陽だまりの彼女(ホ。フェス 小花衣こはるさん弾き語り 感想)
2月25日土曜日、京都KBSホールで行われた京都のアイドル きのホ。による音楽イベント、ホ。フェス。…のうち、わたしの推しの一人である小花衣こはるさんの弾き語りステージの感想書きなぐりブログです。
ちなみにわたくし見るのでいっぱいいっぱいで動画を撮っておりません…。このnoteも文章オンリーのため、もし読んでくださった中でまだ観ていない方がいれば、twitter「#こはる唄」で他のファンの方が上げられている素晴らしい動画をご参照ください。
(会場の写真、いっぱい撮ったつもりがおもった3割くらいしか撮れてなくて泣いた…googleフォトの容量のためには課金すべし…)
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開演前。
ポテトーク(注:きのホ。運営さんによる15分のトーク枠)の時から思っていたけど人がすごい。ポテトさんにこれだけ集まるんだもん…こはる弾き語りがこのスペースで収まるわけがない!
演者入場と逆側前方にいたので、開演前からステージ袖でそわそわ控えているこはちゃんがずっと見えていた。(ステージのイメージ↓)
https://twitter.com/koharu_kinopo/status/1630525000821403649?s=20
大丈夫だよ…ここにいる人は全員こはちゃんがすきで、こはちゃんの味方なんだよ…こはちゃんが楽しめばそれでいいんだよ…
延々と念を送った。カードキャプターさくらでさくらちゃんを応援する知世ちゃんと観月先生の気持ちである。絶対大丈夫だよ…みんなこはるちゃんのことが大好きだから…(うろ覚え)
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開演。くるちゃん考案のジングルが鳴り響き登場する。どんなボケにもツッコむ、芸人も真っ青、空前絶後の超絶怒涛のピン芸人小花衣こはるさん。(注:多少の誇張表現を含みます)
ソロステージだというのにお得意の「ヤダ〜顔」で登場、かわいいね…。くるちゃん、こはちゃんの緊張をほぐしてくれてありがとう……。
ギターを構える姿に周りの人が「オッ 歌ネタかな?」と軽く野次っているのが面白かった。
もともと緊張をほぐすためにみんなで声出しがしたいと言っていたこはちゃん。「イエーイ!せーの!」『イエーイ!』こんな牧歌的なコールアンドレスポンスがありますか。独特なテンポがこはちゃんらしくてかわいいね…。
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1曲目 桃源京/きのホ。
きのポの中でも最上級にすきな曲。弾き語りで聴けるとは思っていなかったので最初からクライマックス状態。
桃源京はほんとうに全部の歌詞がすきで、もちろん普段全員で歌っているのもそれぞれに良さがあって大好きなのだけど、全編をこはちゃんで聴けるのもまた嬉しい。(普段の桃源京…https://youtu.be/i_k8bJSr350)
ギターが止まっても楽しそうに歌い続ける姿に、「そうだよ!!それが見たかったんだよ!!!」とおもった。
生誕祭で初めて弾き語りをしたときは、今にも泣きそうに不安気に見えていた。あれからずっと練習してきた努力と、楽しむ、歌で伝えるという強い気持ち。最後の溜めてからのジャンプ。一人で、会場を巻き込んでステージを作ってる。
気持ち、伝わってたよ。こはちゃんが楽しんでいることが何より嬉しい。
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2曲目 深夜高速/フラワーカンパニーズ
初めての弾き語りライブのときから披露していた、きっと練度も思い入れも相当であろう曲。(Youtube:https://youtu.be/0K5M4aHsRZU)
魂から絞り出すような、痛々しいくらい力強い声、真っ直ぐな目。
あまりに真摯に切実に歌うから、瞬きするのも、息をするのさえ悪い気がした。
「僕が今までやってきたたくさんのひどいこと」からの畳みかけ、「どこまでも持ってけよ」が最高に格好いい。
こはちゃんはたぶん、たくさんのひどいことなんてしていない。もしかしたらほんの少しくらいしてるのかもしれない。それも振り切って、なんであろうと前に進むという強い覚悟を感じた。小花衣こはるはとても強いひと。
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3曲目 ビューティフル/毛皮のマリーズ
今回のポフェス全体を通して、わたしの中のベストアクトはこれでした。(トリのきのポは特別なので比べられないとして)
これもこはる唄チャンネルのYou Tubeで聴いたときから大好きで、毎日心の拠り所みたいにしていた歌。生で聴いたらさらに圧倒的だった。
(Youtube:https://youtu.be/s3fvDbQf-1Y)
どこか迷子のような繊細な入りから、だんだん幕が上がって光が差して、歩いたり走ったり跳ねたり転がったりしながら、高まり加速していく歌。
特に「まるで音楽のような人生」からの盛り上がり、心から今が楽しくて仕方ないという姿が愛おしすぎて苦しい。
「生きるのはつらいし難しい」桃源京、「生きていてよかった夜を探す」深夜高速からの「ビューティフルに生きて死ぬための人生」。
このステージを、こはちゃんの、こはちゃんによる、こはちゃんとみんなのための人生讃歌として受け取った。
こはちゃんが「人生」と歌うときの人生は、人生という言葉じゃなくて「人生」そのものだとおもう。うまく言えずもどかしいが。
ほかのポトモダチも言っていたけれど、もうオーディション動画とかデビューした頃は…という前置きを使わなくても、今の彼女の歌を聴けば、その人となりが分かる気がする。
こはちゃんは、この曲のキーワードである美しさ、正義について、「自分がすきな自分であること」といった。なんて優しくてまっすぐな定義。そのことが、いろいろあったこの1ヶ月わたしの人間性をなんとか保たせてくれた。
こはちゃんが歌わなければこの歌を知ることもなかったし、こはちゃんなりの美しさや正義の定義を知らなければこの歌がここまで響くこともなかった。
翌日の打ち上げで、らねちゃんが弾き語りを見てシクシク泣いていたという激尊愛(げきとうといとしい)エピソードが明かされたのもよかった…。
らねちゃんは大変かわいいので綺麗に泣いていたとおもいますが、わたしはズビズビえぐえぐ泣いてマスクをぐしょぐしょの駄目にしました。
新幹線でこれを書きながらまた涙と鼻水が止まらなくなり、気持ちが収まらず本人に怪文書を送りました。
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4曲目 プリズム/YUKI
これもtwitterに上げられたときから特に大好きだった曲の一つ。
高いトーンからの入り出し、地声から裏声に変わる時の少し鼻にかかった声が聴いていて心地いい。
優しく掠れた、ほろ苦い感じの声。ほろ苦い、ふきのとうみたいな。こはるの声はふきのとう。それかあんまり混ぜてないシナモン入りミルクティー(わたしは今適当なことを書いています)
「咲くのは 光の輪」のわぁ↗のところ、どうやってるんだろう。歌がうまい、が当たり前過ぎてふだん声の良さや表現力に耳がいきがちだけど、この曲は純粋な技術の高さにも改めて驚く。偉そうな言い方だけど。
「愛してくれる優しい人 見つかるといいね」
twitterに上げたときにここのフレーズを載せていた。見つかるといいね、と言いながら同時に、ここにいるよ、わたしがそうだよと言ってくれている気がする。きっとそう。絶対、こはちゃんはそういう人だとおもう。
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5曲目 きのみきのまま/きのホ。
4曲ですでになんというか胸いっぱいおなかいっぱいで、マスクはびしゃびしゃだし、もう、もう…状態だったけど、最後はきのホ。の曲で歌って踊って大団円!
今回の中ではいちばん弾き語りしてきたであろう曲で、リラックスしてのびのびやっているのが最高にかわいかった。
フロアに手拍子を求めるこはる。台から飛び降りるこはる。手を上げ飛び跳ねるこはる。最後のほうでギターが一瞬止まってもはにかみながら歌い続けるこはる。しっとり聴かせるこはる。かわいいよこはる。すきだよこはる。
フロアを巻き込んで堂々と振る舞う様子が頼もしく、楽しいのにしみじみしてまた涙腺が緩んだ。
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気の向くままいろんなところから書いたので、情緒の差が激しい乱文・乱筆となりましたことご容赦ください。
最後にひとつ言えることは、来年もまたホ。フェスで小花衣こはるさんの弾き語りが観たい。できれば!もっと!広いステージで!観たい!ということ。
あとこはちゃんが大好きだということ。こはちゃんがわたしにとって陽だまりだということです。