2023年7月7日内田由紀子さん アカデミアシリーズ 3回目 2023
2023年7月7日 内田由紀子さんをお迎えしてアカデミアシリーズ第3回を開催いたしました。 京都大学人と社会の未来研究院・社会的共通資本と未来寄附研究部門主催です。宇沢国際学館が企画運営です。
内田さんはこの研究部門の教授もお引き受けいただいていますが、2023年4月に人と社会の未来研究院の院長にご就任され本当に多忙な生活を送っておられます。
研究のテーマはウェルビーイング
1980年代から細々と研究をしていたのが最近注目されるようになったとのこと。個人のウェルビーイングからそれが形成される場はどのようなものであるか。社会的共通資本ともがっつり繋がります。
120分という長丁場でしたが、時間は足りなかったです。
まだまだ聞きたいことが山積みでした。
詳細はレポートが作成されますのでそれをご参照いただくとして。
快楽と幸福の関係性とアートとウェルビーイングの関係性が特に印象的でした。
快楽(Hedonia)その場、”いま”の幸福はCTRAという方法で計算されるRNAレベルでの炎症反応は上昇、つまり体にはあまり良くなさそう。
それに対して幸福(Eudaimonia)人生への評価意味では炎症反応が低下するとのこと。
もちろん、今、その場の快感は非常に重要な人生のスパイスです。
なくてはならないと個人的に思います。
とはいうものの、時間軸をのばした、視点があがった幸福感の方が体に良さそうという研究結果と解釈できそうです。
なにごとも適度に
アートに関しては、コロナで不要不急などいわれましたが、密接にウェルビーイング に関係しており、特に無関心層がネガティブなインパクトがあるとのこと。アートなんか関係ないと感じている層にもアートを!というか身近なものと感じられるようになることが重要なんですね。
the 研究者 という雰囲気でした。
本当に研究が楽しくてしようがないという感じでいらっしゃいました。
前回の諸富徹さんもそうでしたが
アカデミアシリーズはこういうことを目指していくというのが見えてきた120分でした。
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