【ATL】2022年シーズン成績振り返り 先発投手編
おはようございますこんにちはこんばんは。
Braves担当のピロシキストライダーです。
さて今回は2023年シーズンが始まる前に2022年シーズンの選手達の個人成績を振り返って行こうと思います。今回は先発投手陣の振り返りです。
また選手一人一人に超個人的な評価をつけて行こうと思います。
評価基準は基本的には成績を元にしていきます。
SS、S、A、B、C、評価不能で評価していこうと思います。
よろしくお願いします。
まずは先発陣の紹介
ご覧のように2022年Bravesでは合計12人が先発をしました。
ベテランのMortonがチーム最多の31先発、規定投球回の162回を投げたのがFried、Morton、Wrightの3人です。
またMortonは4回目、Friedは3回目、Wrightは初の規定投球回到達です。こちらもおめでとうございます。
1年間の流れ
先発陣の1年間の流れをご紹介致します。
4月
開幕時は6人ローテーションで回していたBraves。新労使協定の締結の遅れから調整不足を考慮してこの形でした。6人ローテは4月で終わりを迎えます。またYnoa、Elderはマイナー降格となりました。
5月
5月になると通常の5人ローテーションに戻りました。
また5番手にはDavidsonが入り1ヶ月ローテーションピッチャーとして投げました。
また30日には今季大ブレイクしたStriderがキャリア初先発を記録しています。伝説はここから始まったのです!
6月
6月です。この月は今季Bravesが最も勝率が良かった月です。月間21勝6敗勝率.778と驚異的な強さで首位NYMとの差を詰めた時期です。
6月17日まで月間無敗の破竹の14連勝です。
どっかの「破竹の2連勝」とは訳が違いますね。
やっぱり野球はせ先発が大事!ということで6月は上記の5人以外は先発していません。
今季不調のAndersonが6月はQS2回達成と踏ん張ったことも先発陣、投手陣、そしてチームの好調へと繋がったと思います。
7月
7月もこの5人で1ヶ月回すことが出来ました。
オールスターブレイク後の後半戦の開幕投手はローテをいじることなくMortonが務めました。
8月
TDLでの補強でHOUからJake Odorizziを獲得しました。不安定なAndersonに変わる5番手としての獲得でした。
また15〜17日のNYMとの首位攻防戦4連戦にフロントラインスターターを当てるためにその前のカードであるMIA戦にOdorizzi、Muller、Anderson、Elderをぶつけて見事に4連勝しました。NYM戦も3勝1敗と勝ち越せたのは非常に大きく、この投手運用がなければ今年の優勝はなかったと思います。
先発5、6番手レベルの投手を下位チームに当ててそこを取りこぼさいあたり打線もそうですが先発陣(投手陣)の底力を感じます。
9、10月
いよいよシーズンも最終盤になった9、10月。
Striderが疲労で18日の先発をもってシーズンをシャットアウトしてしまうなど不安定になってしまった先発陣。やや変則的な形でローテーションを回しました。
天王山となった9月30日、10月1、2日の前後のWSN、MIA戦もローテーション下位投手を当てて取りこぼすことなく勝ち星を拾えました。
全てをまとめると上のようになりました。
やはり規定投球回が3人いるとローテーションはかなり回しやすそうですね。
Kranitz投手コーチの苦悩が少し分かった気がしました!!
先発陣評価
それではいよいよ先発陣を評価して行きましょう。
Max Fried
評価:SS
2022年成績
30試合 30先発 14勝7敗 防御率2.48 185.1回
170奪三振 奪三振率8.3WHIP1.01 rWAR5.9 FIP2.70 ERA+164
オールスター選出 ゴールドグラブ賞
サイ・ヤング賞投票2位
今季初めてオールスターに選ばれ、文句なしの成績でチームを引っ張り、サイ・ヤング賞投票では2位に選ばれたFried。
サイ・ヤング賞は満票でMIAのAlcantaraでしたが来年の受賞を期待せずにはいられませんね。
ということで評価は最高のSSとさせて頂きました。来年もエースとして頼みます!
Charlie Morton
評価:A
2022年成績
31試合 31先発 9勝6敗 防御率4.34 172回 205奪三振 奪三振率10.7 WHIP1.23 rWAR 1.6
FIP4.26 ERA+94
38歳のシーズンとして迎えた今季はリーグ5位の205奪三振と奮闘しましたが被本塁打率3.9%、被本塁打数28本は共にキャリワースト。
カーブのスピンなどはまだ超一流ですが来季は40歳まで投げるためには大事な年となりそうです。しかし1年間故障せずに投げ抜いたことや若手のお手本となっている点から評価Aとさせて頂きました。
Kyle Wright
評価:S
2022年成績
30試合 30先発 21勝5敗 防御率3.19 180.1回
174奪三振 WHIP 1.16 rWAR3.6 FIP2.58
ERA+127 最多勝 サイ・ヤング賞投票10位
今季大大ブレイクを果たしたWright。恐らくですが通算2勝以下の20勝投手は初めてかと思います。旧来的なスタッツである勝ち負けは投手の能力を示すものでは無いとして評価されないのが近年です。しかし1年間で21回も勝ち投手になることは非常に稀なことであり開幕当初の期待を大幅に上回ってくれたことも多いに評価してSとしました。
Spencer Strider
評価:SS
2022年成績
31試合 20先発 11勝5敗 防御率2.67 131.2回 202奪三振 WHIP0.995 rWAR3.7 FIP1.83
ERA+152
昨季衝撃的な活躍で彗星の如く現れたサイ・ヤング賞候補。
開幕からロングリリーフで結果を残し先発ローテに入ると圧倒的な成績を叩き出し地区優勝に大きく貢献しました。今シーズンは昨年のペースで三振を奪い、二年目のジンクスにはまらなければ間違いなく今季のサイヤング賞に近い存在でしょう。開幕から奪三振ショーを見るのが楽しみです。納得のSS評価です
Ian Anderson
評価:B
2022年成績
22試合 22先発 10勝6敗 防御率5.00 111.2回
97奪三振 WHIP1.513 rWAR-0.1 FIP4.25
ERA+81
自身初の二桁勝利を達成したもの自己ワーストの防御率5.00WHIP1.51とメジャー三年目で最悪のシーズンとなったAnderson。
FIP4.25と振り戻しに期待できますが与四球率を改善しないかぎりは厳しそうです。まだ24歳と若いので頑張ってほしい期待を込めてBとしました。
Jake Odorizzi
評価:C
2022年成績(TOT)
22試合 22先発 6勝6敗 防御率4.40 106.1回 86奪三振 WHIP1.326 rWAR-0.1 FIP5.14
ERA+78
昨年のTDLでHOUからBravesに加入したベテラン右腕。オフにFAとなりTEXに移籍しました。
移籍後の防御率は5.24と打ち込まれましたが
先発のスポットとして裏のローテで先発しイニングを食べてくれたおかげで地区優勝できました。
ありがとう!
Bryce Elder
評価:B
2022年成績
10試合 9先発 2勝4敗 防御率3.17 54回 47奪三振 WHIP1.241 rWAR1.0 FIP3.78 ERA+129
昨年4月にメジャーデビューした23歳の右腕。
8月に再昇格してからは地区優勝に貢献してくれました。
特に昨年9月27日のWSH戦では32年振りのBravesのルーキーの完封勝ちでした。
後半戦の彼のピッチングがなければBravesは地区優勝には届かなったでしょう。
最後に
以上で2022年のBravesを支えた先発投手達に評価をつけてみた、でした。
いかがでしたか?野球で1番大事とも言われる投手。その中でも1試合に1人しか立つことが許されない先発投手という役目。
今シーズンも彼らのパフォーマンスに注目です!
それでは!!
フォースと共にあらんことを