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日本の未解決事件 2 (世田谷一家殺人事件)

〈再掲〉

2017-11-30

世田谷の例の事件をオカルト的に考察してみる


暮れになると思い出すのが、2000年の12月に起きた、「世田谷一家殺人事件
です。2017年になった今になっても未解決事件。
で、こちらの本を買ってみました。

世田谷一家殺人事件 韓国マフィアの暗殺者 (角川文庫)

なるほど。
この事件、ヒットマンが実行犯であることは間違いなさそうです。


動機は、祖師谷公園拡張計画による立退料をめぐるトラブル。この動機も腑に落ちます。
では、ヒットマンに依頼した黒幕は誰か?
上記の本では、とある組織に属する人物を挙げていますが、私にはその線はちょっと無理があるかな…と。

ところで、事件現場になった家は、今も事件当時のまま保全されています。
祖師谷公園を拡張するために立ち退いてもらうはずが、事件のせいで拡張計画は棚上げ。
地図で見ると、なにやら不思議なことなっています。
公園の中に、ぽつんと一軒家が。
地図を眺めて思いました。
「もしや、真の黒幕は、〝土地〟そのものなんじゃないか?」と。
常日頃、その〝土地〟が持つ〝因縁〟を考えている、オカルト好きな私です。

ということで、この土地の履歴を検索。
もともとは、旧東京教育大学の農場跡地だったそうです。で、1975年に公園計画が実行され、開園。
ちなみに、この公園計画は1943年に立てられたもので、それから35年経ってようやく始動したというわけです。
が、その35年の間に公園予定地には住宅が建ち、(たぶん)計画していた規模よりも小さい公園しかできなかったんじゃないかと。
でも、公園計画があるかぎり、ここで諦めないのが行政。
なにがなんでも、計画を実行しようとします。
で、1991年より、公園を(予定通りに)拡張するために、住宅の買収を開始します。
事件が起きた現場の家も、2001年には立ち退きすることが決まっていたそうです。

ところで、この事件現場の家。ちょっとややこしい履歴があります。
それを時系列で並べると。

・前のオーナーが不動産ブローカーに騙されて、家を手放す。
・1990年、Mさん(事件の被害者)が、嫁の家族(姉夫婦と母)と共同で、家を中古で購入。
・Mさん一家と嫁の家族の二世帯が住めるように、改築(二世帯住宅)。
・2000年、Mさん、立退きの契約を締結。
・2000年12月、Mさん一家惨殺。

つまり、この家の元々のオーナーも、トラブルに見舞われて家を手放すことになったのです。
この土地に公園拡張計画があるのを知って、不動産ブローカーが狙っていたのかも。
聞いた話だと、一度立てられた公の「計画」は、必ずいつか実行されるんだそうです。そういう法律があるので、不動産ブローカーも「いつか、公園計画が再開したら、都に高値で売りつけよう」ともくろみ、元のオーナーから騙しとったのかもしれません。
それがどういう経緯でMさん一家の手に渡ったのかは分かりませんが、Mさんは、いつか公園に吸収されるであろうこの家と土地を購入したことになります。
そして、2000年。
都の立ち退き要請を受け、立退料を手にした途端、Mさんをはじめ、一家四人が惨殺されるという事件が起きます。

事件のせいで、公園拡張は棚上げ、中途半端な形で止まっています。

思うに。
この事件は、ある事情により解決することはないでしょうから(犯人が分かっていても)、祖師谷公園は永遠に、中途半端な形のまま放置される気がします。
こうなると、なにかとてつもない「大きな」力を思わずにはいられません。
「土地」の怨念とという力を。
この「土地」の目的はなんなのか。
それが知りたいところです。もっともっと歴史を遡れば、なにか分かるかもしれません。

そういえば。
事件が起きた数年後に、現場近くに謎の地蔵が置かれた…という事件もありました。
お地蔵さんは、なにかを伝えに現れたんでしょうか?

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