Mrs.ヒューズ/Sou
今回のレビューは新作アルバム『Solution』より
5曲目収録の「Mrs.ヒューズ」byてにをは
この曲はてにをはさんテイスト抜群の少し懐かしさを感じる裏路地系ミディアムロックナンバー。
時々素っ気ないというかどこか見透かしたようなSouくんのロック調にハマる低音が毎回てにをはさんの曲では引き出されてるんだけど、今回も健在。
所々で織り交ざる力強いこの声がいいスパイスになっていてかっこいい。
全体的にはSouくんの爽やかさや柔軟さがこもっているので緩急のバランスも凄く安定してて。
この絶妙な感覚が出せるのがSouくんならではの持ち味だよね。本当に素敵。
エフェクトのかかった歌から静かに始まり、
早く 早く!でエンジンがかかる。
そこで聴いているこちらの気持ちもグッと上がる。この引き付けるような上げ方ニクいなぁ…
Aメロまでの歌い方は全体的にかわいい感じ。
でも少し気を抜くとたまにあの例の素っけない声が出てくる。反則。
~ここからはいつもの推しポイント~
“気付けなくても”の突然脱力からの色気出してくるの心臓に悪い
Souくんの“アンタ”…
実際他人に言われるとムッとくるけどSouくんに言われるとキュンしかないよね笑
サビは一言一言の出だしとか力の込め方
からの語尾の抜き方すごく好き。
Souくんってかっこいい曲でも勢い任せに最初から最後までワーッといくんじゃなくて、あくまでワンフレーズ毎にエンジン噴かすように進めていくので、聴いていて置いてけぼりにならなくてすごく安心感がある。
“ゆっび先〜”みたいに思い切り歌ってるところ◎
サビの途中で仕切り直しみたいに入る英語の部分はSouくんの歌い方も相まって本当にかっこいい。
“あさましさ”
の“あ”の声出てるか出てないかの溜めた歌い方とってもいい。
“眠れるかな”
“れ〜る”の部分のメロディ何度か出てくるけど
ここのこぶし回し綺麗。
そして最後の“お願いだミセス”
ここ神業炸裂してる…この囁くような“お願い”
こんな一瞬の一言にここまで感情込めて歌えるのはSouくんしかいない。もう言い切ります。
そのあとの“ミセス”の裏声もね、
これが俗に言うエモさというものだろうか。
Souくんの歌声って的確な語彙が見当たらないほどなんとも言えない良さがあって困る…
とにかく最後のサビにも出てくるこのワンフレーズは最強。この曲で一番エッジの効いてる部分だと思う。
サビの後の余興?部分
エフェクトのかかった機械的な歌が今までとギャップあってすごくいい。
個人的にこのメロディも懐かしい感じでとても馴染みやすい部分だったりする。好き。
ラストサビは後ろでギターがうねってるのかっこいい。
Souくんの緩急ある歌声といい感じに絡み合ってる。
~以上~
それにしてもSouくんの程よい爽やかさと脱力感とかっこよさが見事にミックスされてて、アップテンポすぎない曲調と綺麗に噛み合ってるので聴けば聴くほどに味が出てくる曲だと思う。
いやぁ…こんな味濃いミディアムロックは久しぶりに出会った。
Souくんの歌声だからこそここまで咀嚼できるんだろうけど、数あるアルバム曲のひとつでこの熱量は本当にやばい。私が。笑
全てのレビュー書き終えたあと灰になりそう。うん。きっとなってる。
そんな罪な歌声をまだ体感していないという方は、ぜひともご視聴あれ。必ず癖になるはず。
それではまた。
追記(余談)
アルバム発売前配信を聞き返していたら、Souくんがこの曲の最初の部分がかっこよくて最初静かに始まるんだけどそこから来たー!って感じになると言っていて、実際聴いた時Souくんと同じ感覚だったのが何か嬉しかったというだけのお話。(なんかすみません…)
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