FEエンゲージ 紋章士を考える。

 どうも、自爆王です。今回はFEエンゲージを語る上で外せない「紋章士」についてあれこれ。
 難易度ハードを基準にしているので、敵のルーチンが賢くなるルナとは別の考え方になると言うことをご了承ください。
 なお、○○編の区切りは以下のように判定しています。
リトス編:序章~3章
フィレネ編:4章~7章
ブロディア編:7章~11章
ソルム編:12章~17章
イルシオン編:17章~22章
グラドロン編:23章~終章


本編で手に入る紋章士

マルス~星炎かがやけ、はじまりの紋章士!~

継承可能スキル:回避+、剣術・柔、見切り、不屈
運用可能章:1章~10章、23章~終章
刻印補正:威力+1、命中+10、回避+5、必殺+10、必殺回避+5

 最初に仲間になる紋章士にして、初代主人公マルス。シナリオ面ではほぼリュールの相棒的位置づけをキープしており、実際補正もリュールとの相性が良い。
 スピード型物理アタッカーなら誰が使っても相性が良く、連携スタイルならエンゲージスキルの《スターラッシュ》が8連撃にパワーアップするので、勇者(ブレイブヒーロー)との相性は特に良いかも。変わり種としては、連携スタイルと兵種スキルを活かしたミスティラとか? 最も彼女の場合、リーフ君やシグルドの方が良いかもしれませんが。
 私もずっとマルスをリュールと組ませて本編をプレイしていましたが、上記の通り離脱期間が全紋章士中ワースト。ブロディア編の終わり(10+11章)からイルシオン編の終わり(21+22章)までの間使えないのはかなーり痛い。 言い換えれば、ブロディア編までに加入するキャラはマルスの恩恵を幾らか受けやすいと言うアドがあります。
 例えばクロエさんが顕著で、回避+か剣術・柔を早期に習得出来るというメリットがあります。これはブロディア編の終わりやソルム編の終わりで仲間入りするカゲツやロサードには出来ない芸当。
 難易度が高くなるにつれ、上限値という「結果」より、育成途中にどれだけ能力があって、足りているのかという「過程」の方が重要視されるため、早期にマルスのスキルを継承出来るというのはアドバンテージたりえます。 
 カゲツの強さにかすみがちなラピスも、クロエさん同様のアドを持ちます。私が初プレイでラピスを採用したのは、個人スキルによる回避率の増加が大きいと踏んだからです。カゲツはカゲツで強いんですけどね。
 スピードを意識したのはエンゲージスキルにも出ており、マルスとエンゲージすると自動的に攻撃回数が一つ増える《神速》、ブレイクしたらオマケにもう一撃入れる《たたみかけ》などが特徴的。これのお陰で、攻撃回数が凄まじいことになります。反面、誰かをサポートする性能は全く持っていないため、良くも悪くも自己完結型。残りHPが一定以下になったら自軍ターン開始時にHPが回復する《不屈》も良いスキルです。
 エンゲージ技《スターラッシュ》は、流星剣の見た目を更に派手にしたもので、デフォルトだと与ダメージ30%の7連攻撃(合計210%)、連携スタイルなら8連攻撃(合計240%)、竜族スタイルなら9連攻撃(合計270%)。これに王族の奥義スキルが乗っかるため、ミスティラなら《砂塵》を乗せるチャンスが8回もあるということに。
 エンゲージ武器は二種特効武器のはしり「レイピア」、経験値が二倍になる「メリクルソード」、そして竜特効でありマルスの代名詞の「ファルシオン」。
 刻印効果は浅く広く、をイメージしているのか満遍なく補正をかけるもの。思い入れ優先で、母さんの最後の形見の「ヴィレグランツ」に刻んだ人も居るのでは。

シグルド~継承つたえよ、聖戦の紋章士!~

継承可能スキル:再移動、命中+、槍術・剛、助走、猛進
運用可能章:4章~10章、18章~終章
刻印補正:威力+1、回避+20、重さ-1

 FE主人公で唯一の騎兵スタートであり、その人生が壮絶すぎた聖戦の主人公。後半では息子のセリス君に遺志を託す。ちなみに、今作は甥のリーフ君と共演するというサプライズも。
 つけてるだけで移動力と体格に補正が入るため、基本的に誰が使っても便利。攻撃面への寄与は少ないものの、足回りなどの改善を行えるというのは、他で替えが効かない優秀な効果です。
 作中ではルミエル母さんが模擬戦と称して本気で殴りかかってきた事や、きれいなヴェイルが身を挺してリュールに返してくれた事、そしてマルス不在時のリュールを支えてくれたりと、マルスの次に存在感が大きな紋章士。後のクロムやカムイ同様、子持ちになったのは大きいのかも知れない。
 同時に、ルミエル母さんの形見の一つという、相当重たいポジションの紋章士となりました。
 何はなくとも、継承スキルにある《再移動》はSP1000の効果としては非常に破格。上手く使えば移動力+2と同義なので、足の遅いアーマーに付けるとそれだけでも便利だし、セアダスに持たせると踊った後安全圏に逃げる、といった事も可能(セアダスの場合18章まで待つ必要がある)。
 初プレイの時は、フランに初っぱなから《再移動》を持たせたことでかなり便利なヒーラーになってくれました。
 エンゲージ効果も全体的に騎兵特化、というか騎兵優遇の構成となっており、マージナイトで超移動力を活かした《助走》トロンといった荒業も出来ます。
 エンゲージ技の《オーバードライヴ》は、魔力武器を用いることで魔法ダメージにする事も可能です。敵が一直線に並ばないと効率が出ない技なので、上手いこと誘い込んでいきたいですが、2~3ユニット巻き込めれば上等くらいで、基本的にはソドマスの兵種スキル《切り抜け》感覚で使うことになります。
 エンゲージ武器は騎兵特効の「ナイトキラー」、威力と命中は劣悪ながら連続攻撃の「ゆうしゃの槍」、そして代名詞の「ティルフィング」。
 刻印補正は地味に使いやすい。軽量化出来て、かつ威力が上がるのは本編だとシグルドしかいません。受けゲー気味な本作でも(命中・回避の計算式の関係で避けキャラを作るのはちょっと難しめ)、回避の目を持てるのはそれだけで安定感が変わってきます。

セリカ~守護まもれ、響きの紋章士!~

継承可能スキル:魔力+、異形リベンジ、共鳴の黒魔法、魔道、大好物
運用可能章:4章~10章、21章~終章
刻印補正:威力-1、必殺回避+50、重さ-1

 武器や性別比の関係で、旦那のアルムを差し置いて紋章士になった外伝および外伝のリメイク作であるECHOESの女主人公。
 シナリオ中ではセリーヌの相棒としての位置づけが強く、実際ノーブルやフロラージュセリーヌとの相性は良好。原作のセリカは後のルフレやカムイの系譜となる「物理魔法のハイブリッド」キャラなので、ステータス補正も力と魔力の双方にかかります。
 DLCを考えない限りは、魔道の素質を渡せるのはセリカかミカヤしか居ないため、ブロディア編までのキャラで魔道の素質を持たせておきたいのならここでアドが稼げます。
 エンゲージ技の《ワープライナ》は、他のエンゲージ技と比べて火力倍率は等倍で低く、しかも単体攻撃なので攻撃面では相当劣りますが、魔法ダメージというアドを持ち、さらに強襲性能はピカイチ。これを最大限に活かしてきたのが20章のグリというのはちょっと皮肉。
 エンゲージスキルの《重唱》は普通に使うとただの二回攻撃のアレンジ版ではありますが、これに他キャラクターのチェインアタックを絡めて火力を底上げしてみたり、上手く削って二体撃破する、というアレンジを効かせると使い勝手は変わるかも知れません。
 継承スキルの《大好物》は、ボネ氏の個人スキルと組み合わせることで愉快な使い方が出来るそうです。私はやったことないですが。
 エンゲージ武器は異形特効の「エンジェル」、店売りされているリカバーの杖と同性能の「リカバー」、そしてECHOESではパワーアップもする「ライナロック」。
 刻印補正は軽量化出来るのは良い物の、回避ではなく必殺回避が上がるのがちょっと気になるところ。50も上がれば大体必殺は完封出来るのですが、少しくらい回避も上げて欲しかった。

ミカヤ~癒護いやせ、暁の紋章士!~

継承可能スキル:魔防+、信仰、癒やしの響き、サイレスガード
運用可能章:6章~10章、20章~終章
刻印補正:威力-3、回避+40、必殺回避+20、重さ-1

 テリウス大陸2作品のうち、後半の「暁の女神」主人公の一人。主人公にしてはかなり珍しい完全魔法型キャラ、というか僧侶系のキャラで、FEヒーローズでは二種特効を専売特許にしている感があります。
 こちらでは「誰でも杖を振れるようになる」というとんでもない効果をひっさげて参戦。経験値稼ぎの意味でも有用だけど、杖を扱えるコマが増えるというのは戦術面でもとても大きな側面を持っています。
 作中ではユナカ氏がフィレネから持ち出そうとしたところで、紆余曲折の果てにユナカ氏ごと仲間入り。
 そのままユナカ氏に持たせても良い(本人も魔力が地味~に伸びる)けど、個人的にはヴェイルに持たせてセージの亜種として運用出来るようにした方が良さそうだなーと。邪竜編をクリアしてれば、竜族スタイルのエルとラファールも仲間入りして竜族が四人になりますし。
 誰でも杖を使える《杖使い》が強烈すぎるせいか継承スキルの数は少ないものの、杖使いなら持って置いて損はしない物が揃ってます。
 エンゲージ技はこれまたFEの常識を覆す《大いなる癒やしの手》。自身のHPが1(竜族スタイルなら残りHP30%)になる代わりに、他の味方全体のHPを満タンにするというもので、簡単に言えばDQのメガザル。また、HPが減ると言うことは、そこで杖振りして経験値を稼ぐチャンス。
 コミカライズ版では《大いなる癒やしの手》の反動描写がしっかりと為されていたため、そちらを読んでからだとおいそれと使えなくなるのはご愛敬。
 エンゲージ武器はトーチの杖内包の「シャイン」、最近は闇魔法扱いになっているHP吸収魔法の「リザイア」、そしてミカヤの代名詞「セイニー」。  
 刻印補正は、個人的に全紋章士中最強と思ってます。威力の減衰もワーストですが、それ以上に回避が40も上がり、武器の重さも軽量化出来るアドは回避壁にとって大きな物。

ロイ~焔向たちむかえ、封印の紋章士!~

継承可能スキル:力+、踏ん張り、踏み込み、剣術・剛
運用可能章:8章~11章、20章~終章
刻印補正:威力+2、回避-30、重さ+8

 旧作からの心機一転を図った、GBA三作品の先頭を飾った封印の主人公。スマブラへの出演も、継承スキルに影響を与えたと思われます。原作だとむしろ知将のイメージが強く、パワーファイターという側面は薄かったので。 
 継承スキルのうち、《踏ん張り》は最終形の+++トリプルプラスまで持っていくと、残りHPが2あれば絶対に攻撃を踏みとどまれるという、防御面で凄まじい効果を発揮します。本編でマロンがやたらとしぶとかったのはこれのお陰。
 自軍運用の場合、消極的な使い方になりますが、回復役に持たせておくと万が一の場合も1戦闘は絶対に耐えきれるようになります。
 ステータス補正そのものもパワー型でありながら、魔防にも補正がかかるという変わったもの。
 《超越》は一時的にレベルアップを果たすもので、それで上がった能力値により生死を分かつ、勝敗を分けるという事もあります。
 本編はともかく、煮詰まった遭遇戦や対人戦、エンドコンテンツの試練マップ辺りだと能力値の差が殆ど無くなるか、カンスト同士の戦いになるためここで差を付けられる大きいかも。
 エンゲージ技の《獅子紅蓮焔舞ししぐれんえんぶ》は、炎上攻撃としては範囲が狭いので遣いどころに悩まされますが、咄嗟の足止めには使えるかなーくらい。 エンゲージ武器は原作でもロイに持たせる人が多かっただろう「ランスバスター」、市販のものより威力が高い「ドラゴンキラー」、そして原作では終盤でやっと使える超性能な剣で、タイトル回収の「封印のつるぎ」。
 刻印補正は重さ+8や回避-30といったデメリットが大きく目立ちますが、元から回避の目を持てないジェネラルならそのデメリットを踏み倒せるかも知れません。

リーフ~解放ときはなて、系譜の紋章士!~

継承可能スキル:体格+、急所ずらし、待ち伏せ、短剣術
運用可能章:8章~10章、18章~終章
刻印補正:威力+1、命中+20、回避+10、重さ+1

 FE史上最も過酷なスタートを切ったトラナナの主人公。現在トラナナはニンテンドー3DSのVC位でしかプレイ出来ず、3DSショップが営業終了したため、プレイする方法が極めて限られたタイトルの一つです。
 スイッチオンラインのSFCソフトでトラナナが追加されれば、プレイする方法が増えるのですが。その辺りいかがですか、任天堂さん。
 トラナナ自体はマスクデータが多い容赦ない索敵マップ、エンゲージより始末の悪い状態異常杖が乱舞する、エンゲージでも外伝で再現された超命中・超射程アーチなどFE史上で最も理不尽なタイトルでありますが、システムを理解し、かつ評価を気にしなければむしろこっちがやりたい放題出来るという極端なタイトルです。
 やりたい放題しすぎた結果、ラスボスを無傷で解放するという暴挙に出る事すら出来ます。敵のダークマージが金塊に見えてしまったプレイヤーもいたはず。はい、私です。ヨツムンガンドをこさえて大量に出てくるもんだから、リフィスとパーンの二人がかりで片っ端から奪ってお金にしてました。
 本作にも採用された「体格」のステータスはトラナナが初出で、それ故かリーフ君自身のステータス補正は体格に大きな補正がかかります。
 他方、魔道書と体術以外の武器資質をリーフ君一人で全部賄えることから、戦闘面よりもむしろ育成面での恩恵が大きいです。
 なので、リーフ君と組むにしてもエンゲージはせず、ステータス補正だけ貰う形になると思います。場合によっては、勿論エンゲージを切って攻撃に転ずるのも良い。そう言う意味でピッチフォークの体格上限が低い兼ね合いでミスティラがベストだと思います。限界まで鍛えた場合、「ブリューナク」(重さ17)を持っても攻速落ちしなくなるのは大きい。
 継承スキルの《待ち伏せ》は、使う人次第では割と頭が悪いことが出来ます。例えば個人スキルの発動条件と一致するザフィーア姐さんにアイクの《怒り》とセットで持たせ、待ち伏せトマホークで敵を一掃するとか。或いはパネトネに持たせて必殺仕事人にするという運用法もあるようです。
 エンゲージ技《テトラトリック》は単純な四連攻撃なのでそれは良いんですが、むしろ《即応》で余計な武器にチェンジしてしまう弊害が大きく、その意味でもリーフ君の戦闘面での貢献度が低いかなと。
 エンゲージ武器は市販品より重さが1軽い「キラーアクス」、直間両用かつ連続の「マスターランス」、そして母エスリンの形見「ひかりの剣」。
 ちなみに光の剣は魔力武器で一番軽く、重さは僅か6。これを市販してくれリーフ君。正直、キラーアクスよりトラナナで超強かったマスターアクスを持って来いと思います。一応マスターランスも反撃時は連続でなくなったため調整されてますが。
 刻印補正は、わずかに回避を上げつつも命中への補正が大きく、威力も増えるため攻撃面の強化が優秀。重さが1増えるので、付ける武器はよく考えて。威力が低い連続武器に付けると効果てきめんだと思います。初プレイだと、魔道書Sランクの「ノヴァ」にリーフ印を入れてヴェイルに持たせてた記憶があります。

リン~吹翠ふきわたれ、烈火の紋章士!~

継承可能スキル:速さ+、攻め立て、速さの吸収、弓術・心
運用可能章:11章~終章
刻印補正:威力-3、命中+40、必殺+20、重さ-2

 海外では初のFEが「烈火の剣」だったこともあり、海外人気が高い烈火の主人公の一人。
 声は私が大好きなカービィちゃんの声を当てている大本眞基子さんということもあり、声質がとても特徴的。
 本編では、それまでの紋章士の指輪全てをきたないヴェイルに奪われてしまい、敗走しているさなかにゼルコバが奪い返してくれた、という意味で大きなインパクトを残してくれました。
 マルス以上にスピード偏重型の補正をしており、原作でも上級職から弓を引けるようになることから、他の主人公達との差別化で弓キャラとしてこちらでは扱われています。FEHでも弓を持った方が強い。
 エンゲージ技の《流星群》は超長距離からの狙撃が出来るため、いろんな意味で敵の戦術を崩すのにうってつけ。私の場合、スタルークにずっと付けっぱなしでした。隠密スタイルで《流星群》を撃つと、射程20というスパロボでもまず見ない(※1)超長距離狙撃が実現します。
 他方、エンゲージ技の《残影》による敵兵のヘイト管理など、トリッキーな運用法が出来るため誰かに付けておきたいところ。
 一応残影は自身のチェインアタックに参加してくれますが、どちらかといえば囮として敵の攻撃をそらすほうに主眼を置いていました。
 そんなわけで、基本的に弓使いなら相性は最良。消費SPこそ多い物の、《速さの吸収》は速さ上限が低いセージやマージナイト、ハイプリーストに持たせておくと、意外な兵種への追撃を狙えるかも。
 エンゲージ武器は市販品より威力が2高い「キラーボウ」、重装騎兵特効の「マーニ・カティ」、そして原作では装備出来なかったのにFEHでは長年独占していた神器級武器である「ミュルグレ」。
 刻印補正は命中重視。重さが2も下がる反面、威力が3も下がってしまうので付ける武器は考えなければいけませんが、斧に付ければ多少はマイルドになるかも? ベルセルクのスマッシュで敵をぶっ飛ばす際には使えるかもしれません。
 ※1スパロボの場合、大抵スパロボオリジナルのラスボスが超長距離攻撃を行えるものの、それでも射程15が限界。最近の作品だと自軍サイドで射程20オーバーも出せなくはないが……

ルキナ~燃起もえあがれ、覚醒の紋章士!~

継承可能スキル:技+、デュアルアシスト、弓術・柔
運用可能章:11章~終章
刻印補正:威力-1、命中+30、回避+30、重さ-1

 FEの存続を大きく変えた「覚醒」の主人公クロムの娘。故あってマルスを騙っていたルキナが、エンゲージではマルスの代わりに仲間入りするというのは、本当にスタッフが「理解わか」っている。
 援護特化の能力をしており、連携スタイル持ちに持たせるとかなり愉快な挙動をしてくれるようになります。
 他方、マージナイトやボウナイトに持たせて9マス先から援護に入って貰うようにしてみたりと、あれこれアレンジは効きます。
 《デュアルアシスト》が無駄になってしまうものの、連携スタイル持ちにルキナを回し、エンゲージ技の《オールフォーワン》を使うと、10チェインを優に超える超多段チェインアタック(※1)というアホな事が出来ます。
 実際、実績の「10人のチェインアタックが発生した」を履行するにはルキナがほぼ不可欠です。一応、長弓持ちのウォーリアーやらを複数人用意すればルキナなしで10連チェインアタックを狙えなくはないですが、ルキナでやった方が早い。

連携スタイルの《オールフォーワン》適応範囲。

 ちなみに、ナイフ持ちがチェインアタックに入り、命中させると相手に毒を付与出来ます。これを上手く使うと、ジェネラル相手に毒を仕込むという芸当も可能に。
 なので、基本的にはマルス同様誰に持たせても使い勝手が良いのがルキナです。連携スタイル持ちなら尚ヨシ、くらい。
 エンゲージ武器は、原作の覚醒でも登場したレイピアの強化版「ノーブルレイピア」、覚醒が紋章のアカネイア大陸から二千年後の話ゆえ伝承には残っているんだろう「パルティア」、そしてルキナの代名詞「裏剣りけんファルシオン」。
 原作でもクロムがアーチャーの資質を持っている関係でルキナもアーチャー系に就けるためか、こちらでは弓キャラとしての個性を強く持っています。
 刻印補正はミカヤに並ぶくらい優秀。軽量化した上で命中と回避が両方上がるのは本当に強い。

※1:後々実験したところ、出撃メンバー全員をブレイブヒーローにして《助太刀》を習得させ、ヴェロニカとリンでコマを増やすと20チェイン以上は叩き出せるようです。グラドロン編の14人出られるステージであれば、理論上最大32チェインとなります。23~25章は時間制限があるので、やるなら終章がお勧めです。折角だからソンブル第一形態に最大32チェインのスーパーフルボッコフォーメーションを叩き込んでやるのも一興かも知れません。全弾命中したらトリプルスコア確定です。
 以下に、私が実際ソンブル相手にやってみた超フルボッコフォーメーションまでの導入をぺけったーに上げておいたので紹介しておきます。
※動画はこちらからご覧下さい。
 この動画では、残念ながら召喚できたのがアックスファイター(星3)だったので31コンボ止まりですが、勇者を召喚できていたなら32コンボです。
 余談ですが、この後29ヒット+始動役のゴルドマリーが12ダメージを通したので、きっちりソンブルにトリプルスコアを叩きだしてます。

超フルボッコフォーメーションの内訳・訂正版。

アイク~勇闘たたかえ、蒼炎の紋章士!~

継承可能スキル:守備+、破壊、勇将、引き戻し、怒り、斧術・剛
運用可能章:13章~終章
刻印補正:威力+3、重さ+15

 テリウス大陸2作品を通しての主人公。暁では主人公の一人というポジションながら、結局最後を飾るのはアイク。
 蒼炎出展ながら見た目が超ゴツい暁版だからか、スキルもパワー偏重型。本編ではミスティラが初期装備として持っていますが、正直彼女との相性はイマイチ。初登場の13章では、シンクロスキルの《破壊》によって一撃でぶっ壊して下さいと言わんばかりに大量の障害物がありますが、ここくらいしか出番がないかも。
 ステータス補正は力と守備に偏っており、そう言う意味ではブシュロンやルイ氏と組ませるのがベストかなと。
 或いは、低い守備と魔防を高いHPで補うベルセルクとも相性が良いので、パネトネなんかも候補に挙がります。高いHPを持つベルセルクなら、残りHPが減れば守備と魔防が上がる《勇将》も発動ラインが緩くなりますしね。
 エンゲージ技《覇克・天空》の兼ね合いで高耐久を要求され、しかもエンゲージ中は《不動》の効果で回避が出来なくなるのが一番の理由。《不動》発動中は被ダメージも半減するため、相対的にベルセルクやウォーリアーでも使い熟せるってとこです。
 継承スキルの中にある《引き戻し》は、FEHにおいて最重要クラスの移動補助スキル。こちらでも勿論有用です。
 エンゲージ武器はスマッシュ武器化した「ハンマー」、親父ことグレイルの形見「ウルヴァン」、そして原作の専用武器「ラグネル」。
 本作の剣はいかづちの剣以外射程1で、エンゲージ武器で射程1-2の剣が目立つのは、紋章士の使いやすさを相対的に上げるためかもしれません。
 エンゲージ技の《覇克・天空》は1ターンの仕込みを要する範囲攻撃(範囲1-2)で、仕込み中は一切反撃出来ない上に回避も出来ないためひたすら殴られ続けるというちょっとマゾい技。
 このため、回避系のソドマスや勇者、グリフォンでは不向きであり、HPや守備が高いジェネラルやベルセルク、ウォーリアーに適性があります。
 1ターンの仕込みを要するだけにリターンも大きく、範囲内に居る敵全てを絶対命中で殴り、与えたダメージの30%をHPとして回収出来ます。銀の大斧やウコンバサラをフル改造して《覇克・天空》を叩き込むと、愉快なダメージを叩き出すでしょう。また、いくら被ダメージが半分になっているとはいえターンを凌ぐダメージ計算も要するので、敵の塊を見たからと言って平易に《覇克・天空》は使えません。
 刻印補正はいろんな意味ですがすがしさすら覚える補正。ジェネラルとアイクを組ませたときに、《覇克・天空》の仕込みターンにアイク印の武器を持たせると言うのがわかりやすい使い方かも?

ベレト~教導おしえろ、風花の紋章士!~

継承可能スキル:幸運+、天刻の拍動、師の導き、体術・心、拾得
運用可能章:15章~終章
刻印補正:命中+30、回避+10、必殺回避+30、重さ+2

 準新作風花の主人公。「英雄の遺産」と呼ばれる、原作の神器級の武器全てをひっさげての登場という豪華仕様。
 性別比もあってか、女性のベレス先生ではなく男性のベレト先生を持ってきたようです。性別の調整が出来るのは外伝、聖魔、覚醒、if、風花なので当然と言えば当然。
 非常にトリッキーというか、スタイル別に用法が変わってくるのでここでは各スタイル別に見ていきたいです。

  1. 竜族の場合。
    エンゲージ武器はアイムール(斧)、ヴァジュラ(格)、天帝の剣(剣)
    エンゲージ技《計略:女神の舞》《指導》は全能力+3。
     竜族と言うことで、対象はリュール、ヴェイル、エル、ラファール。指導と計略の関係でアタッカーよりはサポート寄りなので、前線で殴りに行きたいリュールやラファールはパスしたいかも。ラファールは邪竜の子運用だと斧が被るし。
     《指導》による全能力上昇はかなり大きい。サポート寄り運用なら積極的にエンゲージを切りたい。
     アイムールはスマッシュ武器になっているため取扱注意。
     エルの場合、邪竜の娘で槍を持て、エンゲージ武器で剣斧格闘をフォローするため格闘以外全てにブレイクを狙うことも出来るようになります。

  2. 隠密の場合。
    エンゲージ武器はフェイルノート(弓)、ヴァジュラ(格)、天帝の剣(剣)
     エンゲージ技《計略:女神の舞》《指導》は速さ+5。
     フェイルノートが「自分から攻撃した場合、回避+20」という効果を持っているため反撃をより受けづらくなる形。射程が2-3なのも長所と言えます。

  3. 連携の場合。
    エンゲージ武器はブルトガング(剣)、ヴァジュラ(格)、天帝の剣(剣)
     エンゲージ技《計略:女神の舞》《指導》は力+4。
     ブルトガングが魔力武器、かつ連携スタイル持ちの兵種は基本的に魔力が伸びないし上限も低いためちょっと腐り気味かも。ひっそり騎兵・竜特効という特徴を持ってます。

  4. 騎兵の場合。
    エンゲージ武器はアラドヴァル(槍)、ヴァジュラ(格)、天帝の剣(剣)
     エンゲージ技《計略:女神の舞》《指導》は技+10
     アラドヴァルの効果で単純にヤバい火力をしている。実質自分から攻撃した場合のみ威力21換算なので、結構なダメージを出せます。

  5. 魔道の場合。
    エンゲージ武器はテュルソスの杖(持ち物)、ヴァジュラ(格)、天帝の剣(剣)
    エンゲージ技《計略:女神の舞》《指導》は魔力+4
     風花でも猛威を振るったテュルソスの杖。こちらでも魔法の射程+2というトンデモ効果を発揮しているため、サンダー系や長弓持ちの反撃を封じて攻撃することが出来ます。
     他のスタイルと違って、むしろ積極的にエンゲージを切ることで有効活用出来る感じ。

  6. 重装の場合。
    エンゲージ武器はアイギスの盾(持ち物)、ヴァジュラ(格)、天帝の剣(剣)
    エンゲージ技《計略:女神の舞》《指導》は守備+5
     アイギスの盾は守備+6、魔防+3に加えて、技%の確率で被ダメージを半減にするというもの。
     魔道スタイルと違う理由で、こちらも積極的にエンゲージを切ることになると思います。

  7. 飛行の場合。
    エンゲージ武器はルーン(槍)、ヴァジュラ(格)、天帝の剣(剣)
    エンゲージ技《計略:女神の舞》《指導》は魔防+5
     シナリオで敵対するオルテンシアがベレト先生と組んでいるため、この組みあわせは必ず見る事になります。
     ルーンは「速さに応じてダメージが増加する」という性質を持つため、全兵種中最速のグリフォンナイトで使うと最大限の火力を出せそう。

  8. 気功の場合。
    エンゲージ武器はラファイルの宝珠(持ち物)、ヴァジュラ(格)、天帝の剣(剣)
    エンゲージ技《計略:女神の舞》《指導》は幸運+10
     持ち物のラファイルの宝珠は特効と必殺を無効化するというものですが、気功スタイルの場合リュール以下竜族以外特効を持たないので必殺無効化だけ受けられる形です。希に被ダメージ半減なんて効果も持ってますが、あんまりアテにしない方がいいかも。

 武器の資質としては、風花で初登場した体術の素質を持っています。これが必要なのはマスターモンク、ハイプリ、そしてDLCのエンチャント。体術自体はリュールくらいしか扱えないので、どちらかと言えば転職用の資質という印象が強い。
 エンゲージ武器のうち、全スタイルで共通するのが「ヴァジュラ」と「天帝の剣」。
 前者は、FEHで上位のブレスに見られる「守備と魔防のうち、低い方を参照して攻撃する」効果を持っているためダメージは通しやすい方です。守備と魔防に極端な差が出るジェネラル相手だと効果てきめん。
 後者はベレト先生が持っている直間両用の剣。魔力に応じてダメージが増える効果は、原作における天帝の剣専用戦技《破天》の再現かなと。
 エンゲージ技《計略:女神の舞》は聖戦方式の「踊る」。隣接する味方全てを未行動状態に戻すという、戦術的価値が非常に高い技です。個人的には外伝にて、優雅に舞うベレト先生という絵面が新鮮でした。
 刻印補正は重さこそ上がるものの、満遍なく上昇する優れた補正。体格による攻速落ちを防ぎきれる範囲であれば、これを使うのも良いかも。

カムイ~竜穿ほえろ、選択の紋章士!~

継承可能スキル:HP+、スキンシップ、剣術・心、竜呪、防陣
運用可能章:15章~終章
刻印補正:威力-2、必殺+30、回避+10、必殺回避+30

 原作でも使っていた竜脈は、むしろエンゲージの方が猛威を振るう。
竜脈による盤面操作性能は他の紋章士では替えが効かず、戦術的な貢献度は非常に高い。
 竜呪による継続デバフも要所で光るので、直接的な攻撃面よりは盤面操作性能による、戦闘以外での貢献度で評価が光る紋章士です。
 状況次第でいろんな竜脈を使いたいので、全竜脈を扱える竜族スタイルに持たせるのがベスト。隠密スタイルというかシーフに持たせ、回避力増加のパーツとして使う用法もあります。
 私の場合、リュールはマルスに付けていたためヴェイル(二週目はエル)にカムイを任せました。
 継承スキルのうち、《防陣》は回避壁・耐久壁問わずとにかく壁キャラには欲しいと思えるスキル。
 チェインアタックは自身の最大HPの10%を固定値で削る攻撃なので、守備がアホみたいに高いジェネラルとて、チェインアタックが10発当たると落ちます。回避壁にしても、チェインアタックの命中率が80%固定なので、こっちで被弾がかさむリスクがある。
 消費SPこそ2000と非常に高いものの、それに見合った価値はあります。他にも、《スキンシップ》のHP回復機能は意外と馬鹿になりません。
 他方、《HP+》はSPが余ってたら雑にセットして罰が当たらない便利スキル。セアダス辺りに習得させておくと生存性向上に一役買ってくれるでしょう。
 《剣術・心》は剣の命中を上げるとはいったものの、そもそも剣使いは命中にそこまで困らないかも? 必殺回避が下がるのも、あんまり無視出来ないデメリットです。
 エンゲージ技の《竜穿砲りゅうせんほう》は、直線上の敵の動きを縛りつつ攻撃し、水たまりで回避率も落とすというもの。これを使った段階でエンゲージスキルの《呪縛》が発動して移動力を強制的に0へ落とし、更に《竜呪》でデバフもかけられます。足止めとしても便利だし、そのまま落としに行っても良い。
 エンゲージ武器はif版ランスバスターの「逆刀」、何故か射程1に攻撃出来ない剣「飛刀」、そしてカムイが持っている「夜刀神やとのかみ」。
 この夜刀神は最初期の形態らしく、その後白夜ルートに進むと進化する「夜刀神・空夜くうや」「夜刀神・白夜びゃくや」、暗夜ルートに進むと進化する「夜刀神・長夜ちょうや」「夜刀神・暗夜あんや」、透魔ルートに進むと進化する「夜刀神・幻夜げんや」、「夜刀神・終夜しゅうや」になる前のものです。
 刻印補正はリン以上に必殺特化仕様。威力が大幅に下がってしまうものの、倭刀やキル系武器に付けることで必殺率を大幅に上げる運用が丸いと思います。初プレイの時はキルソードに付与して夜刀神・浪漫なんて勝手に名付けて遊んでました。
 なお、マージカノンの弾薬はすべからく必殺率にマイナス80という極端な補正がかかっているため、必殺は絶対出させないぞという意図が見受けられます。そもそも刻印付けられないしね。

エイリーク~晴碧はれわたれ、聖魔の紋章士!~

継承可能スキル:月の腕輪(太陽の腕輪)、必殺回避、優風、槍術・柔
運用可能章:16章~終章
刻印補正:命中+40、回避-20、必殺+20、必殺回避-20

 双子の兄妹という変わった指輪。兄のエフラムは何故かほっとんど喋りません。収録が間に合わなかったのか?
 初登場ステージでは、エンゲージ技《ツインストライク》でぶっ飛ばしてくださいと言わんばかりに超硬い異形竜が鎮座していることで有名。
 《月の腕輪》と《太陽の腕輪》のシフトは、エイリークの指輪を持っているキャラクターでないと出来ないため、月の腕輪を複数人に継承させる際は注意。
 そんな《月の腕輪》は、自分から攻撃したときだけ《月光》のように相手の守備を減らすという強力なスキル。公式攻略本に寄れば、「相手の守備の20%~30%をダメージに加算する」という仕様のようです。守備上限が55もあるジェネラルの場合、ダメージに11~16.5ポイントも加算される事になります。流石にそんなの喰らったらジェネラルだって痛いです。
 基本的にエイリーク運用になると思いますが、魔法職のように《月の腕輪》が適応されない職で使う場合はエフラムにチェンジし、《太陽の腕輪》や《勇空》を使うことになるでしょう。ステータス補正も魔法寄りなので、そう言う運用も考えられます。最適なのはマージナイトかな?
 エンゲージすると、ふたつの腕輪が合体して両方の効果を得られるようになります。
 聖魔自体がモンスターの出てくる作品ということもあり、異形兵全体に対して強い睨みを利かせるエンゲージ武器を持ってきてます。
 邪竜編ではとある事情で敵が全員異形特効持ちと言うこともあり、本編以上に突き刺さる。
 エンゲージ武器はマルスと同じ「レイピア」、これを市販してくれと嘆願したい飛行特効魔力武器の「かぜの剣」、そして異形特効の「ジークリンデ」。
 エンゲージ技の《ツインストライク》は、エフラムも威力13の槍で一緒に殴ってくれる攻撃。剣&槍での攻撃となるため、剣と斧に対してブレイクを狙うことも可能です。騎兵で使うとエフラム部分の威力が増加し、竜族が使うと全体のダメージが増加します。
 刻印補正は命中・必殺偏重型。回避と必殺回避の低下は、攻撃されるリスクが少ない弓なら気にならないかも。

真リュール~繋和つなげよ、絆炎の紋章士ファイアー・エムブレム!!~

継承可能スキル:なし
運用可能章:23章~終章
刻印補正:威力-1、命中+20、回避+20、必殺+20、必殺回避+20、重さ-1

 本編で最後に手に入る紋章士こと、主人公。今までの伏線を全て回収し、主人公がまさかの紋章士になるという劇的な展開はヒーロー物ならでは。
 特殊なエンゲージスタイルを持つため継承スキルはありませんが、支援レベルを上げることで自動的に剣と体術の素質を得られます。また、支援Sのキャラクターのみ、エンゲージ中特別なスキルが追加されるという仕様もあるため、完全に特別仕様。
 ステータス補正はリュール本人の長所をそのまま引っぱってきているため、HPや速さ、守備に補正がかかります。
 シンクロスキルが絶対にソンブルを潰すという意思に満ち満ちている「邪竜有効」、シンクロ・エンゲージ中の味方の命中回避を上げる《絆を繋和つなぐもの》、そして♯FEのセッションよろしく行動終了した味方の数だけ必殺率を上げる《エレオスの祝福》。
 特に《絆を繋和ぐもの》は回避が難しめなエンゲージでも、味方全員が避けゲーを出来る可能性があるほどに強力なスキルです。刻印も活用すると、回避240台~250台は出せるようになります(※1)。
 しかもリュール本人とエンゲージ+先の相手が両方とも効果の始動になるため、半径2マスと言いながらかなり広大な範囲に命中・回避補正を置けるように。
 エンゲージスキルもエンゲージ特化で、自分から攻撃して敵を倒したら、エンゲージ中全能力を上昇させる《以心》が強烈。
 エンゲージ武器はリベラシオンの亜種となる「ライラシオン」、力と魔力の平均から算出して攻撃する格闘では唯一、魔力のみ参照し魔法ダメージとなる「神竜の体術」、そして劣化版ジークリンデといえる「オリゴルディア」。
 ただし、試練マップで手に入るエンゲージ武器強化アイテムを多く投入できるというメリットがあるため、最終的にジークリンデを越えうる性能にする事も可能です。ここまで来ると、もうエンドコンテンツレベルですが。
 また、エンゲージ+はリュールともう一人を対象にするので、言い換えれば「オリゴルディアは扱える人が二人いる」事になります。つまり、ジークリンデより多少性能が低かろうと、異形特効持ちが二人増えることのメリットの方が上回っています。特に邪竜編だと敵が全員異形特効を受けるので、異形特効持ちのコマが二人も増えるのは本当に大きい。高難易度の邪竜編だと敵の質量がともに凶悪なので、ジークリンデやエンジェル以外に異形特効のコマがあるといえば、どれだけ有用かはお分かり頂けると思います。
 FEHでは、主人公故に伝承英雄も狙えるし、神竜故に神階英雄も狙える非常に美味しいポジションなので、いずれ男リュールで来て欲しいものです。むしろ主人公で唯一神階英雄というオンリーワンの個性を持てる。
 エンゲージ技は少し特殊で、単騎だと《神竜破しんりゅうは》、エンゲージ+をした者同士が隣接していると《絆・神竜破》にパワーアップ。
 エンゲージ・ビィィィィィム!!
 攻撃内容は物理攻撃と魔法攻撃を一回ずつ行うというもので、スタイルによる補正も加えると合計100以上の超ダメージを叩き込むことも不可能ではありません。というか、解禁タイミング的にもソンブルにぶち込んで下さいと言わんばかりの性能。私もソンブルのトドメは絆・神竜破で刺しました。
 刻印補正はミカヤとほぼ同格の最強クラスの補正を持っています。流石主人公にして、最後に手に入る紋章士。

※1 私のデータだと、クロエさんがグリフォンナイトで速さ幸運カンスト(速さ52+幸運35=回避121)の状態で、ミカヤ印サンダーソードと剣術・柔Lv5と回避+30をセットしていると回避が221。ここに絆を繋和ぐもの+を入れると回避は251、後は紋章士の指輪を入れると回避260付近まで観測できました

DLCで手に入る紋章士

エーデルガルト&ディミトリ&クロード
修統おさめよ、三鼎の紋章士!~

継承可能スキル:計略:引込の計、力&技、血統、対弓術、武器シンクロ
刻印補正:命中+40、回避-20、必殺+20、必殺回避-20

 ソラネルに何気なく転がっていた腕輪が、紋章士の腕輪だった。
 邪竜編をプレイするまではなんでこんな雑なの? という感想を抱くと思いますが、実態はあちら側のリュールが封印を施していた影響が出ていたようです。
 風花の級長トリオが一つに圧縮されて紋章士となったのがこれ。ソラネル到着後すぐに入手出来るので、ある意味最速クラスの入手となります。
 何はなくとも、獲得経験値が増える《血統》が優秀。後は、火力の底上げとなる《力・技+》も悪くはない選択肢。
 ただ、基礎能力を上げるスキルのうち、力と魔力が絡むと消費SPが跳ね上がります。+5ともなると、なんと消費SP8400。スキルの書の入手難易度が緩和されたとはいえ、流石にこれは重たすぎる。
 とても厄介な仕様として、《切磋琢磨》によりターン開始時にランダムで級長が入れ替わってしまい、狙った級長が使えないという事態が発生することも。
 なので、基本的に級長を狙って使おうとせず、そのターンで誰が出たのかで作戦を柔軟に変えていく必要があります。
 基本的に各級長が扱う武器を使える兵種なら問題は無いと思います。斧弓のウォーリアーや、槍斧グレートナイト辺りが理想かな?
 エンゲージ技《連花月風閃れんかげっぷうせん》は、テトラトリック同様の三連続攻撃。ベレト先生と隣接すればパワーアップし、使用後に自分の行動回数が回復します。読み、「れんかげっぷうせん」で良いのかな?
 エンゲージ武器はエーデルガルトの時は「アイムール」、ディミトリ時は「アラドヴァル」、クロードの時は「フェイルノート」。これらは全てベレト先生が持ってきたものと同性能です。
 刻印補正はエイリークとほぼ変わらず。運用法もそちらに従います。

チキ~夢観ゆめみよ、竜姫の紋章士!~

継承可能スキル:星玉の加護、命玉の加護、光玉の加護、地玉の加護、対特殊、HP&幸運
刻印補正:威力+2、回避-20、必殺回避-20

 暗黒・紋章仕様の姿の子供チキ。覚醒だと成長して大人になるため、ファンの間では「子供チキ」「大人チキ」と区別されているようです。
 DLCの中では一番最初に解禁されたステージにいて、紋章14章の氷竜神殿を模したステージに眠るシルバーカードが最大のセールスポイント。
 チキとエンゲージすると強制的にマムクートへと化身し、他の紋章士と異なってエンゲージ前の武器との使い分けが出来なくなります。
 必殺率が高くマイルドに強い「エターナルクロー」、スマッシュ攻撃の「スマッシュテール」、そしてスタイル別に効果が変わる「○○のブレス」。
 しかし、チキ本人の最大の武器は、いわゆる良成長にあたる《星玉の加護》。これは全ての個人成長率を強化するというものであり、体格が全く伸びないフランやヴェイルでも体格成長が見込めるなど、計り知れないメリットがあります。ジャン君に付けた場合、意味不明な成長速度を発揮してくれるでしょう。
 フィレネ編やリトス編の面々はチキの恩恵を最大限に受けられるため、こういう部分ではアドがあると言えます。というか二週目からはフィレネ編~ブロディア編の面子は全員真っ先に《星玉の加護》を継承しました。
 今作の初期上級はやたらと強いため、ここで差を付けていけという事か。ヴァンドレは元々ジェイガンポジション故仕方ないけど、ハードまでだとフィレネ編終わりくらいまでは普通に活躍出来ます。40もあるHPが本当に助かる。
 《命玉の加護》は待機すればHPと状態異常を回復する、というもので、+が付くとHP40回復。下手な回復杖より回復出来るというか、特効薬をも上回る治癒力を得られるため、人によってはこれを継承するのもアリかも。
 そんなわけで、基本的に誰が付けても得をする、そんな腕輪です。エンゲージスキル《神竜の祝福》は復活の石を付与するという強力なスキル。マルスが隣接してるとパワーアップし、紋章士の指輪を持っていない(=シンクロしていない)キャラならHPを満タンに、シンクロ中ならエンゲージカウント+3、そしてエンゲージ中なら持続ターンを最大までリロードという効果が追加されます。
 ちなみに腕輪の紋章士とエンゲージすると黒を基調とした服に着替えますが、これは邪竜編由来のものという演出なのかなと。級長が着ているガルグ=マク士官学校の制服は元々黒ベースだし、チキとエンゲージするとマムクートに化身するのも、良いカモフラージュ。
  エンゲージ武器は上記の通り、チキ固有の「エターナルクロー」、「スマッシュテール」「○○のブレス」の三種。
 刻印補正は火力重視ながら命中を下げないもの。弓なら活かせるかも知れません。

ヘクトル~勇烈いさめ、天雷の紋章士!~

継承可能スキル:切り返し、力&守備、適応能力、対斧術、重撃
刻印補正:威力+3、回避-30、必殺回避-30、重さ+3

 リンと同じ出典の、烈火の主人公の一人。歴代初の斧ロードかつ、重装ロードという斧の革命児。この二つの要素は、後々風花のエーデルガルトに受け継がれます。
 FEHの方ではリン同様長年本来は装備出来ないマルテを独占し、ある意味顰蹙を買っていたり、マルテの錬成効果が当時から既に狂ってる性能で最初期のキャラなのに長年環境に居座っていたりと、お前はポケモンのガブリアスかと言いたくなるような実績を持ってました。
 こちらではそんな事もなく、普通の斧キャラとして実装。継承スキルは大凡FEHの要素を色濃く受け継いでおり、はじめから使える《切り返し》はFEHにおける同名スキルのLv3と同様の性能。エンゲージでは珍しい、追撃操作系スキルとして存在します。
 エンゲージの場合、追撃操作系スキルはハルバーディアの《挟撃》がプレイヤー側で使えるもので、後はルナで敵に追加される殺し系スキルくらいでしょうか?
 FEHだと追撃操作系スキル、というか追撃操作系能力を内包した武器が跳梁跋扈しているのもあって、エンゲージから見ればかなり異色。
 それはさておき、ステータス補正自体は見た目通り力と守備に寄っており、アイクのような使用感。
 エンゲージ技の《止水雷轟しすいらいごうの構え》はパワーアップ版切り返しといったところで、相手の追撃を止めつつこっちは絶対追撃、というFEHさながらの挙動を取れるようになります。ついでにブレイク無効化までついてくるという迎撃特化仕様。
 リンが隣接してるとパワーアップし、上述の効果に待ち伏せが追加されます。
 難易度ルナだと諸々の仕様も相まって使いづらさが目立つと思いますが、ハードまでなら使い勝手は悪くないです。
 ブレイク無効化特性を考えると、最適なのは剣斧グレートナイトか、剣斧ドラゴンナイト、剣斧ブレイブヒーロー、或いはディアマンドの専用職スュクセサールが最適と思います。
 継承スキルの一つ《重撃》は、本来デメリットになりがちな武器の重さを火力に転用するもの。体格を超越した分の重さを威力に加算するため、攻速落ちが却ってメリットになるスキルです。
 刻印補正は、上記の《重撃》があるから重さが増える代わりにチキを一回り強くした補正がかかります。速さが伸びづらいエーティエに持たせる?
 エンゲージ武器は斧版レイピアの「ヴォルフバイル」、FEHでの声優繋がりで持たされた(※1)可能性がある「ルーンソード」、そしてヘクトルの代名詞「アルマーズ」。
(※1)ヘクトルの担当声優である鳥海浩輔さんが、FEHでは封印のナーシェンも演じており、そのナーシェンがルーンソードを持っている事から

ヴェロニカ~呼矗こたえよ、英雄の紋章士!~

継承可能スキル:血讐、魔力&技、異界の力、対短剣術、限界突破、SPコンバート
刻印補正:威力+1、命中-20、回避+20、必殺-20、必殺回避+20、重さ-2

 まさかのFEH出典のキャラが紋章士に。この姿は6部ラストで実装された「伝承ヴェロニカ」のものです。
 紹介PVでガチャをし始めたときは、FEHプレイヤーでもある私は吹き出しました。いや、何しとんねん。
 継承スキル面では、SP問題を大きく緩和する《SPコンバート》が最大のセールスポイント。敵を倒せばSPを20追加で獲得出来るという物で、やりこみ要素向けの育成をする際にはこれの有無でSP周りが全然違います。その分絆Lv13での解禁となり、絆の欠片にして3400個の出費が必要。それは必要経費としましょう。
 《血讐》はFEHでは全然使い物にならなかったスキル(HPが爆発的に増えるアビサルのモブ専用奥義レベルの待遇)ですが、こちらではHPが減っていれば常に発動するという強力な仕様に。邪竜編のラストでは、これを使ってイルを1ターンキルするという猛者がいたそうです。
 ステータス補正自体は魔法職寄りなので魔法職に付けておきたいところですが、後述するエンゲージ技の関係でかなり癖が強いです。
 まず、いろんな意味で注目を集めた《英雄召喚》。文字通りFEHのガチャをするわけですが、星3で下級職の一般兵、星4が上級職の一般兵、そして星5が紋章士。
 竜族スタイルなら星4~星5確定だそうですが、とりあえずエンゲージして召喚しておけば、言い方は悪いですが弾除けくらいにはなってくれます。
 もう一つは《契約》。FEHにおける要素の一つではありますが、こちらは移動不可な代わりに対象を未行動状態に戻す踊りの亜種。スタイル別にステータス補正がかかる辺りは、ベレト先生の計略みたいなところ。
 個性的なのは《異界の力》。移動だけする、または何もせず待機した場合エンブラ、ムスペル、ヘル、スヴァルトアールヴヘイム、ニザヴェリルとFEH本編で訪れた国の名を冠した効果が待機した回数に応じて追加され、次回攻撃時にそれが全部一気に乗るというもの。とりあえず一回分のチャージでエンブラのフリーズ効果が付くため、足止めの一手として。
 エンゲージ武器は総選挙ヴェロニカが持っていて、FEHで一時期脅威となった反撃禁止の魔法「フリズスキャルヴ」、範囲が市販品より広くなった「リザーブ+」、そして最初期のヴェロニカが持っていた強化反転の魔法「エリヴァーガル」。
 刻印補正は、武器の重さを2も軽くする代わりに、命中と必殺が下がるというもの。命中率は他でフォローするとして、手槍や手斧を軽量化して避け壁に持たせるという選択肢も有ると思います。
 二週目のジャン君がフル改造手槍(命名:テヤリウス)にヴェロニカ刻印を入れて使ってました。ジャン君が出撃しないときは、モーヴ氏辺りに持たせることもありましたね。

セネリオ~破謀はかれ、賢風の紋章士!

継承可能スキル:囮指名、魔力&魔防、対魔道、理の神髄、慧眼、復帰阻止
刻印補正:威力+2、回避-10、必殺回避-20

 アイクの参謀にして、蒼炎におけるヒロインとも言える存在、らしいです。私はテリウス大陸2作品をプレイ出来ていないので、この辺りは伝聞でしかないのをご了承ください。
 ちなみに、FEHの方で総選挙男性2位に選ばれ、今年の夏に総選挙セネリオが実装される手はずになっています。腕輪の紋章士は、全員FEHの総選挙で実装されたキャラクターなのはそういう由来なのか?
 蒼炎・暁がそれぞれゲームキューブとWiiでしかプレイ出来ないため、ここもいずれプレイ出来る機会が増えてくれればなー……。
 難易度ルナの場合、if暗夜ルートのAIが入る関係で「ダメージを弾かれる」「命中率が0%になる」相手をスルーしてしまうという問題があるのですが、セネリオの《囮指名》があると、その仕様を無視して攻撃してくれるようになる。そんなわけで、ルナだとぶっ壊れスキルとも評されているようです。ハード以下でも、ヘイト操作ができるのであるに越したことは無いです。
 本人の性質上、完全に魔法職向けの紋章士となっています。エンゲージスキルの《陽光》は在りし日のリザイアみたいな恐ろしいスペックとなっており、これとロイの《踏ん張り》を組み合わせることで不死鳥のごとき戦い方をする事も出来るとか。
 《理の神髄》によるデバフ付与も強力無比。炎魔法なら守備-3、雷魔法なら命中率-20%、風魔法なら移動力-2というデバフを仕掛けられるため、仲間との連携で敵をハメ殺すことも出来そうです。
 《慧眼》があると、特効持ちに対して更なるダメージを期待出来るように。弓で使っても良いかもしれませんが、セネリオとの相性が悪いので絆の欠片でスキルだけ貰う形がベストかも。
 そんなわけで、基本的に魔法職なら誰が持っても便利ですが、特に便利なのがオルテンシア。基本的に彼女は攻撃より支援がメインなので、囮指名でターンを消費するのもそこまで抵抗がありません。何ならエンゲージしてサンストを撃つというのもアリ。サンストの命中修正は50と相応の低さですが、オルテンシアは技はそこそこに幸運がぶっ飛んでいる関係で命中率が高止まりするのも良いところです。
 エンゲージ技の《ディザスター》は広範囲を同時に攻撃する魔法攻撃。アイクと隣接するとパワーアップし、範囲が十字方向から正方形になります。
 エンゲージ武器はまさかの弾数無限遠距離魔法の「サンダーストーム」、仕様が今までと違い、魔防+ではなく魔法反射の「マジックシールド」、そしてテリウス大陸最上位の風魔法「レクスカリバー」。
 刻印補正は、ペナルティがちょっとマイルドになったエイリーク。

カミラ~舞擁まいあがれ、暗夜の紋章士!~

継承可能スキル:速さ&魔防、対槍術、後始末、デトックス、地脈吸収
刻印補正:威力+1、回避-20、必殺+30、必殺回避-20、重さ+1

 そんなわけで、海外人気が非常に高いカミラねーさん。暗夜ルートではお世話になったプレイヤーもいたと思います。
 FEHでも全キャラトップクラスの実装数があり(サービス開始当初に偏っているのが難点)、総選挙でも入賞するなど相応の人気はあるんだなと。
 原作のカミラねーさんの初期職である「レヴナントナイト」は斧+魔道のハイブリッド職で、エンゲージで言えばセピアとセレスティアの「メリュジーヌ」が最も近いです。魔道書持ちドラゴンナイトという点では、アイビーも近い要素を持ってます。第一王女繋がりがあるし。
 カムイ同様竜脈を扱うことが出来ますが、性質が微妙に異なります。隠密スタイルだと顕著で、カムイだと回避+30の霧を発生させるのに対して、こちらは回避-20、守備-5、魔防-5の黒煙を発生させる。
 魔道スタイルだと炎上させる効果を持ちますが、範囲がカムイと違うため自分も焼けてしまうという間抜けなことに。
 エンゲージスキルの《天駆》は、移動力を増やした上で本来飛行でしか入れない地形にも入れるようになるというもの。邪竜編のラストステージで、ミスティラがぽつんと虚空に立っている姿を見た人も居たと思います。
 エンゲージ技の《暗夜爆砕陣》は、市松模様の範囲を爆撃炎上させるもので、斧限定。カムイが隣接してるとパワーアップし、爆撃範囲が広まります。ちなみに攻撃範囲内に敵が居なくても使用可能なので、広範囲を炎上させて敵の進軍を遅らせる用途にも使えます。
 元々がハイブリッド型なので、物理職でも魔法職でも扱いやすい方に入りますが、後述するエンゲージ武器の関係でセリーヌとの相性が良いかも。個人スキルの関係でリンデン先生も中々悪くない。
 エンゲージ武器は、ifでも恐らくカミラねーさんとその妹のエリーゼくらいしか扱えなかっただろう魔力武器の斧「ボルトアクス」、連続魔法の「ライトニング」、そして自身の名を冠した「カミラの艶斧えんふ」。
 実はボルトアクス、斧ではかなり軽いので攻速落ちが発生しづらいという強味があったりします。魔力武器として見るなら風の剣と同じ9。
 ライトニングは、ノヴァと異なって武器レベルがE判定となっているらしく、重さもノヴァより軽いため上手く行けば四連射が期待出来ます。フロラージュだと魔道A止まりのセリーヌとは相性が良いかも。これは、雷魔法なのか光魔法なのか。ifでもどっちなんだ? と首をかしげていました。武器レベルの関係で、リンデン先生だと個人スキルが確実に発動するため相性的には悪くないというわけで。
 刻印補正はカムイを攻撃的にしたもの。これまた反撃を受けない前提の兵種と相性が良く、サンダーにこの刻印を付けて、オルエンSの《ダイムサンダー》で必殺を狙うなんて芸当も。

クロム&ルフレ~覚醒めざめよ、絆の紋章士!~

継承可能スキル:不意討ち、速さ&技、対剣術、七色の叫び、力任せ、カリスマ
刻印補正:威力+1、回避+20、必殺回避+20、重さ-1

 覚醒代表がルキナだったのは、シナリオ上の都合も勿論あったし、あれはあれで本当に良かった。
 そんなわけで、覚醒の主人公タッグはDLCで参戦。加入ステージの会話的にはギムレー撃破後の筈なんですが、何故か二人の衣装はロードと戦術師のそれ。マスターロード&神軍師の衣装で来て欲しかった。
 物理魔法両方ともを使うタイプなので、相性が良いキャラはバラバラ。不意討ちと隠密スタイルのコンボはユナカ氏でやると中々愉快なことになりそうです。必殺が出て仕留められればそれでよし、必殺が出なくても反撃を受けずに済む。
 継承スキルのうち、《技・速さ》はとても優秀なスキル。リンから継承できる速さ+でも優秀なのに、命中と必殺を上げる技までついてきた。
 リンから継承できる《速さの吸収》は敵を3回倒さないと速さを6以上加速できないので、戦術次第ではこちらを継承するのも良いでしょう。特に技上限が22とバグを疑うレベルで異常に低いスュクセサールディアマンド辺り。
 ステータス補正自体は物理向けなので、とりあえず物理職なら悪くはない選択肢。連携スタイルなら、チェインアタックが絶対命中となるので特にお勧めかも? 隠密スタイルだと、移動力が上がります。
 絆Lv18と相応のレベルを要求されますが、覚醒でも猛威を振るった《七色の叫び+》はベレト先生の竜族スタイル版《指導》をいつでも出来るという物。範囲2に全能力+3のバフは相当強烈。
 エンゲージスキル《半身》は、常にルフレがチェインアタックに参加するというもの。魔力も10上がるため、魔力武器も使いやすくなります。
 そしてエンゲージ技《ギガサンダーソード》は「物理攻撃力で放つ魔法攻撃」という、TRPG的に言えば「物理攻撃魔法ダメージ」といった感じの技。ルキナが隣接してるとパワーアップし、隣接する味方からチェインアタックを貰えます。しかし、どうにも威力は追いついてこない感じなので、反撃禁止かつ絶対命中の強化攻撃って感じで使うのが良いでしょう。
 エンゲージ武器は二人で折半しており、いかづちの剣より軽くて使いやすくなった「サンダーソード」、射程が1-2の覚醒仕様となった「トロン」、そしてクロムが覚醒終盤で手に入れる「神剣しんけんファルシオン」。
 マルスが持ってるのは普通のファルシオンで、神剣ファルシオンはFEHでの伝承版(マルス王)でやっとこ手にするものですが、こっちは覚醒本編でホントに手に入れるからこそ、クロムが持つことになったのかなと。
 刻印補正はルキナとほぼ同等レベルに優秀。軽量化出来て、かつ威力も上がるのはかなり大きいです。

 長くなりましたが、全20の紋章士を考えてみました。
 それでは、今回はこの辺りで。

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