読書日記*ふたりのきりこ
偶然にも『きりこさん』が主人公の本を2冊読んだ。
ふたりとも自分の人生を生きようともがいていた。
簡単だけど感想文。
『3千円の使いかた』の著者が贈る終活応援小説、と帯に書いてあるこの本は、ブックカフェに置いてあって思わず買ってしまった。
老親を介護して気がつけば結婚もせず76歳。老後の不安を解消するために桐子が選んだのは、「刑務所に入ること」だった。
パートナーである親友を亡くし、ひとりで生きていくこと。パートナーといえど他人という壁に慄き傷つき、その末に向かう先が刑務所