バナウェ (Banaue) でライステラス・トレッキング
フィリピンのバナウェに行ってきました。バナウェはライステラス(棚田)が有名で、世界遺産にもなっています。
この記事は、バナウェへの移動と、ライステラス・トレッキングについて、私の体験を書きます。
バナウェへの移動
私はバギオからバナウェへ向かいました。バギオ→バナウェのバスは 3:30 到着予定ですが、実際には6時に着きました。
バナウェ到着後、ホテルまでの移動
バスは街の中心から 1km 離れたところに着きます。
バスを降りるとトライシクルが待ちかまえていて、声をかけてくるのですが、私はびびって、勧誘を無視して歩いて街に向かいました。
トライシクルを経験した現時点で考えると、素直に乗せてもらえばよかったと思います。
バナウェに早朝に着いた後、どうすればいい?チェックインできる?
計画段階から、バナウェ到着後からチェックイン時間までの長時間をどう過ごしたらいいか、不安でした。
実際、バスではあまり寝れなかったので、できれば少し休みたい。
バナウェに到着後、早朝6時過ぎに、その夜泊まるホテルに行ってみました。
するとありがたいことに、すぐにチェックインさせてくれました。超アーリーチェックインです。おかげでベッドで休むことができました。
私が泊まったのは "Uyami's Green View" というホテルです。(当然ながら、とてもおすすめのホテルです)
チェックインできるかどうかは、部屋の利用状況や、ホテル側の都合もあると思いますので、ベターな方法としては、事前にホテルに連絡して希望を伝えておく(早朝にチェックインしたい等)とよいと思います。
ライステラス・トレッキングの予約
ライステラス・トレッキングの予約は、街の中心に観光案内所があり、そこでできる、と聞いていました。
私が観光案内所に行くと、一人の男が待ち構えていました。"How can I help you?" 的なことを言っていた気がします。
騙してくる気満々のように見えて、警戒しましたが、彼と話すしか手が無いので、「ライステラス・トレッキングに行きたいんだ」と相談しました。
彼の名前は、「フレディ」。いや、挨拶されたときにちゃんと聞き取れなかったのですが、仮にそう呼ぶことにします。
フレディは「ライステラスはたくさんあるよ、どこに行きたい?おすすめはココとかアソコとか、どう?」とマシンガントークで説明します。
もちろんこちらはよく分からないので、「じゃあそれでお願いします」というしかありませんでした。
私が出した条件は、帰りのバスが 17:30 なのでそれに間に合うようにしてほしい、ということです。それは問題ないとのことでした。
翌日に Batad, Bangaan の 2 箇所を回るコースに行くことになりました。
次に値段の話になります。
フレディが提示してきた金額はガイドブックの記載より若干高かったですが、了承しました。
「金は今もらうよ」というので素直に先払いしました。
するとホテルでのお迎え時刻と行き先を書いたメモを渡されました。これが領収書のようです。
払ってから思ったのが、金だけ取ってバックれらてもどうしようもないな、ということ。もう信じるしかないんですが。
翌日の予約はできたので、追加で、今日午後から軽く1箇所行きたい、と相談したところ、近くにあるという Banaue View Point に行くことになりました。
1日目のライステラス・トレッキング
時間どおりホテルに迎えに来たフレディは、「もう一箇所増やすのどう?」と提案してきました。
ベッドで少し寝て元気になっていたので、お願いすることにしました。
ただ、当然ながら追加費用を請求されました。「ああオレ、カモられてるのかな」と思いながらも、ここまで来てケチってもしかたないと思い、フレディに全乗っかりすることにしました。
追加されたのは Hapao Rice Terraces です。
トライシクルで Hapao に向かいます。
運転手はフレディとは別に連れてきていて、フレディはバイクの後ろに乗り、私はキャビンに乗ります。
トライシクルには初めて乗りましたが、 乗り心地は想像どおり、地面のガタガタがダイレクトに響く感じです。すぐに慣れましたが。
Hapao に着くと、入口で Registration の手続きが必要なのですが、すべてフレディがやってくれました。それはそれで怪しい気もしたのですが。
手続きが終わると、フレディは女性を一人連れてきて、「彼女がガイドだ」と言いました。フレディはガイドでもなかった。じゃあ、おまえ何もしないじゃん?
彼は「君からもらったお金はみんなでシェアするんだ」と言います。
お、なんかいいこと言ってる。彼は本当はいいやつなんじゃないか?と疑う気持ちが薄れてきました。
トレッキング 2 日分でそれなりの金額を払ったけど、この人たちの生活に回るのならいいかな、と思えてきました。
Hapao Rice Terraces
Hapao Rice Terraces は、すばらしかった。広いライステラスを 1 時間半くらいかけて歩きます。最奥には温泉があり、入ることもできます。
おすすめのライステラスです。
その後、当初予定していた Banaue View Point にも行きましたが、濃い霧で何も見えませんでした。。。
フレディはこれを知ってて、Hapao を勧めてきたのだろう。
ライステラス・トレッキングの流れ
ライステラス・トレッキングは、そんな感じで進みます。まとめると、
トライシクルでホテルに迎えにくる
水、食料は持ったか?と聞かれます。無い場合は売店に寄ってくれます。
トライシクルに乗って、トレッキング開始地点に行く
ライステラス・トレッキング
トレッキングが終わると、運転手がちゃんと待っていてくれる
トライシクルでホテルに戻る
途中にビューポイントがあれば寄ってくれる
2日目のライステラス・トレッキング
2日目は Batad, Bangaan に行きました。
今回のガイドはフレディ自身でした。やっぱりできるんじゃん。
2日目のトレッキングが終わって、ホテルでお別れするときに、フレディから「17時にトライシクルで迎えに来るよ、バス停まで連れて行ってあげる」
との申し出が。
料金をたずねても「いや、いらないよ」とのことで、フレディ、最後までいい奴でした。
結局のところ、私が勝手に疑ってただけだった。
ごめんなさい。ありがとう!
念の為の補足
この話は「フレディはいい奴だった」という結論になってますが、皆さんが現地で交渉する際はすべて「自己責任」でお願いします。
何ごとも警戒心をゆるめずに対応してください。