見出し画像

ペーパードライバーが一人で車で出かけられるようになったきっかけ

私が車の免許を取得したのが20歳くらいのとき。

それから1、2回は運転をしたけれど、ビビりな私は運転中に停止線よりもだいぶ手前で停車をして、後続車にクラクションを鳴らされたのがトラウマになり、かれこれブランク10年以上のペーパードライバーとなってしまった。


そんな私がちょっとした地獄を味わいながらマイカーを購入して早半年。


今では、息子のかかりつけのクリニック、近所のスーパーとドラッグストア、ショッピングモール(いずれも所要時間10分以内)、更には片道20分の産婦人科まで一人で運転して行けるようになった。

我ながらなかなかの成長だ。



ここに至るまでには、あるきっかけがあったのでその話を書いてみたいと思う。



車を購入して2ヶ月くらいは、夫に「運転の練習をするぞ」と言われてしぶしぶ運転をしていた。

運転しているときの心境は常に

・車線の中にちゃんと収まっているだろうか
・曲がる場所を間違えないようにしないと
・正しいタイミングでウインカー出せるかな
・これ以上スピードを出すのは怖いな
・焦るとアクセルとブレーキ間違えそう

などと、不安でいっぱいな状態だった。


その上、助手席からは常に

・左に寄りすぎ
・曲がるときちゃんと確認した?
・ウインカー出すの遅すぎ
・もっと早くブレーキ踏まなきゃ

と夫からの助言?注意?が届くので頭の中はパニック。

とにかく事故を起こしたらどうしよう、車の運転って怖い、、、と思っていた。


こんな調子では一人で車で出かけるなんて夢のまた夢の話だ、なんて思っていた頃、夫と喧嘩をした。

夫は何があったのかここ数日機嫌が悪かった。
ちょっとしたことで怒ってくるので私も居心地が悪く感じていた。

夫が休みの日、私からするとそんなことで?と思うようなことで怒りをぶつけられたので、今日はこのまま家で夫と過ごすのは無理だと判断。
息子を連れて家出をするように車に乗り込んで近くのショッピングモールまで運転して行った。

初めは少し緊張していたけれど、だんだんと気持ちが落ち着いてきた。
結果、何も問題なくショッピングモールまで辿り着くことができた。

なーんだ、案外普通に運転できるじゃん。と思った。

一人で運転することで自分のペースで判断をして車を動かすことが出来たのが、落ち着いて運転できた理由だと思う。

この一件をきっかけに、私の中で車を運転することに対するハードルがかなり下がった。

せっかちな夫は助手席で私に判断を求めるタイミングもせっかちだった、というわけ。笑

ただ、右折をするときや横断歩道の前、狭い道を通るときなどには、頭の中の夫が注意すべき点を言ってくれるので助かっているのも事実。
口うるさく助手席から注意されることも初心者には必要なのだと思う。


この一件のおかげで、妊娠が分かって片道20分の産婦人科を受診する必要が出てきたときに「自分で運転して行ってみよう」とすんなり思うことができた。
(息子を妊娠中は電車とタクシーで通っていた人)

次は片道2時間半の実家まで車で帰省できるようになるのが目標。


何事においても経験が一番の自信になる。
受動的ではなく能動的に、えいやっ、と思い切って行動してみることも大事だな、と思ったお話。


〜〜ここから余談〜〜

あの日、ショッピングモールに着いてから

「無事に着いた?」
「夜ご飯もそこで食べてきていいよ」
「夜ご飯代も家計から出していいよ」
「帰りの運転も気をつけて」

なとど夫から何度もLINEが来ていた。

なので私も「何か買ってきて欲しいものある?」と返事をして、夫のリクエストのお酒を買って帰宅した。

お互い少し離れたことで冷静になることができて、無事に仲直りすることができた。

「最近の俺、機嫌悪かったもんなぁ 笑」
なんて言う夫。自覚あるんかい。

普段から私に関しては心配性なのかやたらと過保護な夫。
機嫌が悪くても過保護感満載のLINEを次々と送ってくる夫に、もやもやする気持ちもどこかに行ってしまった私なのでした。



それでは。

いいなと思ったら応援しよう!