【自己障害紹介】「電話恐怖症」と私が面談をお断りする理由
「電話恐怖症」というものがありましてね。
私はすっかりこいつの虜です。
美少女なら良かったんだけどなー!
ただのトラウマに近いからなー!
電話恐怖症 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=4074861
かくて、Wikipediaにまとまった記事がありました。
でも、私は純粋な「テレフォビア」とは違うのかもしれません。
何しろコールセンターで働いていたことがあるくらいですから!
むしろ、外部で働いている時は電話応対をよく褒められました。
ただ問題として、異様な緊張と疲労があったのは間違いありません。
おそらく問題の根源にあるのは発達障害由来の「知覚過敏」です。
突然電話が鳴るのが本当にイヤなんですね。
ですので、2000年代から急増した「固定電話恐怖症」とは少し違うんです。
私の場合はスマートフォンの音もキライでして。
とはいえ、電話恐怖症がかなりビジネスに悪影響を与えているのも事実です。
ちょっとだけ書かせていただきましょう。
自己「障害」紹介です。
電話相手の声が聞こえない
出典:Unsplash
重度のADHDだから、マルチタスクができない。
こう診断を受けるまで、私は単に要領や頭が悪いのだと思っていました。
いいえ、21世紀になってきっちり障害とされただけであって……。
社会という大きな枠組みの中では、「頭が悪い」に類するのでしょう。
この記事をお読みの皆さんは、電話を受けながらメモを取ることができますか?
私、これがひどく苦手なんですね。
それでも、メモ用紙に自分なりの速記と暗号を書くことにより、業務をこなしていました。
しかし、電話って無茶を言う方が多いんですよ。
とりわけ古い会社のベテラン社員さんが怖いわ何だわで。
「俺の声を聞いてもわからねえのか」
わかるはずがありません。
他拠点の方で、初めて電話を取った相手です。
このパターン、他拠点の幹部以外にも偉いOBの方のパターンもあるからタチが悪いんですね。
「かわいそうに。彼らは身内に威張ることでしかプライドを守れないのだ」
そうは思うものの、自分が怒鳴られていることに変わりはありません。
まったくひどい話です。
さらに、聴力には問題はないのですが、電話だと頻繁に相手の声を聞き逃します。
音域の問題か、それとも……と思っていたら、発達障害の診断とともに有力な説が浮かび上がりました。
電話中に小さく気絶する
出典:いらすとや
これです。
私は寝ます。どんな時でも寝ます。
そして、その眠りは単なる眠りではありません。「気絶」です。
この気絶が、電話で応対している時に起こるんです。
ふっ……と1秒ほどの途絶があるんですよ。
そりゃあ、早口だったりボソボソしゃべりだったりの相手の言葉を聞き逃すはずです。
さらに、受話器を置いた後に、誰からの電話だったかキレイに忘れる。
切る前にも「恐れながら」と確認したのにです。
目の前にあるメモを紛失することもあります。
うーん、ダメ社員!
それでも、どうにかこうにかやってきました。
ありがたいことに、「リカバリーする能力と技術」には長けていたんですね。
でも、電話は心底キライになりました。
その男、短気につき
出典:いらすとや
私はもともと短気な性格だと思うんです。
「この世の生き辛さ」を感じてそうなったのもあるし、ADHDから来る情緒の不安定さが影響しているのやもしれません。
なので、電話への恐れは、電話への怒りとしても抱いています。
そんなこと言われたって、偉大なグラハム・ベルは困惑するでしょうにね。
なお、対面しての会話にはまるで支障がありません。
心底から面倒ではありますが、それが必要と感じたことならば、当然にこなすでしょう。
おそらく、私は確信めいた、あるいは盲信とも言うべき信仰を抱いているのです。
それは「電話って本当に必要か?」というものです。
ライター選考にzoom面談は必要なのか
出典:写真AC
私は面接や面談がキライです。
ニガテではありません。
素っ頓狂な性格だからか、面接はむしろ得意でした。
でも、結局、多くの会社は1年前後で私の心身がつぶれるのを見送ってきたわけです。
じゃあ、面接って何のためにあるのか?
面接論はまた別の機会に詳しくやるにしても、心から疑問に思うのです。
ライティングを主軸とするライターの選考をするにあたり、zoom面談は本当に必要なのでしょうか。
人格を文章から読み取れないならば、それは私の努力が足りないためでしょう。
物書きの道はなお途上。学ぶべきことは大いにあります。
しかし、対象の技術を認めているにもかかわらず、なお顔合わせを必須とする文化。
私にはそれが理解できないのです。
人事採用を担当していたころから、ずっとそうでした。
海外では履歴書に写真をつけることがない。
そういう話を聞いてから、なんとすばらしいのだろうと思いました。
日本では美男美女のほうが書類選考の通過率が高いとする記事を読んで、さらにその考えは深まりました。
つまり、本邦は公然と差別制度を生き残らせているのではないかと。
ただ、それでも、と自らを戒めるのです。
相手の立場になって考えてみればわかります。
彼らとて時間とコストを消費しているのですから。
「面談だけは無理ってライターは……扱いづらいよなぁ」
面談をご希望の皆様への謝罪
出典:Unsplash
こうした理由から、私は面談が必要な案件をお断りしております。
事実、この1ヶ月も数件辞退させていただきました。
私の心身に高い負荷が掛かり、体調が崩れるのを防ぎきれないためです。
しかし、そばアレルギーの人間にそばを食べさせれば死ぬように、私にとって音声通信は「死」をもたらすのです。
パニックです。
生きるために、面談をお断りしています。
私が求人サイトのWantedlyに子どもじみた罵倒を投げかけるのは、そこが原因です。
「話を聞きに行きたい」じゃないよ!
そんな「職場を訪れれば人生が変わるかも」みたいな、自分探し学生みたいな選択肢を選ばせるなよ!
でも、実際に会うことで人生が変わる人もいるのでしょう。
そういう意味からも、まことに私は社会不適合ですわね。
ライティングスキルとテキストベースのやり取りがライターの本懐
出典:Unsplash
この見出しが、私の掲げる最大の持論です。
槍の代わりにペンを持つライターにとって、口舌が何の意味を成すのでしょう?
私は、たとえあらゆるやり取りを行うにせよ、現代のコミュニケーションはログの残るテキストベースの交渉に終始すべきと考えています。
カテゴライズするならば、ある種の合理主義なのかもしれません。
でも、一定の理解は得られると信じています。
電話は他人の時間と集中を一方的に剥奪する行為です。
平和な村を襲うヴァイキングのようなものです。
私は私の人生を破壊されるのをよしとしません。
本当は手持ちのスマートフォンから通話機能を全廃したいのですが、さすがに家族とのやり取りで困ります。
なので、それ以外のやり取りは火急の要件のみに留めています。
まとめ・このテキストを自分で読んでみた感想
めんどくさいな、この真里谷ってやつ!
かようなオチにて、今回はお開き。
お読みいただき、ありがとうございました。
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