シナモンロールを焼く日
「小麦粉(パン用)を2、30袋くらい買い占めているおばちゃんが居る」
買い出しに行った友人からクレイジーな沙汰を知らせるメールがあり
(グレープフルーツを30袋・箱買いしている男も居たそう)
フィンランド人の買い占めるもの選択ミスってないか。と、思ったけれど
もしもパンの買い占めが起きたら?パン屋が閉まったら?
(腐るやろ。と思うのでフルーツ男は割愛する)
長期化しそうなこの状況、おばちゃんの動きは間違ってないのかも。
(パン屋も閉まってないし、パンも沢山売ってるので多少ミスってるとは思う)
パン至上主義(知らん)なフィンランドでは
これしか選択肢ないんか、ってほどカフェもパン屋もシナモンロールばかり。
華やかな店でもジャム乗ったのがあるかな、くらい
バリエーションが無くウィンドウケースは茶色でびっしりだ。潔い。
アンケートしたら「ほかの好きちゃうし。」くらいのもんだろう
日本でシナモンロールと呼ばれるものより美味しい。
カルダモンと小麦の風味がくせになる素朴で、地味なやつ
NYやオーストラリアで流行ったバターやグレイズたっぷりのやつじゃない
「噛めば噛むほど」の形容がエイヒレ(炙り)の次にしっくりくると思う。
さて、焼けたロールの結果だけれど
目をつぶって(集中して)丁度いい程度しか、甘くなかった。
都心で歩きながら食べたら味がしないかも知れない
こねてる時に生地に粘りがある気がして粉を足したし
カルダモンが好きでたっぷり3倍は入れたし、勝手にクルミも入れた
つまり全然分量を守らなかった。
Metallicaを聴かせながら生地を寝かしてた辺りからやり直したい
(フィンランドはヘビメタ大国)