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「一生旅人」がモットーのはるごろうさん。「旅人」として生きていくと決めた彼女の人生には何があったのか。彼女が旅する目的とは。
旅を副業にする、スタート地点。
POOLO JOBは、旅を仕事の1つにするトラベルクリエイターコースです。3カ月間、実際に旅を仕事にするトラベルクリエイター講師の講座や、プロ編集者の添削サポート付きのライティング課題・SNS課題などに、30-50名の仲間とともに取り組み続けるあたらしいコミュニティです。
https://tabippo.net/poolo/course/job/?source=media
今回は、POOLO JOB3期生、車で日本一周中のはるごろうさんにインタビューを行いました。
はるごろうさんのモットーは「一生旅人」。 はるごろうさんは、5月2日から車で日本一周に挑戦しています。仕事を辞め、自分の生き方を選んだはるごろうさん。何が彼女をそうさせたのか、旅をする理由は何なのか、彼女の人生を一緒に紐解いていきましょう。
日本一周を実現しているはるごろうさんだが、学生時代は迷子な一面もあって…
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ーはるごろうさんの学生時代を知りたいです。どんな学生でしたか。
一言で言えなくて、旅を知る前の学生時代と知った後の学生時代に分けられます。
旅を知る前の学生時代は、自分の殻に閉じこもっていました。中学校から大学2年生まで、常に人の目を気にして、何も興味がない時代。やりたいこと聞かれても何がやりたいのか、自分でも分からない状態でした。
ーその時の具体的なエピソードはありますか?
はい、極論ですが、友達の真似をして、看護師の学校に私も入ろうかなって思ったこともあるぐらいでした。そんな自分のことが嫌いだったなっていう学生時代の前半。
ー今のはるごろうさんからは想像がつかないエピソードですね!学生時代後半のお話をお願いします。
旅を知った後は、好奇心が旺盛で、何にでも挑戦するような学生でした。「やりたいことはやる」、「海外に行きたかったら絶対に海外に行ってやる」というような活発な学生時代後半でした。
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好奇心旺盛になったはるごろうさんを待っていたのは就職という現実
ーはるごろうさんのキャリアについて教えてください。
元々誰かの背中を押せる存在になりたいなって思って人材派遣の会社に入りました。福岡で10カ月間、携帯販売員として働いてました。
ー働いていた期間の中で、何か変化はありましたか。
自分が働いていた店舗が人手不足で、新卒の私が働いて半年で、リーダーを任されました。数字をひたすら追い続けるタスクがありました。
ー半年でリーダーのポジション…凄い経験ですね。10ヶ月働いてみて、はるごろうさんにとって、その働き方は自分に合っていましたか?
新しいことを勉強できたので、最初のうちは働きやすかったです。ただ、リーダーになって、自分に プレッシャーがかかってくるようになってからは、どうしてもプレッシャーを感じて働きづらさを感じていました。
それと同時に、うまく営業がかけられなくなってしまい、「私がリーダーでいいのだろうか」という、自分の中で葛藤がありました。
ー半年でリーダーになるって、すごいなって思います。そこから、お仕事はどうなっていったのでしょうか。
人材派遣会社を辞めて、1年間リゾートバイトをしました。
ーどこで働いていたのですか?
1年間で5箇所回りました。伊豆、伊勢、箱根、愛知、長野のスキー場で働いていました。
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ー1年間で色々な景色を見てきたんですね!リゾートバイトをしながら、はるごろうさんが好きな「旅」をすることはできましたか?
車を持っていけるリゾートバイト先では、休みの日はほとんど出かけていました。好きな時に、好きな場所で働きながら、訪れた観光地を旅することができる、リゾートバイト。日本には、まだまだ沢山の魅力があることを知るきっかけになりました。
「一生旅人」がモットーのはるごろうさんにとっての原体験の旅とは
ーはるごろうさんの中で忘れられない旅は何ですか。
大学2年生の時に参加した、タビイクのバックパッカー育成企画です。1人で海外行きの飛行機に乗って、1人で現地の空港まで行くことが初めての経験だったので、 それが自分の中で忘れられない旅になっています。
タビイクとは、「旅がしたい。」だけど、不安で一歩踏み出せない人の為の1週間の旅の練習から始まる現地実践型。海外を旅するスキルを手に入れることができる旅人育成プログラムです。https://tabiiku.net/
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―タビイク中の旅で忘れられないエピソードはありますか?
その時は、タイとカンボジアの2カ国に行きました。タイからカンボジアに陸路で横断する予定でしたが、そのカンボジア行きのバスが全然来なくて、自分たちは乗り遅れたのかと最初は心配していました。
しかし周りを見ると、他にもバスを待ってるっぽい人がいて、「とりあえず待ってみよう」という話になり、待つこと2時間……何の悪気もなくバスが来たことが、自分の中で忘れられない出来事でした(笑)。
ー確かに、日本で2時間待つなんて有りえない出来事で、カルチャーショックをうけますよね!人との関わりの中で忘れられない出来事はありましたか?
この旅の中でよくトゥクトゥクに乗っていて、 タイからカンボジアに行くときの道でも乗せてもらいました。しかし降りる時になって、最初に言われた金額と違う金額を言われ、ぼったくりに合いそうになりました。その時、タビイクの引率だった人が英語で交渉をしてくれて、 その人が言った言葉が今でも忘れられないです。
「カンボジアはよく行く国だから、こんなことされて悲しい」
と、ぼったくりをしようとしているカンボジア人に伝えていました。そしたら、このやりとりを少し遠くの方で見ていた違うカンボジア人が、
「本当にごめんなさい。カンボジアのこと嫌いにならないで」
と言ってくれたことが今でも強く印象に残っています。みんながみんな悪い人じゃないんだなって教えてくれる出来事でした。
ー1つの場面でそれぞれ現地の人が違う対応をしてくれたエピソードは、確かに印象に残りますね。その交渉の結果、どうなったのでしょうか。
ぼったくろうとしたカンボジア人は、「もうここまで言うなら、うるさい、諦めた。いいよ、最初に言った値段で。」というような感じで、結局あっち側が折れた結果に。良いところと悪いところを一緒にみたような感じでした。
ーなるほど。この旅の中で、はるごろうさんが学んだことは何ですか?
意外と1人でも海外は行けるんだなっていうことに気付きました。初めての1人海外旅でしたが、1人で飛行機も取れたし、現地の空港まで行くことができました。タイまでの飛行機は、台湾経由で行って、台湾に入国しそうになりましたが。(笑)
乗り継ぎの表示が見当たらなくて、友達に電話したらここじゃないよって教えてくれました。トラブルもいくつかありましたが、なんとかなるんだなっていうのを日本以上に感じることができました。
ートラブルって実際に何があったんですか?
入国審査や一緒に行ってる人がお腹壊したり、 病院に運ばれたり、あと私も含めてのトラブルでは、一緒に旅をしている友だちを置き去りにしてしまいました。(笑)
タビイク企画で、10人で行ったんですが、観光地から離れて、10分〜20分後に1人いないのに気付いて、しかも時刻は夜。何もないところに置き去りにしちゃって、そしたら観光地にいたおじさんがバイクでその子を送ってくれて、事なきを得ました。
ー大きなことに発展せず、一安心ですね。はるごろうさんは今も日本一周の旅をしていると思うのですが、はるごろうさんにとって旅をする理由って何ですか?
すごい簡単に言ってしまうと、自分が初めて没頭したものが、「旅」だったからです。だから、ここまで続けてこれたと思うし、この好きなことを仕事にしたいなと思っています。
ーはるごろうさんが旅の中で大切にしていることって何ですか?
人との出会いを大切にしています。旅の中で出会った人は、もしかしたら、もう一生会うことができないかもしれません。旅をしていく中で自分の味方になってくれる人を作りたいので、旅中では、出会いを大切にしています。
「一生旅人」が目指す生活スタイルとはどんなものなのか。
ーはるごろうさんの日本一周の旅が終わった後の具体的なプラン・理想のライフスタイルについて教えてください。
日本一周後は、世界一周をする予定です。すごい屁理屈なことを言ってしまうと、「自分の中で旅は終わらないな」っていうのが率直な答えです。でもいずれは、この日本・世界一周は終わっちゃうけど、どこか自分が気に入った国・県に移住するか、もしくはさまざまな国を転々とする、ノマドみたいな働き方が自分の理想のライフスタイルです。パソコン1つで稼げるようになるためにPOOLO JOBで残りの期間をがんばります。
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ーはるごろうさんの理想のロールモデルはいますか?
好きな旅人は、旅するクリエイター9年目のKeiさんです。Keiさんは、世界を何周もしてる人で、その生き方をみて、自由だなと感じます。私は自由が好きだから、Keiさんの生き方に凄く憧れます。
KeiさんのXアカウントhttps://twitter.com/aroundthe_sekai
編集後記
旅をしながら生きることを選んだ、はるごろうさん。自分のやりたいことに向き合い、行動している、はるごろうさんの生き方に憧れる方も多いのではないでしょうか。
日本一周の旅は、始まったばかり。すで既に車で旅をすることで、苦労していることもあるようで……リアルなお話をこれから聞けることを楽しみにしています。
自分の殻を破り、理想の生き方を模索している彼女の今後の活躍に期待しています。