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猫と暮らすのは猫世界を尊重するということ#うちの保護いぬ保護ねこ

猫がそばにいてくれるのは小さい頃から当たり前のようになっていて、外を歩いていても猫と目が合うことが多い。だがそれだけ野良猫といわれる外で暮らしている猫がいるってことだ。

男の子8歳女の子9歳。だいぶ落ち着いてきた。

我が家のふたりは、繁華街でカラスに狙われていたところを、バイトしていたライブハウスのママが保護し、ウチにお迎えした。
最初はやんちゃすぎてどうしたらソファにおしっこしないか、ふすまを破かないか、研究しまくった。過去に飼った猫たちは、家と外を行き来してサザエさんちのタマのような状態だったから、いたずらがわからなかったのかもしれないが、このふたりのやんちゃぶりにほとほと手を焼いた。

女の子ねこはよく舌を出したまま忘れてる

そのうち彼らが何をしたいのかをよく考えるようになった。わたしはそれまで物言わぬ存在を育てるのが苦手だった。植物は枯らすし、猫たちは家のものを荒らしていく。どうすれば快適に一緒に暮らせるだろう。

男の子ねこはだっこがきらい。そのわりに甘えんぼ。わたしの匂いがあるところが好き

猫たちの声をよく聞くことにした。猫にも表情がある。怒ったり泣いたり笑ったりする。何をしたいかどうしてほしいのかを表情と鳴き声で感じるために、ふたりをよく観察した。

女の子ねこは箱入り猫

さむいあついおなかすいたあまえたいかまっていらいらするむしするなおやつちょうだいあそんでのどかわいたトイレきれいにしてしらないひとがいてこわい

男の子ねこはよくむすっとしてカメラを見る

彼らの要求が100%わかるわけでもないし、こちらも応えられるわけじゃない。でも歩み寄ることでわかることがある。

男の子ねこは女の子ねこをいじめる。縄張り主張なのか

彼らには彼らの世界があって、それを人間の世界に当てはめて考えないってこと。彼らは何も悪いことはしていない。人間の価値観を猫に押し付けていないか。

ムスメ撮影の男の子ねこ。「遊んでやってもいいよ」

猫たちは人間の邪魔をしてるわけじゃなく、むしろ寄り添ってくれている。病気になったら心配してくれたり、泣いていると慰めてくれる。人間のほうが歩み寄ることが足りないのではないか。

ふたりでひなたぼっこ。男の子ねこがいい場所をうばいとった。

彼らの世界は人間の世界と同じで、いろんなルールや感情があって、その上で彼らは人間に『合わせてくれてる』気がするんだ。
もちろん外で危険な目に遭ってて保護された運のいい猫たち。感謝の気もちがきっとあると思ってる。
だからわたしも彼らに応えていく。

うちに来てくれてありがとう。
ずっと仲良く一緒だよ。



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PONO@こもりびと
ひきこもりの創造へ役立てたいと思います。わたしもあなたの力になりたいです★