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私家版・プロ野球ユニフォーム史 番外編 阪神タイガースファンクラブユニフォーム

 1985年以来、久々に日本一の栄冠をつかんだ阪神タイガース。そのファンの熱狂ぶりは世界中のどのスポーツファンとも異なり、質も量も実に濃厚であると表現できる。

 今回の記事ではそんな阪神タイガースのファンクラブ入会時の特典として配布されているユニフォームを取り上げる。球団ではこのユニフォームを「イエローメッシュジャージ」という表現で統一しており、ファンの証として愛され続けている。

 実のところ、タイガースのファンクラブがいつ開設されたのか、イエロージャージの配布もいつから始まったのか、といった歴史についてはまだ調べきれていないのが個人的な現状。これから紹介するユニフォームの年代についても正確さを欠く可能性がありますので、のちほど修正を加える可能性があります。詳しい方がいらっしゃいましたらお教えいただけたら幸いです。

〜2007年

 まず、2007年以前から存在していたと思われるのがこのユニフォーム。伝統ともいえるイエローの基調はここから変わらずにいる。ラケットラインと袖のラインは白と黒を合わせたもの。毎シーズン同じデザインのものが配布されていたようで、これを大量に持っているというファンが多数いたと聞いたことがある。

2008〜2012年

 デザインが変更されたのが2008年。脇の差し色とパイピングに黒を入れたこのデザインは、この前年から採用された新しいホームユニフォームのデザインを基盤としている。袖の白と黒のラインは袖口ぴったりの部分に移動。

2013〜2015年

 しばらく同じデザインが続いたのち、2013年にデザインが変更される。方と脇にとがった差し色が入っているのが特徴。この時も前回と同じく前年から採用されたホームユニフォームが元ネタとなっている。

2016〜2022年

 続いてこちらが2016年からのデザイン。最初の写真とどこが違うのかと言われそうだが、白黒のラインが白・黒・白の組み合わせに変わっている。これも前年から採用された新しいホームユニフォームのデザインが元となっている。

2023年〜

 しばらくデザインの変更がなかったが、2023年にようやくリニューアル。襟と袖に黒のラインが入り、イエローの面積が拡大した印象。これもまた前年からのホームユニフォームに倣ったデザインとなっている。

 このほか、2022年にはダイヤモンドプラス会員向けとしてゴールドとブラックのユニフォームの配布もされていた。

   基礎となっているイエローが強烈なイメージであるがゆえに長く同じデザインであったような印象だが、実は細かい変更点があった。ホームユニフォーム変更の翌年に一新される流れが多く、今後も同様のタイミングでリニューアルされる可能性があるのではないかと考えられる。いずれにせよ、甲子園での圧倒的な大声援はこれからも変わらずに存在するであろうし、そこにはイエロージャージを身にまとい大勢で盛り上がるファンの姿があり続けるに違いないだろう。

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