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可愛い歳月

昨日友人が紹介していた、スピッツの「君と暮らせたら」に出てくる「可愛い歳月」がとても目に残っていて、歳月ってなんだっけなと調べてみた。



としつき。
物事がその中で未来から現在を通り過去へと流れる、経験の連続体。

光陰。
星霜。
春秋。
烏兎(うと)。




いやもうなんか、単語そのものが可愛い。

星は1年に天を1周し、霜は毎年おりる。
月にはウサギがいて、太陽には鳥がいる。

そうやって目の前を感じながら暮らすのって、きっと結構たのしい。そんで体験の連続を笑いあえる君がいたら、きっと幸せ、な、気がする。





今年はあっという間だったね、
春なんて近場しか行かれなくてさ、
一瞬で過ぎてしまったよね。

って言う話は、一昨日打ち合わせの席でしたのだけれど、そのときに「この年になってそうやって地魚のような生き方ができることが楽しい」と、写真家の方が言っていた。

今まではメジャーばかり追いかけていたんだけどね、って、笑いながら。




彼の言う「地魚みたいな生き方」もきっと、可愛い歳月を過ごすひとつだろうなと思い出して、あたたかい気持ちになった。

私が言い換えるなら、可愛い歳月はなんだろうなあと考えている。

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