【ケーススタディ】「非常食やけど、食べな」
昨日の夜、お隣さんが
「非常食やけど、食べな」
って、インスタントのお汁粉とお味噌汁を部屋に届けてくれた。
仲居ひとり立ち、夜にZoomもあったから気がせわしくなっていたところで、
「今日はついに私も食欲がない笑笑」という言い訳で夕食を部屋に持ち帰った
で、その隙にも、「スリッパが片方ないんだけど階段落ちてませんでしたか!?」だの廊下で騒いだり云々…結局使い捨てのスリッパを出してくれて
一旦部屋入って、もう小一時間ぐらいぼーっと夕食を食べていたところへ、
コンコン、と小さいノックが鳴った。
はっとなって、急いでドアを明けたら目の前に何やら中ぐらいのパックが差し出されていて、お風呂に向かう途中のお隣さんがいた。
「非常食やけど、食べな」
って言われて、
「いいの?ありがとう、ありがたいです…」
と受け取った。
心のそこから有難いを感じとった瞬間って、私、敬語出てこないらしい。ということはさておいて、
とても心があたたかくなる出来事だったので本当に嬉しくて書き留めた。最高に染み渡る、おいしいお味噌汁だった。
そうだな、私がガンダしたところ全部遭遇されたからなぁ……
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