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ラグランジュ/Sou

今回の感想レビューは3rdアルバム『Solution』より
6曲目収録の「ラグランジュ」by伊根

この曲は宇宙をモチーフに作られたとの事。

公式Twitter@sou_staff_mg より

そしてこの“Souさんに歌って欲しいメロディを意識して”というの、作家として当然の部分ではあるのかもしれないけど、とても真心というか歌声を大切にされている感じがして素敵だなと思う。信頼関係がないとそれこそ出来ないことじゃないかな…


曲全体としてはとても開放感と浮遊感ある、まさに宇宙のような世界観になっていて
爽快でふわっとしたSouくんの声が最高にマッチしている。
また、オートチューン(ケロケロ)加工が施されているものの、Souくんのもとの繊細な歌声を消すこともなくより深く曲に色味を出してるように感じる。


さらに歌詞が科学的なので、Solutionというアルバムタイトルにダイレクトに見合った曲となっている印象。

~さてここからは恒例の個人的推しポイント↓

出だしから良い声。
(ボイスエフェクトがいい感じに宇宙感)
爽快癒し系Souくんらしさで言えば正しくなほど落ち着いた心地いいトーン。素敵。

“羨望と失望の合間”
Souくんのこういう囁きボイスは毎度ながらに罪。

Aメロはエフェクトかけられてなくて
感情の込め方がすでに圧巻。

一言一言区切れるように淡々と進むメロディだけど
また器用に強弱がついていて全く単調に聞こえない。
(私なんかがカラオケで歌うと平坦になるタイプの曲…)

2番と共通でBメロからまたケロケロボイス強めなんだけど、それでもわかる感情の込め方。
“誰かが叩いて”とか、静かに響く声最高。
語尾の余韻などもとてもいい。


そしてサビに入るときの開放感…!
フワーっと一気に解き放たれた感じ。
まさに身体を宇宙に放り出された感覚かもしれない。笑

重力↔無重力というか、航海灯やモールス信号じゃないけど、ひとつの信号が点滅するような緩急のある歌声。それがピコピコと鳴り響く電子音とともに波のように畳み掛けてくるのがとても爽快。
まさに声と楽曲の相性抜群!

これには伊根さんのコメントにあった、サビを聴いて感動されたというのをこちらも僭越ながら理解し体感できた気分になった。
Souくん自身もサビを推してたけど、コード進行といい声といい本当色んな面で最強だと思う。
高音の機械音みたいなハモリもすごくいい。


あとこれはネタに近いけど
曲の合間に聞こえるチェッっていうのが、チョッに聞こえてくるのが可愛くて好き。笑

以上~

率直な感想としては、どんどん溶け込むような不思議な感覚と開放感がじわっと広がるとても心地いい楽曲といったところ。この曲もすごく癖になるし、ロックとは違うかっこよさがある。全曲一押しだけど一押しです笑

最後に余談なんだけど
発売前配信で解説してた時の小話を…。

Souくんは伊根さんの楽曲が本当に大好きだそうで、丁度曲を書いてもらうことになった時に
他の同界隈の方が伊根さんに書いてもらった曲の入ったCDを発表してて
うおぉぉ~!?先やられた~!!と嬉しさ半分と伊根さんの取り合いみたいな感情が芽生えてたということを笑いながら話してたのかわいかった笑

そんなこんなで、この浮遊感ある爽快最強ナンバーがこのアルバムに入ったことによって、Souくんの世界観がより一層色濃く広がったように思う。


そもそも今回のアルバムは一曲一曲がリード曲と言っても過言ではないくらいみんな存在感が強い…!
それでいてどれも他の曲を邪魔せず、全曲でひとつの世界観を見事作り上げてるのが奇跡にさえ感じる。まさに神アルバムだよこれは…

残りの曲の感想レビューを書くのがとても楽しみ。(前にも言ったねこれ笑)

ではまた。


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