レッドアリーマー2の感想
魔界村シリーズは一作もクリアできてないどころか1面を突破できたものも無いんですが、スピンオフのレッドアリーマーはGB版もSFC版のデモンズブレイゾンもクリア済み。で、このFC版も今回プレイしたんですが、「あれっ?」ってくらい簡単にクリアできて拍子抜けですね。
単純に難易度が低いこと、時間切れの要素がなくじっくり進められること、アクションのテンポがゆっくりめなこと、同時多発的な対処を迫られるシーンが少ないこと、これらがすべて自分向けなんだと思います。
つまり、2Dアクションにありがちな「水流に逆らって穴をジャンプで超える」「異なる2体の敵を一緒に対処する」「敵に対処しつつ落ちる足場を乗り継ぐ」こういったシーンがほとんど無いんですね。
敵は1体ずつ処理すればいいし、残り時間が無いから一般的なアクションゲームのようにゴールへ向かう圧も少ない。そしてレッドアリーマーはダッシュができず移動も弾速も遅めで攻撃するときには立ち止まる必要がある。これらの要素がすべて、マリオやソニックのようなプラットフォームアクションゲームとは真逆のプレイフィールを生み出す要因になっているんじゃないかなと。
難易度については前作GB版では2つ目のステージであるビッグタワーモンスターが長丁場・パワーアップ(ライフ・ジャンプ力・滞空時間)なし・一撃死多数ってクライマックスぶりだったけど、今回はそういった壁になるステージが浮かばない。徐々にではあるけれど序盤から継続的にパワーアップしていくし、ライフ管理も余裕があって、ボスは動きを見切らなくても近づいてのゴリ押しでしばしば片が付いた。他にもフィールドの移動スピードが大幅に向上しており、シンボルエンカウントだからステージ間の移動もスムーズでとにかくストレスフリー。
一方で、RPGパート(と呼ばれるもの)の意味が薄い。お使いイベントのみでストーリーが進行するのは時代とかRPGメインのゲームじゃないからで流せるけど、中に入れる建物が色々あってもだいたいは無人で、使える施設が魂(コイン)と残機の交換所だけというのはあんまり。せっかくの快適な移動速度も、フィールドに何も無さ過ぎて探索する楽しみ、敵と戦う楽しみがスポイルされてて虚無。
ストーリーが前作の焼き直し(というか話の筋はほぼ一緒?実質的なリメイク?)なのはともかく、ボリュームもかなり少なく感じた。
それでも攻略ページの力を借りずに1~2日でクリアできるFCのアクションゲームということでまずまず満足しました。サクッと遊ぶにはこれくらいでちょうどいい。
(2024/4/8にクリアして感想を書いておいたんですがアップロードを放置してました)
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