📗【文書版】＊ナチスに抵抗運動をしたボンヘッファー牧師の獄中で書いた詩「私は何者か」についても途中から語ります。✴️礼拝メッセージ『キリストの大使』2023年7月2日 新約聖書　マタイの福音書第10章40～42節

📗昨日の礼拝メッセージのテキスト版もここに掲載いたします⬇️

✴️礼拝メッセージ「キリストの大使」　2023年7月2日

新約聖書　マタイの福音書第10章40～42節

40　あなたがたを受け入れる人は、わたしを受け入れるのです。また、わたしを受け入れる人は、わたしを遣わされた方を受け入れるのです。
41預言者を預言者だからということで受け入れる人は、預言者の受ける報いを受けます。また、義人を義人だからということで受け入れる人は、義人の受ける報いを受けます。
42まことに、あなたがたに言います。わたしの弟子だからということで、この小さい者たちの一人に一杯の冷たい水でも飲ませる人は、決して報いを失うことがありません。」

　主の恵みと平安が皆さんの上に豊かにありますように。
　この日も皆さんとご一緒に主の日の礼拝にあずかれますことを心から感謝いたします。

　少し昔の外国の話です。
　訪問販売のアルバイトで学費を払っている学生が、ある日、空腹なのに食べるお金がなかった。彼は恥をしのんで物乞いをする決心をした。どこでもいい、次の戸口で何か食べるものをもらおう。ところが、次の戸口を開けたのが美しい娘だったので、彼は頭が真っ白になってしまった。そして、何か食べるものを下さい、と言う代りに彼は「水を一杯ください」と言ってしまった。
　けれども、娘は彼を見てあわれに思い、水ではなくミルクをコップ１杯持って来た。彼はそれを受け取り、おずおずと「いくらですか？」と聞いた。「お金なんて！」と彼女は答えた。「善意でして差し上げることでお金をいただいてはいけないと、母に教えられました」。「それでは、心から感謝して頂きます」と若者は答えた。
　若者の名はハワード・ケリーと言った。その家を後にしたとき、彼は全身に力が付いたばかりか、神と人間への信頼の気持ちも湧いて来るような気がした。ついさっきまでは、屈服して学業を諦めようかとさえ考えていたのだ。
　それから何十年も経ち、あの娘も年老いて、重い病気にかかった。近隣の医者たちには治療の術がなく、その病気の権威として名高い医者がいる大都市の病院へ彼女を送った。
　医者は、新しい患者の名前と出身地にすぐに気付き、立ち上って彼女を見に行った。見た瞬間、あの女性だと分った。彼は彼女の命を救うために出来る限りのことをしようと固く決意した。闘病は長期間にわたったが、最終的に女性は全快した。
　一方、女性の方はたいそう不安だった。入院費が天文学的な金額にのぼることを知っていたからだ。医者は請求書を綿密にチェックした後、彼女にそれを渡す前に、末尾に伝言を書き付けた。
　彼女は怯えながら恐る恐る請求書を開けた。たぶん、残された生涯の間ずっと払い続けることになるだろう。やっとのことで目を落とし、巨額の数字の長い列の最後に書かれた記載を見た彼女の驚きは、いかばかりだっただろうか。

ミルク一杯により全額完全支払い済
署名：ハワード・ケリー博士

　こういう話ですが、水一杯ならぬミルク一杯で、いのちが助けられ、莫大な治療費も全額支払われたということですね。

　さて、今日は、「この小さきものに水一杯与える者は」というみことばが出て来るマタイ第10章40～42節から、主の呼びかけをご一緒に聞き取って行きたいと思いますけれども、とても短い箇所です。イエス様が十二使徒を任命して伝道に派遣する、その時にかけられた―はなむけのことばなんて言う人もありますけれど―その一連の派遣のことばの結びのようにかけられたことばです。どちらかというとほっとするような、まぁ今日の箇所に来るまでは、迫害もされるよ、とか、世間との摩擦が起こるよ、とか、家族に分裂が起こるよ、とか、わたしは平和をもたらすためではなくて剣をもたらすために来たんだよ、とか、どちらかというと物騒に聞こえることばの数々がありました。
　それで、もうどこか悲壮な覚悟で伝道に出かけなければ、というふうに取ってしまいがちなところなんですけれども、しかし、かえって、世間との摩擦が起こったり、時には場の空気に逆らうことも言わなくちゃいけないというふうな時にも、魂の逃げ場がある。「わたしのもとに来なさい」と言ってくださっていて、その方のもとには魂の安らぎがある。一羽のすずめに譬えられた私たちが、たとえ地に落ちる時にも、神無しで落ちることはない、神さまが一緒に落ちてくださる。そこまでとことんまで共にいてくださる神の徹底的な愛が実は強調されている箇所、というのが先週39節までのところでした。(40～42節をクリーンに映すだけで再び読むことはしない)

40　あなたがたを受け入れる人は、わたしを受け入れるのです。また、わたしを受け入れる人は、わたしを遣わされた方を受け入れるのです。
41預言者を預言者だからということで受け入れる人は、預言者の受ける報いを受けます。また、義人を義人だからということで受け入れる人は、義人の受ける報いを受けます。
42まことに、あなたがたに言います。わたしの弟子だからということで、この小さい者たちの一人に一杯の冷たい水でも飲ませる人は、決して報いを失うことがありません。」

　今日神のことばとして語られましたこのみことばは、私たちがイエス様から、イエス・キリストの大使として、人々の間に遣わされて行く、ということが特に強調されています。大使は英語でアンバサダーですが、アンバサダーというとちょっと軽いイメージになりますね。英語でも日本語でも、宣伝大使といった軽い意味でも使われますが、ここではそうではないんですね。国の大使のようなものです。国の大使として行くということは、国の代表として行くのと同じでして、―私は外交官について詳しくはないんですが―外交官であること自体で、逮捕、拘束をされないんそうなんですね。そして全権大使となれば、政府の名において発言し、約束できる、国の代表として条約に調印・署名できるのだそうです。大使とはその国そのものだと思って扱いなさい、といった具体でしょうか？
　特に40節で、

40　あなたがたを受け入れる人は、わたしを受け入れるのです。また、わたしを受け入れる人は、わたしを遣わされた方を受け入れるのです。

　とイエス様言われています。実はユダヤ教の思想に、

【使者は遣わした者自身である】

というのがあるんですね。ですから、あなたがたを受け入れる人は、わたしを―つまりイエス・キリストを―受け入れる。そして三段論法なんですね。イエス・キリスト自身であるキリストの弟子たちを受け入れる者は、わたしを遣わされた方、つまり父なる神さまを受け入れる者なんだ、ということですね。

　41節の

41預言者を預言者だからということで受け入れる人は、預言者の受ける報いを受けます。また、義人を義人だからということで受け入れる人は、義人の受ける報いを受けます。

　これは、預言者と義人が、別々の人間を指すんじゃないんですね。イエス様が遣わした弟子のうちの誰々さんは、うーんどちらかというと預言者で、誰々さんはどちらかというと義人だねとかそういうことではなくて、弟子、つまりクリスチャンは皆預言者であり、同時に義人なんですね。クリスチャンのあり方の側面の中の2つをあげていると言ってもいいんですね。

　義人というのは、アブラハムとか、ノアとかを思い浮かべるでしょうか？でも特別立派な信仰者ということではなくて、聖書で義と出てきた時には、どちらかというと、正義の人とか、正しい人、ということではなくて、関係概念のことばですね。神さまとの良いお付き合い、良好なお付き合いができている人、ということですね。神と和解がなされている人、という言い方もできます。

　そして、預言者というのは、未来予知ではありません。（ノストラダムスの大予言の予言ではなくて）預金の預を書いて預言ですね。預かる、という漢字。神のことばを預かって語る者、という意味です。
　新約聖書の手紙の中で、預言しなさい、とか、ある者を預言者として、と出て来ますけれど、これは、こんにちの説教、と考えていいんですね。日曜日の礼拝で牧師が語る説教がおもだと言えるんですけれども、説教って広い意味では、聖書の解き明かしすべてを説教と言えるわけですね。それを話すのは教職に限らない。整った何十分の話に限らない。たとえ1分であっても福音が正しく語られる限り、広い意味では説教と言える、預言と言えるわけですね。ここをまずおさえておきたいと思います。

　そして、ある意味で預言者として、人々の間に出かけて行って語る。その時に、まぁ今は多くの教会で、あんまりそういう伝道方法はしない傾向になってきているかもしれませんけれど、家々を回って戸別訪問して、伝道する方策ですね。私も以前に多少はしたことがあります。けんもほろろに追い返されることも多かったですね。
　しかし、たまに、快く迎えてくださる方があります。時間を取って聞いてくださるだけでもありがたいなと思うところですが、そういう方は冷たい飲み物を出してくださったりするわけですね。
　だいたい車で近くまで来ていることが多かったですから、そこまで喉が渇いていることって少なかったですが、その心持ちが嬉しいですよね。
おまけに当時のユダヤでは、当然自動車なんてありませんから、熱い日差しの中、歩きで行くわけですね。そんな中で冷たい水一杯差し出されたらどんなに心も体も潤ったでしょうか？
もう立派な格好じゃなくて土埃に薄汚れたボロボロの服を着たイエス様の弟子たちの訪問を、イエス様ご自身の訪問だと信じて、水一杯、差し出したということですね。
この少し前のマタイによる福音書第9章で出て来るのですが、イエス様が悪霊追い出しをやっていたら、パリサイ人たちは「あれは悪霊の親玉の力を使うて悪霊を追い出しゆうがぞ。」ってイエス様の悪口を言いましたね。ここではイエス様のことをサタン呼ばわりというかベルゼブル呼ばわりをしたわけですね。ところがそのパリサイ人の見解に惑わされず、ちゃんとイエス様の訪問を受け入れる、というのが、この水一杯、ということですね。何も、イエス様に、あるいはその代理人である弟子に、何かを差し出したという行ないがポイントなるではなくて、イエス様もしくはその代理人であり大使であるクリスチャンを受け入れた、ということがポイントなんですね。
そういう者は誰一人、決して、断じて、報いからもれることはない！という非常に強い、強調した表現が(原文では)使われていますけれども、この報いって何でしょうか？まぁこのことばが普通に訳される時には、給料とか賃金の報酬、報いですね。あとは悪いことにせよ、良いことにせよの報いのことですね。悪事の報いなんていうときにもこのことばを使うそうですが、ここの箇所での翻訳は、「神の祝福」という意味での報いとも取れるし、「永遠のいのち」って訳せる、とまで言う人もいるんですね。驚くべきことです。永遠のいのちの報いから漏れることはない。

ところでこのイエス様の言われた「小さい者」というのは、もちろんイエス様の弟子たち、クリスチャンたち全員を指すわけなんですけれど、この小さい人たちは「クリストファー」なんだ、と言っている人がいます。クリストファー、どういうことでしょうか？
クリストファーというと良く聞く外国人の名前ですよね。歴史上の人物ならクリストファー・コロンブスでしょうか。現代の外国の俳優さんなんかでもクリストファーって多いですよね。言語によってはクリストフになります。もともとはクリストフォロスから来ていて、キリストを運ぶ者、という意味なんです。私たちクリスチャンは全員、キリストを運んでいる者である。だから「私たちはキリストのセールスマンなんだ」という言い方が以前一部で少し流行ったことがありますけれども、しかしそこで、キリストのセールスマンと言った時に、忘れがちなことも一つあると思います。それは、私たち自身がキリストを運ぶ者であると同時に、キリストに運ばれている者である、キリストに背負っていただいている者である、ということなんです。私たちの生涯はキリストに支えていていただいている。

そのことを考える時に、私たちは、どうしても十字架のことを外して考えることはできません。キリストは、あのゴルゴタの丘で、最も無力な、小さき者として、十字架におかかりになりました。私たちの罪のためにです。そして、その十字架の上で、冷たい水一杯与えられることなく、死んでゆかれました。かつては神から離れていたがゆえに世界全体が神に捨てられても仕方が無かったにもかかわらず、その十字架の流れ滴る血潮によって、私たちの罪を赦すだけにとどまらない。世界を救ってくださいました！

　このようなとてつもない大きな方を、この壊れかけのみすぼらしい土の器である私たちが、内に宿しているというのです。この土の器に、とてつもないキリストという光を、宿して、運ばせていただくのです。

　先週、ナチスへの抵抗運動に加わりましたデートリッヒ・ボンヘッファーの「善き力にわれ囲まれ」という婚約者に送った詩をご紹介しましたが、今日はこのボンヘッファー牧師の獄中で書いた『わたしは何者なのか』という詩を紹介いたします。
　彼はヒトラー暗殺計画にもともと積極的に加わろうと思っていたわけではないそうですね。ただボンヘッファー牧師をかばって、かくまった組織が、ヒトラー暗殺計画をしていたので、それで捕まって、牢屋に入れられたのだそうですね。こういう詩ですね。

私は何者か？　彼らはよく私に言う、
私が自分の獄房(ごくぼう)から
平然と明るく、しっかりした足どりで、
領主がその館から出てくる時のように
　歩み出ると。

私は何者か？　彼らはよく私に言う、
私が自分の看守たちと
自由に、親しげに、はっきりとした口調で、
あたかも私のほうが命令しているように
　話し合っていると。

私は何者なのか？　彼らは私にこうも言う、
私が不幸の日々を
冷静に、微笑みつつ誇り高く、
勝利に慣れた人のように耐えていると。

牢獄の中で評判がよかったのでしょう。けれど、ボンヘッファーは本当にその評判のように自分は生きているんだろうか、と自分の内面を覗き込むようにこう続けて言うのです。

私は本当に、他の人々が言うような者なのか？
それとも自分が知っているような者でしかないのか？
籠の中の鳥のように動揺し、憧れて病み、
誰かに首を締められた時のように
息をしようともがき、
色彩や花々や鳥の声を求めて飢え、
渇いたようにやさしい言葉や
人間的なぬくもりを求め、
恣意や最も些細な無礼にも怒りにふるえ、
重大なできごとを待ちかねてうろうろし、
無限に遠い所にいる友だちのことを
心配しては気力をなくし、
疲れて、祈り・思索し・創造する余力も
もはやなく、
くたびれ果てて、みんなに
別を告げる用意をする。

自分の中を見つめても、そんな強い自分はいない、って言うんです。そしてこう続けるんです。

私は何者か？　後者か、それとも前者か？
今日は後者で、明日は前者なのか？
同時にその両方なのか？　人前では偽善者、
そして自分の前では軽蔑すべき
メソメソした弱虫なのか？
それとも、私の中になおあるものは、
既に手中にした勝利から算を乱して退却する
志気沮喪(しきそそう)した軍隊と同じなのか？

こう葛藤するんですね。そしてこう続けるのです

私は何者か？　ただひとりでこう問う時、
その問いは私を嘲（あざけ）る。

　問いが私を嘲る、って、あんまり日本人の肌に合わない表現かもしれませんね。擬人法ですね。向こうの言語では、「問い」という抽象概念をも擬人化しまして、その問いが私を嘲るんだと。問いが私をあざ笑うんだというのはどういうことかというと、おそらく、そんな問いは意味がないものだということを言っているのでしょう。そして、ここで、こう語り出します。

私が何者であれ、ああ神よ、
　あなたは私を知り給う。
私はあなたのものだ

　神を見つめる時に、人々の評価の目からも、自分で自分を評価することからも解き放たれて自由にされるんです。
　世間の人々のまなざしではなくて、さらには世間の価値観を内面化した自分自身の、自分を見つめるまなざしではなくて、神が向けて下さっているまなざしに目を向ける時に、「あなたは私を知りたもう」私はこの神に愛され、ゆるされ、守られている。私はあなたのものだ。神のものだ。私の身柄はナチスに捕まっていても、身も魂もキリストのものであり、神のものである。どんな権力も、私の体を殺せても、このイエス・キリストから、私を引き離すことはできない。私は魂の牧者であり、監督者のもとに帰ったのだ。たとえばこんなふうに思ったのではないか、悲壮な覚悟ではない、魂の平安を与えられていたのではないかと想像します。

　しかし何もボンヘッファーのように、英雄視されるような特殊な状況に置かれたクリスチャンのことばかりを考えなくても、もっと身近な例を考えることができます。

　2019年ですから、もう4年前になりましたね。私はYさんのことを思い起こします。
　彼は、もう天に召されていますので、病状のことを申し上げても差し支えないと思いますけれど、ガンがあちこちに転移しまして、もう手の施しようがないほどになって、余命数ヶ月、といった状態の頃でした。
　私は彼の魂の状態はどうだろうということで心配しまして、とにかく私の陳腐なことばでは通用しないだろうから、とにかくみことばには真実に人の魂を慰める力がありますから、みことばを携えて、訪問をいたしました。私が心配そうにYさんに言葉をかけましたら、「死んでも復活すらあえ！」とこう力強くおっしゃったんですね。まぁそれは、魂の絶叫だったと思います。せっぱつまった時に出た真実の信仰告白だったと思います。義人であり、預言者・説教者であったと思います。心配そうに声をかけた私の声が吹っ飛んでしまうような、力強い証しでした。1分説教どころじゃない、ひとこと説教ですよ。でも究極の時に出て来る一言が、その人の真実の告白なんじゃないかな、と思うわけですね。Yさんは、体は最後近くまで苦痛を訴えておられたそうですが、本当に平安に、安らかに召されて行ったそうです。

　私たちも心配はいらない。イエス様がマタイ第10章19節20節で、何を言おうか心配するな、言うべきことは、聖霊が教えてくださる、いや、あなたがたの内に住んでくださっている聖霊ご自身が語って下さるのだ、とおっしゃっていますよね。
　ですから伝道だ、と言って、一昔前は4つの法則なんて冊子がよく用いられましたね。もうコンパクトに、短時間で、イエス・キリストの福音を説明できる。そういった色んな方法を用いてツールを用いて伝道のテクニックを磨いていく。あるいは神学を学んだり、聖書の原語を学んだりして、より詳しく、より説得力のある話ができるように自分を訓練して行くこと、これらはとっても大切ですし、とっても有益です。
　けれども、それらは、サブとしてというか、二次的に有益なのであって、一番は、メインは、Yさんのようなことですね。魂から出て来る叫び、その人の存在から出て来ることばですね。―心配しなくてもとっさの時に皆さんそういうことがが出て来ますから―それが一番真実に人の心を魂を打つのだ。存在そのものとして、キリストを運ぶ者、キリストに運ばれる者として、すでに皆さんは生かされているのです。そして、皆さんを、皆さんのことばを、受け入れる人が必ずいます。主がそなえてくださっています。

お祈りをいたします。
恵みとあわれみに富みたもう、私たちの主イエス・キリストの父なる御神
あなた様は私たちを、恐れ多い、もったいないように思いますけれども、キリストの大使として下さいました。この小さく貧しい者を受け入れる者は、キリストを受け入れ、神を受け入れる者なのだと、そしてそのような者は、決して、断じて、神の報いから漏れることはないのだと、力強く約束してくださいました。教会として臨在されるキリストが、全世界のキリスト者を、小さなキリストとして、キリストの大使として、世界のすべての家に遣わしてください。そしてそれらの家の人々が、小さなキリストを受け入れる者とならせてください。そのことを通して世界を祝福してください。私たちもまた、魂から、存在から出ることばを、私たちの内に住まわれる聖霊が語って下さることに、お任せすることができますように。主イエス・キリストの御名によって祈り願います。アーメン。

#ボンヘッファー #私は何者か