2019年 11月17日 心神喪失者等医療観察法を廃止しよう! 全国集会にむけて 山本眞理 アピール
私たちは 1974 年に全国「精神病」者集団として結成以来、精神衛生法撤廃を掲げてきました。そして差別 立法に改正はあり得ない。改正議論には一切乗らないという姿勢を取り続けてきました
精神障害者だけ障害のないものとは違って安直に拘禁されることこそ差別である。撤廃を私たちは主張し てきました。
そして障害があるからと言って、障害のないものとは違った手続き基準で人身の自由が剥奪されることは あってはならない。それが障害者権利条約の無差別平等、から導き出される障害を要件とした拘禁の禁止 です
強制医療強制入院の禁止です
現状精神保健福祉法により拘禁されている仲間について放置するのか、と問われれば、そうではない、障 害者のアドボカシー活動こそが重要、精神病院や強制入院に限らず、あらゆる場面での障害者の権利主 張の支援組織が必要、虐待や拷問を避けるためにもおよそ拘禁の場面、刑事司法だけではなく、精神保健 福祉法や医療観察法だけではなく、保護や教育を掲げてはいてもあらゆる施設における外部からの監視 組織、権利主張の応援組織は必要、地域生活の権利確立のために必要な支援獲得のためにもアドボカシ ーは必須です
障害者による障害者自身のアドボカシー組織こそが求められている
精神病院だけ強制入院だけに対応する権利擁護システムは結局強制医療強制入院制度の正当化しかも たらさないことはこの間の改正なるもの、の歴史で明らかです
今ヨーロッパ評議会の決議のように、強制を障害の特質と結びつけることなく、なぜ強制に、する側、地域 社会が依存してしまうのか、その依存から抜け出す道こそ求めていかなければならない
障害があろうと人間です 他のものと平等な権利保障を
本日配布資料
ある会員のメールから
https://acppd.org/a/1888
ヨーロッパ評議会 議員会議決議 精神保健分野における強制の廃止 人権をベースとした取り組みの必要性 2019年6月26日
https://acppd.org/a/1733
合意文書
https://acppd.org/wp-content/uploads/2018/07/16e59110d06ba963898b63ee8f888c55.pdf
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