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デザイナーの転職活動記:【ポートフォリオ編】

🕒5分で読める、デザイナーの転職活動記


こんにちは、Nozakiです。
今回は、私が3年半勤めた制作会社を退職し、RAKSULに入社するまでの転職活動についてお話しします。
「デザイナーの転職ってどうやるの?」「初めての転職で何から始めたらいいかわからない」といった方々に、少しでも参考になれば嬉しいです!

転職活動を始めたきっかけ

そもそもなんで転職をすることにしたの?というお話しからします。
入社エントリーでも少し触れましたが、前職はデザイナーが3名体制の制作会社でした。

私以外の2名はデザイナー歴10年以上のベテランの方々で、年齢も一回り上でした。デザイン実務未経験で入社した私にとって、毎回いただく丁寧なフィードバックはスキルを磨く貴重な時間でした。

ただ、そんな環境で働く中で「もっと近い世代のデザイナーたちと切磋琢磨したい」という思いが強くなりました。
また、制作会社ではクライアントの意向を最優先する働き方が主でしたが、自分たちのサービスを直接成長させる経験を積みたいと考え、事業会社への転職を決意しました。

入社エントリーはこちら↓

ポートフォリオ準備

「よし、転職をしよう!」と思い立ったものの、デザイナーの転職活動にはポートフォリオが必須です。
ポートフォリオがなくては何も始まらない!というわけで、早速作成に取り掛かることにしました。

以前、専門学校の課題や個人制作の作品をまとめたポートフォリオをStudioで作成し、就職活動で使用していました。しかし、久しぶりに見直すと気になる部分が多く、この際、修正するより一から作り直そうと決意しました。

今回はFigmaを使い、ワイヤーフレームの作成からスタートしました。
さらに、BehanceやViViViTで公開されている他のデザイナーのポートフォリオを参考にしながら、掲載するコンテンツを決定しました。
特に以下の構成が多くのポートフォリオで共通していたため、自分のポートフォリオにも取り入れることにしました。

  1. リード文(簡単な自己紹介)

  2. スキル(使用可能ツールや言語)

  3. 制作物のビジュアルやプロセスの説明

  4. 業務外での制作物

  5. プロフィール(経歴や趣味)

制作物の選定と振り返り

制作物を選ぶ段階になり、どれを載せるべきか迷いました。前職で多くの業界案件に携わったものの、3年半分を振り返る作業は膨大でした。ここが特に骨の折れる作業でした。

Slackでのやり取りを見返し、成果物に至るプロセスを整理しました。この振り返り作業は本当に大変でしたが、自分の仕事を改めて見直す良い機会にもなりました。

各案件はNotionを使って以下の情報をまとめました。

  • デザイン期間

  • 使用ツールと担当範囲

  • やり取りがあったSlackチャンネル名

  • プロセスの参考となる資料やURL

Notion上でまとめた情報

こうして振り返りを行いながら、規模の大きい案件を重点的に取り上げ、ポートフォリオ用の素材を整えていきました。

完成までに費やした時間と作成の工夫

情報整理に10日、ワイヤーフレームの作成と文章構成に1週間、デザイン作業に1週間と、約3週間を費やしてようやく完成しました。

ポートフォリオのデザインは"シンプルでわかりやすいこと"をコンセプトに、Figma上で作成したものをPDFに書き出して、1ページずつ見られる構成にしました。面接の際に深掘りされることを前提に、自分の言葉で説明できる状態を目指し、採用担当者が短時間で全体像を掴めるよう、情報量や文章量が多くなりすぎないよう調整しました。

作成したポートフォリオの一部

また、気になる企業の採用ページに掲載されている募集要項から、求める人物像、必須経験、歓迎経験を確認し、スキルごとにまとめました。

例えば、RAKSULではプロダクトデザイナーの募集要項には歓迎する経験としてソフトウェアのデザイン経験、スマホアプリのデザイン経験が挙げられています。

その情報を踏まえて、ポートフォリオでは該当するプロジェクトを目立つ位置に配置することで、自分のスキルが企業の求める条件とマッチしていることをわかりやすく伝えられるように工夫しました。

各企業の募集要項からまとめた能力ごとのシート

ポートフォリオ作成には労力がかかりますが、自分のこれまでのキャリアやスキルを可視化する良い機会になりました。このプロセスを通じて得られた自己理解は、面接でも自信を持って話す助けになったなと思います。

次回は、「面接対策編」で面接前、面接後に行っていた工夫についてお話ししていきます!


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