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「marisonの楽典講座」はじめに


はじめに

「marisonの楽典講座」は、演奏をしたり、楽譜を読んだりするうえで必要になる、「楽典」についての講座です。

「入門編」では、読譜・記譜に最低限必要なことに範囲をしぼり、画像やスライドを使ってわかりやすく解説しています。音楽の経験が少ない方でも大丈夫!自分のペースで、ゆっくり学習をすすめてください。

「基本はわかっている」という方でも、忘れてしまったこと、思い違いなどは結構あるものです。楽典リファレンスとして、必要な時に使っていただければ嬉しいです!(スキ・フォローしておくと便利です)

初回は、「楽典とは何か」。ここから始めましょう!

「楽典」とは?【英訳:music grammar】


楽典は「文法」の勉強なのです!

日本語で「楽典」の内容を説明すると、「記譜に関する一般的な決まりごと、および音程・音階・和音に関すること」となります。

上記の英訳だと、短くも「楽典」の本質を表しているような気がします。

楽典=music grammar

つまり、言語でいえば「文法」をこれから学ぼうとしているわけです。
そして、音楽言語は成長過程において多くの共通点があります。


音楽と言葉の習得は、同じプロセスをたどる!


言語の習得過程

ここで、私たちが日本語を習得した過程を振り返ってみましょう。

まず、周りにいる人の言葉を「聞く」ことから始まり、やがて真似をしながら「話す」ようになります。

しかし、それだけではじゅうぶんな語学力を持ったとは言えません。

さらに「読み書き」の能力を向上させるために「文法」を学び、総合的な語学力を身につけていきます。

つまり、語学力をのばすには「聞く」「話す」「読み書き・文法」の3本の柱が必要なのです。


音楽の習得過程

それでは、私たちはどうやって音楽を習得していくのでしょうか?

まず音を「聴く」ことから始まり、それが「演奏する」動機となります。この2つの能力は、常にセットで発展していきます。

さらに「より深い表現」のために「楽典」を学び、総合的な音楽力が育っていくのです。

音楽の習得も、「聴く」「演奏する」「楽典」の3本の柱が必要で、それらはつねに連携させて学ぶことが大切です。




まとめ

今回は「楽典」という言葉の説明と、「聴く」「演奏する」「楽典」が音楽習得の3本の柱であることをお話しました。

次回からは、楽典の基本を項目別に説明していきます。

「聴く力」「演奏力」をのばすと同時に「楽典」をしっかり学んで、バランスよく「音楽力」を高めていきましょう!

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