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【映画感想】トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦



■最高過ぎる!
カンフー映画であり任侠映画でもあるし
血の繋がらない家族!
仲間!
そしてドチャクソパワーのあるアクション!
キャラが皆良過ぎる!
ボスが強い!
チンピラかと思ったら強い!
そしてラストの生活の映像に泣かされる!

■本当に圧倒的なパワーがあるんですよねぇ。
香港の歴史的にも70年代80年代の九龍城というのは
この国の人の想いが凝縮されたような時代なので。
真っ当に取りこぼしなく丁寧に掬い上げようと。
そして爆発力を持った情熱をも描き切ろうと。
全ての役者やスタッフが最高のパフォーマンスを持って向かい合ってる。

■どうも昨今の香港映画は低迷気味らしい。
まぁ韓国映画強いし。
ジャンキーチェンとかはもうハリウッドに出やってるわけだしね。
映画全体もすごく盛り上がっているとは言えない。

だったらなんだ!
そんな時こそ最高の映画撮ってやろうじゃねーの!
というわけで最高の香港映画が出来上がったわけですよ!

■そんな遠くない昔、1992年まではあったのよねぇ。
イギリスの植民地として香港自体も
中国の支配からは割と自由だったけど。
九龍城はさらにその中でもイギリスもどこの国の支配も受けない
謎の無法地帯になった。

その巨大違法建築ビルは奇妙な魅力を持って
日本の僕らにも伝わっていたが。
そこにはやっぱり住んでいる人がいるのだよ。
生活がそこにある。

■そしてその無法の世界を維持するのはヤクザの仕事。
移民や貧困の問題などいろいろを抱え込むが。
溢れる力を持て余す若者達もいる。

■しかし、近代化に基づき政府は九龍城の取り壊しを進めようとしている。
住むところがなくなって困るぜ。
というのも当然あるが、一応土地の権利者があるので
国が買取してくれるわけなのだ。
お、だったらこのゴタゴタに紛れてその権利奪っちまおうぜ。
っていう外部のヤクザ組織も動き出す。

■さぁ、一大抗争バトルの始まりですよ。
中華な彼らは当たり前のように武術の心得があって強いのです。
カンフー、棒術、気功法!
おっとそれは通背拳なのかい?

もう全ての組み合わせの戦いがどんどこ繰り広げられる!
もちろん九龍城の複雑な建物内を上下左右の飛び回っての大アクション!
たまんないねぇ!

そして敵として対峙した者と友になったり。
ボコボコにされた超強い兄貴に生活の世話をしてもらったり。
お、俺の居場所はここなんだーーッ!!
なんて言わしてしまえる。
情の世界、任侠なのかしら?
グッと来ちゃいますよね。

■そして遂には敵対勢力との全面戦争だ!
憎しみではない!
俺は友を兄者をここに住むの者達の居場所を守るために戦うんだーーッ!!!

なんて感じで超熱い!

■そして弱い奴が一人もいない。
全員強い!
主人公が一番強いってこともない。
誰が強いかなんて戦ってみないとわかるかよ!
これは本気の戦いなのだ!
なんて思ってしまえる。

面白過ぎるし!
楽し過ぎるし!
熱過ぎる!!

なんて幸せ!
力が湧き上がってくるかのようですよ。
感謝感謝の喜びよ!

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 - クロックワークス

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