19日目 自宅療養がはじまる
水曜日。PCR陽性の結果を受け、市の保健所、感染症保健対策課から連絡が来る。
これまでの経緯を聞かれ、今の生活の状況や協力者の有無など色々と質問される。基本的に一人暮らしの場合はホテル療養を勧めるとのことだけれど強制は出来ないので…という説明だった。兄と父、どちらも入院している状況を考えるとホテルに入るのは見送りたかった。一度でも入ったら療養期間が終了するまで出られないからね。現時点では症状も軽かったので、途中から不安になったらホテル療養に切り替えるというパターンで落ち着いた。
毎日、朝晩、検温と酸素飽和度をチェック、保健所から連絡が行くので報告する。何か異変があれば必ず、連絡をする。解熱剤は市販品ならアセトアミノフェンのタイレノールがおすすめです。など、色々アドバイスを受ける。
レンタルのパルスオキシメーターを送りますと言われたが、既に持っていたので自前で使うことにした。そして解熱剤や、咳止めの薬も友達がすぐに届けてくれた。コレが手元にあるかないかで不安の度合いは全然違ったと思う。
最短の自宅療養の終了予定日が知らされ、最後の3日間に熱が出たら、72時間延長になるなどの条件も聞かされた。こんなに長い期間、家を出ないことなんて今までに一度も経験したことがない。未知の生活が始まった。
20日目につづく
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