【私の場合】巨大児と一般児の出産を比較してみた
私には小学生と幼稚園児の子どもがいる。両方とも男児だ。長男は4180gのいわゆる巨大児で生まれてきた。読んでいる人が「お腹の赤ちゃんが大きいらしくて心配」「私も巨大児生んだよ!」という動機や理由で検索し、ここにたどりついているかもしれない。もしかすると誰かのためになるかもしれないので、巨大児だった長男を出産した経験を、次男との出産を比較しつつ書き残しておく。
長男と次男の出産比較
長男(4180gの巨大児)
・出産時予定日1週間と6日超過(41w6d)
・誘発入院、促進剤を使用して出産
・陣痛はスプラッシュマウンテンみたいなスピード感のある激痛
・会陰切開した
・妊娠中とくにトラブルなし。ちょっと食べづわりと逆流性食道炎になった程度。+15kgまで行って怒られる。
次男(3245gとやや大きいくらい)
・出産時予定日2週間と6日前(37w1d)
・寝てたら破水した
・会陰切開なし
・陣痛は花やしきのジェットコースター。徐々に、じわじわ強くなる
会陰切開なし。吐きづわりと逆食がひどく安定期に入る前に-5kgでフラフラ。生むまで逆食治らず。
妊娠中は次男のほうが辛かった
長男は予定日過ぎても生まれず、結局誘発入院になり促進剤を使って出産した。妊娠経過はいたって順調。つわりもほぼなし。
お腹の中の長男も特に大きすぎることも、小さすぎることもなかった。予定日の時点では「3000gはありそうだね」といたって標準。
予定日を1週間ほど過ぎてからは、医師からは「3000gは確実にある、もしかしたら3500gくらいある…かもしれないね」
このとき、まだ長男は一向に下がってこず腹のなかに居座っていたため、内診のときいわゆる「グリグリ」を受けた。とっても痛かった。
その日におしるしがあったが生まれず、結局41w5dと正期産ギリギリまで待ち、誘発入院になった。
次男はとにかくつわりがひどかった。毎日二日酔いか船酔いしている状態。とはいえ、つねに吐きっぱなしというわけではなくとにかく気持ち悪い。二日酔いの朝で「あーきもちわるい吐くかなこれ」というのが、50%くらいの気持ち悪さで常につきまとう感じだった。
しかもきつめの逆流性食道炎になった。眠いのに横になるとすっぱいものがこみあげてくるように。逆流性食道炎は出産するまで治らなかった。
陣痛は長男の方が痛かったけど、絶対大きさだけじゃないと思う
長男が大きかったからか、誘発剤のせいなのかわからないが陣痛は痛かった。とはいえ、大きさではなく誘発剤のせいだと思ってる。なぜなら、次男は長男よりもそれほど痛くなかったからだ。
長男は誘発剤からの陣痛~出産まで5時間ほどだったが、痛みがガっ!と来た。子宮と腰骨、さらに腸をわしづかみされるような激痛。
12時ごろ昼食が運ばれてきて、陣痛来たのを伝えると頑張って食えと言われた。
昼食食べているときに陣痛は飛び級式で1が5、5が10、と急激に襲ってきた。私はなりふり構わず大声を上げた。頑張って半分食べた。デザートのいちごを残してしまったのを覚えている。
陣痛室から分娩室まで移動するとき、仕事中の夫に連絡したが私では電話ができなかった。「痛くて電話なんかできないんで!」と半ギレで助産師さんに連絡をお願いしたのを覚えている。
次男のときは、夜中12時ごろの破水から数時間たってから少しずつあっ痛いな、という感じ。本当に1から2、2から3とゆるゆると痛みが来る感じだった。
長男のときの経験から「まだこんなの本番じゃない」「まだまだ痛みはくるはず」「痛いけど、まだ生まれないんだろうなもっと痛かったもの」と、病室でふうふうひとりで痛みのがしをしていた。
長男のときの陣痛マックスが10くらいだとして、5レベルくらいのときに朝の5時くらい。病室のテレビをつけたらめざましテレビをやっていた。
朝7時くらいにやってきた助産師さんが私の様子をみて内診し、「ちょっともう生まれるよ!なんでこんななるまで我慢してたの!」と怒られた。
病室から陣痛室まで移動して、ちょうど朝ごはんの時間だったので痛いけど完食。
「ちょっと生んでくるからそろそろ病院来てね」と自分で夫に電話した。その後朝9時ごろ会陰切開なしで出産。
次男は3245gだったので、「もしもこの子も超過していたら4000gは超えていただろう」と言われた。
次男を出産したあとにぼんやり思ったのは「これが自然なお産なのか」ということ。もちろん陣痛は痛かったけど、徐々に痛くなるからまだ耐えられる。
だから私は声を大にして言いたい。誘発分娩は痛いと。
巨大児その後の成長
長男はでかかったからどこに行ってもでかいと言われた。すくすく成長して、母乳もミルクもたくさん飲んで、離乳食もたくさん食べた。
でかいからあつかいやすい。けど泣き声が新生児のときからでかい、お風呂入れるのと、大きくなってから自転車載せるのが大変だった。
長男は今でもクラスで一番大きいけど、以前のように頭一個分突き抜けている、ということはなくなった。大きいけど。
手足が長くてシュッとしてる。私よりも食べるようになった。野球と肉とドラゴンボールが大好き。
次男もそこそこ大きめとはいえ、新生児期は子猫のような泣き声だった。ご機嫌がよいときに「ホ」の口にするのがとてもかわいかった。
少し大きくなってから長男よりもかんしゃく持ちでちょっと大変。でもとてもかわいい。
次男はクラスで2番目に大きい。けど12月生まれ。だから4月生まれだったらやっぱり長男と同じような位置だと思われる。
骨太体型。やっぱりよく食べる。恐竜とかわいい系のポケモンが大好き。
あと、トマト以外の野菜と大豆製品が好きで丸の内のOLみたい。
まとめ
・誘発分娩は痛い
・破水からの分娩は誘発よりはつらくなかった
・巨大児になるのは遺伝もありそう
・巨大児はあつかいやすい、大きさ関係なくわが子はとってもかわいい!