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【漫画感想】ダンジョン飯 最終13&14巻
■うわー!最終巻13&14巻読んだー!
すげー!
あまりの面白さに悶絶している。
サイコー過ぎる…ッ!!
■悪魔との対峙と解決でまだ終わりではないのだよなー!
あらゆることが怒涛の勢いで決着していく!
■悪魔を悪い奴と描くわけでもなく、
かと言って本当は良い奴なんてこともせず。
ちゃんと人間の埒外の恐ろしい思考をする存在として描かれてあって、
うっとりしてしまう。
■圧倒的絶望感!
なのに悪魔の結論は皆を幸せにすることで
自分自身の欲望も叶える。
何も悪いことはないような気はするのに。
それは絶対的に最悪だと分かる。
無邪気に楽しそうに。
怒りもせず。
淡々と実行してゆく。
■そして今や渦中の中心人物となってしまったライオス!
彼の気持ちが分からないという読者の人も結構いたみたいだが。
これで分かってもらえたんじゃないだろうか。
そうなのだ、彼はそうなのだ。
ちゃんと純粋にそうだっただけなのだ。
■迷宮の崩壊が近づく。
魔力が途絶えるかもしれない。
そうすると蘇生の魔法が使えない。
つまり本当の死が迫ってくるということだ。
■決断と実行をしなければ。
全てが滅び去ってしまう。
それともゆりかごのような幸せで永遠になるのか。
■…とかいったシリアスな展開なのに。
ギャクシーンはそこに向かって
ますます冴え渡るのだ!
もうなんか無茶苦茶笑ってしまったし。
泣きそうになりながら笑ってしまった。
マルシルは可愛いし、
登場人物たちはみんな愛おしい!
なんという幸せだ!
■そうして幸せな瞬間というのは
気心の知れた仲間と飯を食うことなのだ。
そうです、これはグルメ漫画だったのです!
■いやー、当初グルメ漫画ブームの折であったので。
作者本人はファンタジーの方が描きたくて
グルメ漫画の皮をかぶって編集者の要求に応えつつも
本来のウィザードリー的迷宮を描くのだな!
…なんて思っていましたが。
そのグルメ漫画部分でも本気だったのだ!
しかも人間の食欲という根源的なところまでも
掘り興してしまうような途轍もないパワー!
■食こそ全て!
人間は食によって成り立っている!
引いては世界とは食により存在し得るものなのだと!
そう!
豚肉1日7000キロ、
卵1日5万個、
鶏肉3000キロ、
餃子1日200万個。
食は万里を越える!
食は王将にあり!
もとい!
食はダンジョン飯にありといえよう!
■さぁ、皆で食卓を囲もう!
暖かいスープを飲もう!
焼きたての肉を食べよう!
新鮮な野菜を!
絶妙な調味料で!
抜群の調理法で!
それが人間の生きる力!
世界平和の道はここからなのだ!
食え!
話はそれからだ!
「ダンジョン飯 13巻」九井諒子 [ハルタコミックス]
TVアニメ「ダンジョン飯」公式サイト
極楽京都日記: 【漫画感想】ダンジョン飯 最終13&14巻 https://kyotogokuraku.blogspot.com/2023/12/1314.html?spref=tw