アラハバキが遮光器土偶という情報は偽書由来なので流布しない
女神転生で知ったアラハバキは、土偶だった。それはどうやら誤った情報であったらしい。
アラハバキって遮光器土偶じゃないの?怒られるって何?から検索スタート。
ちなみになんでメガテンの土偶型アラハバキにキレてる人がいるかっていうと、あれ1970年代くらいに自分で書いた古文書(古文書ではない)を「これが歴史の闇に葬られた真の歴史だ!」とか言って発表したヤベーやつがいて、その古文書(古文書ではない)に出てくるアラハバキが元ネタだからなんですね
— LOLISKY (@qvvXwosbJA) June 4, 2020
投稿2。アラハバキ王、長髄彦=ナガスネヒコとある。
大府にある高山古墳跡。アラハバキ王ってどういう人?かぐや姫も祀られている。非常に不思議な場所。
— あつなり (@Mp9y8vebo18bnWL) June 17, 2020
今度調べてみよう。 pic.twitter.com/RCzC6HQ2DZ
遮光器土偶と関連付けたのは偽書とのこと。
むしろ「アラハバキ」の方が『竹内』には出てきませんね。柳田国男や中山太郎のエッセイにも出てくる神名ですが遮光器土偶と結びつけてメジャーにしたのは『東日流外三郡誌』@f_hizikata
— 原田 実 (@gishigaku) September 9, 2014
ここで遮光器土偶とメガテンの関連に言及あり。
アラハバキ様可愛い
— 滝沢千円 (@Taki1000) December 6, 2018
(※遮光土偶=アラハバキというのはメガテンを経由して広がりましたが、出典はかの高名な偽書「東日流外三郡誌」なので気をつけましょう)
偽書は町おこしだった!>以下に言及あり。
『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」』読んだ。膨大な偽書をつくった理由が地域おこし詐欺商法とわかって納得。手段が偽書じゃないだけで今でもそういう詐欺コンサルいるよなー。 https://t.co/iRrCuZbJH2
— 肌がたべるジェリー (@hadajelly) January 8, 2020
万城目学さんもご存知の有名な偽書の様です。
偽書事件にまつわる本を読むのは『東日流外三郡誌』(集英社文庫)しかり、嘘の裏側をそっとのぞきこめる愉悦があるのですが、『椿井文書―日本最大級の偽文書 』(中公新書 )は量が膨大、かつ地域に溶けこみすぎて、もはや分離は無理かも、というくらい負の成果を挙げていて、改めて思ったのは高校時代、
— 万城目学 (@maqime) June 5, 2020
6/18は劇団新感線の「五右衛門VS轟天」を観劇していたのですが、当時は新橋演舞場でいのうえ歌舞伎「アテルイ」と時期が被っていた由。
そしてここにもアラハバキ。