリーフとどんな状況でも対応出来る便利屋。
契約は2年1000万ドル。現時点では開幕はリリーフに回るようです。またジョージア州在住ということで地元での活躍、楽しみです。
Kenly Jansen
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2021年成績
69試合 4勝4敗 38セーブ 防御率2.22 69イニング
86奪三振 WHIP1.04
昨年までDodgersのクローザーとして350セーブをあげたJansen。てっきり再契約と勝手に思っていたので獲得のニュースが流れた時はかなり衝撃でした。BravesはWill Smithが抑えを務めていましたがかれはセットアップに回るようです。その代わりにメジャー通算701登板、350セーブの名クローザーがBravesにやってきたのです。
契約は1年1600万ドル。今年の9回は昨年よりは安心して見れそうですね。
Bravesはその他にもTyler ThornburgやDarren O'Dayなどを獲得しています。打線に目がいくチームですが投手陣も優秀な投手がそろっています。
開幕ロースター予想
今シーズンからロースターに投手を登録できる人数が13人までになりました。(ロックアウトの影響から5月1日までは28人ロースター&人数制限は無し)
Bravesファンサイト「TomahawkTake」を参考に紹介をしていきます。
ローテーション
ネームバリューはそこまでありませんが同地区のエース級投手達と張り合えるローテーションというイメージを受けます。生え抜きのスターターを成長させることに長けているBraves。往年の投手のように大ブレイクを果たす投手が現れて欲しいです。
1番手 Max Fried (左)
2番手 Charie Morton (右)
3番手 Ian Anderson (右)
4番手 Kyle Wright (右)
5番手 Hauscar Ynoa (右)
6番手 Tucker Davidson (左)
開幕後は投手は15人という体制になるようです。従って6人ローテ、9人ブルペンと言う形になります。
Max Fried
すでにFriedが2年連続2回目の開幕投手に指名されておりその才能を本格的に開花させて欲しいものです。サイ・ヤング賞、ウォーレン・スパーン賞、十分狙える位置にいると思います。
Charie Morton
2番手のMortonはBraves復帰2年目。38歳の大ベテランとして計算できる投手です。今シーズンも昨年同様の成績を残せば地区5連覇に繋がると思います。昨年のWSでの骨折の回復具合がロックアウトで心配されましたが大丈夫そうです。
Ian Anderson
2020年の鮮烈デビューから今年で早くもメジャー3年目のAnderson。昨季は中盤に離脱があり2桁勝利と規定投球回到達は逃しましたがMLB上位のフォーシームを武器に今年はフルシーズン投げて欲しいです。
Kyle Wright
昨年のWSでの好リリーフがあったWright。しかし今年がローテーション定着ラストチャンスの年でしょう。ずっと言われてるのがメンタル。昨年の大舞台での投球をぜひ力にして欲しいです。
Hauscar Ynoa
昨年はローテーションが厳しい時期に好投。満塁ホームランを打つなど活躍しましたがまさかの降板後にダグアウトのベンチを殴り骨折。復帰にも時間がかかってしまいました。落ち着いて投げて欲しいものです。
Tuker Davidson
昨季Mortonの骨折で急遽ロースター入りしてWSで先発したDavidson。未だにメジャー末勝利ですが
ローテーションに定着出来れば右投手に偏りがちなBravesローテが充実すると思います。ブレイクに期待です。
復帰を皆が待っているMike Soroka。シーズン半ばでの復帰を予定しているそうで彼が復帰、復活出来ればBraves投手陣の未来はかなり明るくなるでしょう。
ブルペン
ダブルJackson(Jay&Luke)が開幕アウトとなりました。Luke Jacksonはトミージョン手術が濃厚らしく
昨季71登板 、防御率1.98の投手を失うのは痛いですがそれでもMLB屈指のブルペンをオフの間に作り上げる事が出来ました。昨年の世界一に大きく貢献した「The Night Shift」が今シーズンも終盤のイニングを支配してくれそうです。
クローザー
Kenley Jansen(右)
セットアッパー
Will Smith(左 )Tyler Matzek(左 )AJ Minter(左)
ミドル
Collin McHugh(右)Tyler Thornburg(右)
DarrenO'Day(右)
ロングリリーフ
Spencer Strider(右) Sean Newcomb(左)
Smithがセットアッパーに周り昨年よりも強力なブルペンになっています。MLB公式サイトが選出した今期最強ブルペン1位にも選ばれており、投手層、バリエーション、支配力全てトップレベルでしょう。
懸念点としてはThornburgは昨年メジャーでの登板はなくどこまでやれるのかは未知数。O'Dayも手術明けということで心配な部分もあります。
しかしマイナーにはJacob Webb、Dylan Leeなども控えており大崩れすることはないでしょう。
総括
いかがでしたか?最後までお読み頂きありがとうございました!!Bravesを去った投手達には個人的な思い入りのある投手が多く少し長く書いてしまいました。ワールドチャンピオンとして迎える2022年シーズン。果たしてどのような戦いを選手たちはするのか!?ぜひこれを読んだ方Bravesの試合を見てはいかがですか?それでは!!
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