見出し画像

魅せるファッション

先日、友人のファッションコンサルをした。

彼女は、2年前くらいにクローゼット診断とファッション同行をしたことがあった。その時は色々試着はしていたものの、とても違和感を感じている様子だったのを今でも憶えている。

今回彼女は、意気込みと在り方が確実に違うのを感じていたので楽しみでだった。

その日の彼女のコーデ。

画像1

動きやすさ、両手が空くスタイルが好み。

ファッション同行をする前に、彼女の内面の話を聞いた。女性らしい服装に抵抗がある感じは2年前と同じではあったが、今回はそれにチャレンジしたいという意気込みも感じた。

ファッション同行で一番大事なのが、やっぱり本人の意図。

私がどう伝えても、本人に変わりたい意思や自分の違う姿を受け入れたいと思わない限り結局違和感を感じて、受け入れられないまま終わる。

話をして彼女を感じて似合うスタイルは、女性らしい柔さ、メリハリ×程よいフェミニンさ。彼女の女性らしいボディをきちんと表現することがポイント。隠すのではなく、”見せる=魅せる”

彼女は胸が大きめ。彼女はそれがコンプレックスだと言っていたが、私にはそこが彼女の美しい魅力だと感じていた。その魅力に気付けるファッションを提案。


画像2

店頭に入って一番最初に目がいった柄のパンツのコーデ。彼女は、ボタニカル柄がとっても似合う。大胆な柄でも繊細なタッチがとても似合う。そして、淡めのカラーリングが白い肌にマッチして彼女をより美しくする。


画像3

次に着てもらったのが、胸の形がはっきりと分かるタンクトップのコーデ。白のボトムス合わせてすっきりとした着こなし。ここまでは私が言ったものを着ていたのだが、このシャツは彼女が自分で選んだ。シャツの提案はしたが、この色が着たい!と自分で言った。

その時、わたしがすごく嬉しくなった。自分で好きを選んで楽しんでいる姿が嬉しかった。やっぱり私は本人が感じて、何を選びたいかを大切にしたい。

それがとても明確になった気がした。


画像4

淡々と試着を続けるの彼女。少しずつ、硬い笑顔が柔らかくなってきた。少し落ち着い印象にまとめたコーデ。スカートに抵抗があったけど、ロングスカートかつ、動きやすいってことでオススメした。着ている彼女をみて、髪型も少し触らせてもらって、+イヤリングで女性らしさをぐっと引き上げてみた。印象がまた変わって、より可愛くなった。


画像5

そして、最後に彼女が今日穿いてきたデニムとのスタイリング。上のコーデとのアイテムの着まわしを提案。彼女が自分で選んだシャツをプラス。女性らしくスタイリッシュなスタイリングが完成。

最後の彼女は、違う表情になっていた。試着しながら、自分で自分を許可をしていってるように感じた。抵抗はありながらも、それを感じて味わって、そしてまた着て感じての繰り返しを諦めず、逃げずにやっているように。その姿がかっこよかったし、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとう。


今回、彼女はほとんどの服を買った。彼女の覚悟を本当に感じた。


そしてその帰り、彼女からのヘアピンとワックスを買ったよ。のメール。

彼女の中の何かが動き出した。それを感じて嬉しくなった。


ファッションからその人がその人らしく。

そして、コンプレックスを感じていたとこが、以外と魅力的だったりすることを感じてほしい。


ファッションを通して触れ合う人たちが、めっちゃわたし最高やん!!っていう世界を創る。


やっぱりファッションが好きだ。

いいなと思ったら応援しよう!