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コンテスタント&モデルが準備すべきこと

 ミセスコンテストが花盛りです。
全国でさまざまなコンセプトのミセスコンテストが開催されて、チャレンジする方が増えているのは素敵な事ですね。

チャレンジした全ての方が必ず美しくなられます。美しさの目標ができるからです。ビューティキャンプに出てレッスンを重ねたり、同期の方が急に綺麗になられるのを見たりする「あの刺激」が女性を美しくするのです。

 初めて参加される方は、高いハイヒールを買って、ドレスを用意したらコンテストで楽しめると思っていらっしゃるかもしれませんが、準備が足りないともったいないことになります。

 せっかくのチャンスを生かすためにコンテスタントは次の準備が必要です。

1   立ち姿で魅力的な第一印象を作る

2   歩き出しで人目を惹く

3  歩き方を自分らしく美しくする

4  止まり方で印象付ける

5  回り方で魅力を振りまく

6  ポーズで自分の魅力をアピールする

視線の配り方で観客を虜にする

8  笑顔の作り方で観客を笑顔にする

9  お辞儀の仕方で品格を出す

10  スピーチの内容を充実させる

11  スピーチの仕方で思いを伝える

 これらを服装やシチュエーション別に作っていくのです。
 そして、これらを全て用意してから、最後にやらなくてはならないのが、上記の全てを流れるように振る舞うことです。
ここが一番大事な所です。1つ1つをしっかり練習することができると「できた!」と思われてしまうかもしれませんが、その間を自然につなぐことができて初めて美しい立ち居振る舞いが完成します。

 これはコンテスに出場される方だけでなく、一般の方でも意識されると、日々の立ち居振る舞いが美しくなり、人目を惹くようになります。


では1つ1つ見て参りましょう。

1   立ち姿で魅力的な第一印象を作る

 人前に立っただけで「話をしてみたい」「おいくつくらいなのかしら?」「どんな人生を歩んでこられた?」など、相手が感じたとしたら大成功ですね。立ち姿や姿勢はノンバーバルなコミュニケーション。つまり言葉以外の表情や姿や身振り手振りで相手に与えるコミュニケーションです。これは言葉で伝える以上に多くの情報を相手に伝えます。

 私が思う魅力的な立ち姿とは、リラックスをしているが胸は開き腰や首がスーッと立っている状態です。普段背中が丸まっている方が良い姿勢を取ろうとすると、胸をぐーっと開きすぎたり、背中に緊張が入りすぎてしまいます。不思議なことにこの緊張は周りの人にバレてしまっています。

 立ち姿にはその方の生きる姿勢も現れてきますので、日々の積み重ねが大切ですね。「姿勢は一日にしてならず」です。

この項目については、別ページでも詳しく書いていますので、よろしければこちらもお読みください。

note 立ち姿で魅力的な第一印象を作る



2   歩き出しで人目を惹く

 魅力的な立ち姿から踏み出される1歩目は、見ている方の期待を背負っているのをご存知だったでしょうか?
美しさというのは数値化できない部分もたくさんありますが、誰もが「美しい」と感じる何かがあります。魅力的な方を見つけたら、その最初の足がどのような軌跡を通って、降ろされて行くのかに目が行くものです。


 コンテスタントの方や人前にでる方々は最初の2-3歩を大切に出していただければ、あとは少し気を抜いて歩いていただいても大丈夫です(笑)。多くの方の目を釘付けにすることができます。

note  歩き出しで人目を惹く


3 歩き方を自分らしく美しくする


 いよいよ歩いて参りましょう。
ご自分の体型や雰囲気、魅力を出せるように、歩幅やスピードを変えてみたり、その時の装いに合わせて歩き方を変えていきます。
 美しい脚をお持ちの方でしたら、その脚線美をお見せできるように歩幅を出して歩くのがオススメですし、腰つきが魅力的な方でしたら、柔らかく動く腰を魅せるように歩かれたら素敵ですね。

 長年歩きをお伝えする仕事をしていて、課題と捉える方が多いのが「腕の動かし方」です。腕の動きは印象に残りやすいので、腕の動きがお身体やイメージと合わないと悪目立ちしてしまいます。

 腕の動きを意識して毎日生活される人は少ないので、腕の動きを「こうしてみてください」とお伝えすると、頭では理解できても身体がいうことをきかないというケースが多く、右手と右足が一緒に出てしまう方が続出します。やればやるほどその沼から抜け出せなくなるのですが、繰り返しチャレンジして行けば、ある時フッとできるようになりますので、まずは良い歩きのイメージ動画を何度も見て、頭の中でしっかりイメージしてから、歩いてみてください。

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4  止まり方で印象付ける

  コンテスタントはランウェイを歩き、必ずどこかで「止まる」ことになります。その時に身体はどちらに向けますか?お顔はどちらに向けますか?どんなスピードから止まりますか?そして次に動くための準備をして止まれていますか?

 ここまで考えられて止まることができると、それは歩いた。止まった。というブツ切れの動作ではなく、歩きのアクセントに「止まる」が入るような感じになります。このニュアンスが文字で伝わるでしょうか。(難しい〜)


5  ターンで魅力を振りまく

 ターンとは、真後ろを向いたり、回転することに加えて方向転換も含まれます。舞台の上で上手から下手に移動したり、客席側から入場して後ろ姿から正面に向く時は、ターンの遠心力を使って、皆さんの魅力をいろんな方向に振りまく絶好のチャンスです。

 重心の位置が変わるので足元の不安定さが心配な方もあるかもしれませんが何度も練習をしてこの素晴らしいチャンスを最大限生かしていきましょう。


6  ポーズで自分の魅力をアピールする

 いよいよポージング。キメ!の瞬間にどんなポーズを作られるでしょうか?過去の出演者のポージングから、好きなポーズを3-4つ選んでご自分で行ってみましょう。何回か行って身体がしっくりとするものになさるのが良いですね。

 必ず当日に着用するヒールと衣装で考えてくださいね。体重の掛け方などでイメージが変わりますし、手を腰に当てるという場合、ドレスのデザインに合わせて、手の高さを変えるという必要も出てきます。様々な観点からポージングを決めていきましょう。


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7  視線の配り方で観客を虜にする

 視線には力があります。
広い会場だったとしても舞台上の人の視線がこちらに向けられているかどうかは感じるものです。会場の全ての人と目を合わせるようなつもりでウォーキングやポージングを行うように練習しましょう。

 視線の使い方ができるかできないかで、印象が大きく変わります。視線の入れ方視線の残し方はシーンに応じて変えて行きましょう。


8  笑顔の作り方で観客を笑顔にする

 笑顔はいつだって魅力を引き出します。みなさんはどのくらい笑顔を持続することができるでしょう?  何十分も笑顔のままでいられますか?
 お顔は筋肉なので、ちゃんと鍛えれば笑顔を長時間キープすることができます。ですがキープだけだと心も固まっているお人形みたいになってしまうので、心の揺らぎに合わせて笑顔も微笑からにっこり笑顔、弾ける笑顔までいろんな笑顔をできるように練習が必要です。

 この練習は鏡を見ながらではなく、ぜひ歩きながら行ってみてください。身体とお顔を連動させていくのがオススメです。 

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9  お辞儀の仕方で品格を出す

 舞台の上で必ずお辞儀が入ります。プラットフォームが高いとはいえ14-15cmのヒールのままで、頭だけを前に倒してしまうと、身体のバランスが崩れて倒れてしまうか、膝が曲がってしまいます。
 ドレスでハイヒールの場合は、お尻を後ろに引きながらお辞儀を行いましょう。このようにすると前方に倒れる心配もなく、膝が曲がることもありません。

 そしてこの時に、胸=デコルテでお辞儀をするように意識しましょう。頭から下げようとすると背中が丸まってしまって美しいお辞儀ができません。細かいところまで意識を向けて所作を行うことで品格がにじみ出てきます。


10  スピーチの内容を充実させる

 コンテストでのスピーチは15秒〜60秒。「エントリーナンバー○○番」から始まって、「ありがとうございました」までの間に、ご自身がなぜこの大会に臨もうと思ったのか、どんな存在でありたいのか、などを伝えていただきます。

 15秒ではいろんなことは話せないと思われるかもしれませんが、テレビのコマーシャルが通常15秒だということを考えると、内容を吟味すればかなりの内容を盛り込むことができます。
 五/七/五で作る俳句のように、不要な言葉は省き必要な言葉だけでまとめます。そしてそれを声に出して読んだ時に、聞くだけで意味がわかるかどうかのチェックも忘れずに。書き言葉と話し言葉は違います。同じ言葉でも自分の思いが乗せやすい言葉とそうでない言葉があるので、文章が出来上がったら、実際に声に出して最終決定をしましょう。

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11 スピーチの仕方で思いを伝える

 スピーチの内容が出来上がったら、伝え方です。
大げさすぎる身振り手振りや服装と合わない大声は個人的にはどうかなと思いますが(笑)全く動かないのも話しにくいですし、小さな声では思いが伝わりません。話の内容に合わせて、自然に手や身体の向きが動いたり、大きな声でなくても届く声は練習しておくと素敵ですね。ただしこれは大会によって様々な意向がありますので、あらかじめ調べておくといいでしょう。


 ここまで11項目をそれぞれ作り上げたところで、これらが流れるように繋げるというのが残っています。

 ポーズの後に歩き始めるにはどうするのか。
 スピーチを終えた後、どうやってマイクから離れるのか。

 

などが出てきます。ですからまずは11項目を別々に丁寧に作り上げ、その後に全てを繋げて練習することをお勧めします。


そして番外編
階段のある舞台の場合はどうするのか。
です。

 登るときはまだ良いのですが、降りるのは本当に難しいですね。怪我をしないようにヒールのかかとをステップの壁に当てるようにして階段の形状を足で探りながらゆっくり降りるようにしましょう。


本気のコンテスタントのみなさんはこの行程を1つ1つこなし、ドレスを着てハイヒールを履いて、何度も何度も練習をされます。その練習量が自信に繋がり、ご自身の輝きに変わります。

 せっかくコンテストに出場できるチャンスを得たのでしたら、楽しくやれるところまでやってみましょう💛


全てのコンテスタントを応援しています。


練習が終わったら必ず足をほぐしてくださいね。それをしないと大会の後に足の不具合が出てきてしまいます。
コンテスタントのためのFoot&Bodyケア これ必須です↓
https://note.com/marippo/n/n75dbca1561e9



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