メドウスイート(セイヨウナツユキソウ)
ちょっと前から、おごとハーブガーデンメではメドウスイートが咲いています。まだ大阪でスクールや商品開発を行っていたころ、メドウスイートは、定期的に海外から取り寄せるハーブの一つでした。
メドウスイート、クリーバース、ホーステール、ダンデリオンリーフ、などなど、今までわざわざ海外から取り寄せていたハーブが、ここ滋賀県、私が活動の拠点としているおごとや北比良では、普通に野生で見られたり、栽培していても難なくよく育ちます。
私が「地産地消の植物療法」をコンセプトにするのも、ごく自然な流れですよね。
さて、おごとハーブガーデンには、ハーブに詳しい方が来らることも多く、
「あ!メドウスイートだ!」とか、
「これからサリチル酸が抽出されたのね!」と
うれしい反応を見せてくださいます。
抗炎症や痛み止めとしてのイメージの強いハーブなので、そのような使い方が一般的かもしれませんが、私のお勧めはスキンケアです。
サリチル酸の抽出には蕾が利用されたそうですが、スキンケアで使うときは花がお勧めです。
花のチンキ剤には、サリチル酸配糖体、フラボノイド、タンニンを含んでいます。
抗炎症作用、消炎作用のほかに、収斂作用も認められており、肌荒れを防ぎ、きめを整え、お肌を引き締める目的のコスメに配合されることが多いです。
以前、ドイツで見たメドウスイートは私くらいの高さがあり、立派に成長していました。
おごとハーブガーデンのメドウスイートは、まだ80センチほど。
これからの成長が楽しみです。早く花をたくさん収穫して、商品の原材料として使いたいな。
とりあえず花が咲く時期は限られていますので、今年は収穫できる分でチンキ剤を仕込もうと思います。
出来上がったころに、ワークショップでもしましょかね。