ZweiⅡ!! Plusを遊んでみた。その4
星の見える頂へ~俺が俺であるために
さて、ムーンブリア城攻防戦で大敗を喫し、妹ミアに関する事件で失意に落ちたラグナ。
彼の元にやってきたスバルの真意とは一体?
どうやらスバルは、ラグナにお弁当を作ってくれたようで。それを食べてからスバルから「僕の故郷に来ませんか」と誘いを受ける。
そういえば最初にイルバード全域を歩いてみたとき、どうしても入れない山があったんですよね。その山は「星ヶ峰」と呼ばれる場所で、そこにスバルの故郷にあるんだそうです。
愛機トリスタンの修理もある程度出来たし、気持ちの整理を付けるために、そして今出来る事をするためラグナはスバルの誘いを受けることに。
と、いうわけでラグナとスバルは星ヶ峰へ。吹雪が強くて先へ進めない場所ですが、スバル曰くの抜け道を使えば大丈夫だと。
その抜け道へ向かうためには、地蔵の向きを全て整えるという謎解きをしなければならず、どうにも私が苦手な類いの物でしたがなんとか打開。
ちなみに現在アルウェンはいないので、実質ラグナのみで攻略することになります。属性魔法に頼れないし、スバルにはチェンジ出来るもののスリケンのダメージはたかが知れている。
道中はなんてこと無く普通に踏破すると、星降りの里と呼ばれる場所へ。ここがスバルの実家みたいですね。で、この里はよそ者厳禁という風土を持つ場所。そんな所に案内されたラグナは手荒い歓迎を受ける……と思いきや。
元々スバル自身も、ラグナに良かれと思ってこの里を案内していたため、一悶着あるのかと思いきや、上忍と思われる老人がこの場を仲裁する。
その人物は、スバルのおじいちゃんでした。テンザンと名乗った彼の命令の下、ラグナは客人と扱われるようになりました。
この星降りの里には温泉も湧いているらしく、スバル的には湯治が良くないかという意図もあったのでしょう。
最も、それ以外の意図がある事ものちに判明するのですが。
星降りの里は完全に日本的な文化を持っている場所。アルジェスの酒場も2Fに和室があったので、グランヴァレンの文化は結構現実世界に近い部分に即してるんでしょうね。まあファンタジーでは良くありますが。
で、温泉が開くまで時間が有るからと星降りの里を散策していたら、アルッテの町で薬を売っていた薬売りがこんなところに。実は彼の正体がこの星降りの里の住人であり、つまり忍者だった。
ここにはラグナ用の防具が売られていたのでそれも購入し、情報収集をしていると人が普段入らないような洞窟があるとか、そんな情報を拾ったりしました。あと、スバルはこの里ではたいそう可愛がられている事も窺えました。
そして良い時間になったので、温泉へと向かうことに。
どういう効能があるのかが一発で分かるというのは助かります。ともあれ、ここで温泉に入って暖まろう……って時に、ラグナは折角だからとスバルも一緒に入らないかと誘う。
同性ならまあ問題ないだろう、という判断だったと思われます。
ともあれ、スバル自身は準備が出来ていないと言うことで先に入ってくれという形になり、ラグナは温泉へ。
あんな形で離別したとはいえ、ラグナの心の奥底にはまだアルウェンの存在が残っていた。ムーンブリア城を奪還した以上既に関係ないはずだったんですが……。
そんなこんなで、スバルも温泉に。しかし、ここで(プレイヤーは幾らか予想できていたけど)ラグナにとって驚愕の事態が待ち受ける。
はい。私もプレイレポートに訂正を入れさせて頂きます。スバルは男の子じゃありませんでした。女の子です。そりゃ入浴も断ろうて。
ともあれ、二人で混浴するという事になりつつも、ここでラグナとスバルはそれぞれの思惑を打ち明けることに。
そんなわけで、スバルがラグナをこの里へ連れてきた真意が幾らか見えてきました。でもないとよそ者厳禁なこんな場所を案内することもなかろうに。
一方、ラグナはスバルに心中を打ち明ける。
現実逃避をしている、という事をここでスバルに打ち明けたラグナ。ムーンブリア城攻防戦においてフードを取ったエクスマキナ(=ミア?)の事でかんなり傷心な模様。
ここまでの情報でプレイヤーはある程度予測を立てられていましたが、七年前にラグナの実家を襲撃したのはファブニールであり、その際にミアが行方不明になった。
そして、ラグナはミアを探すためトレジャーハンターになったという経緯があるわけですが、艱難辛苦の先にあんな事態となって。
お風呂上がりのラグナとスバル。やはり、ラグナの心中には恐怖心がどうしても拭えない様子。
そんな傷心のラグナに、スバルはいてもたってもいられなかったのか後ろから抱き留める。この子公式サイトでは14歳らしいんだけどかなりアグレッシブですね。
ともあれ、このままラグナは客室で睡眠を取ることに。ずっと気が張っていたのかすぐ寝入ったようです。
一方で……
そんなとき、突然里に火の手が。ラグナも目を覚まし、スバル達を探すことに。
下手人はアホ猫モンブランとエクスマキナ。どうやら後を点けられていたことで、星降りの里を襲撃される事態に。
現れたモンスターこと「いえてぃ」を殴り倒しつつ、モンブランを探すことに。
曰くの、護人とやらを探していた模様。そして、モンブランが再びいえてぃを召喚し、ラグナ絶体絶命か!? と思った矢先上空から青白いビームが降り注ぐ。
ビームを放った正体は、なんとアルウェン。彼女は吸血鬼故光属性魔法と親和性が低くアプリエスとの相性も悪いと言っていましたが、どうやら母親の遺品に込められた光の魔力を行使していたようです。
何はともあれここでアルウェンと合流し、彼女は光属性魔法を習得。アルウェンの元にも、星降りの里の忍者達についての情報はあったようです。
護人がいると言われる、星降りの里の奥地にモンブラン達が向かったので、ラグナ達もそれを追いかけると、そこには傷付き倒れたスバルやテンザンの姿が。ここで、アルウェンは母親の杖を活用し、回復魔法を行使する。
アルウェンがやって来たこと、モンブランの襲撃があった事。それらが重なった結果、ラグナは戦う決心を取り戻しました。
「俺が、俺であるために」―その意思一つで。
スバル達はルゥに任せるとして、ラグナ達は星ヶ峰の奥へと進む。剣の参道というダンジョンに入り、折角だからアルウェンが習得した光属性魔法を試し撃ちすることに。
これまでのアルウェンの魔法は「射程に秀でるがトータルダメージでラグナに劣る」という印象を受けていたし、実際出が遅いといった弱点があります。
ですが、光属性魔法については話が別。初速は遅いものの、固め性能が他の属性の比にならず、多段ヒットするのでラグナへ繋げるのも容易。単独で撃つにしても安定して撃てる上に消費MPも少な目なので、かなり撃ちやすい魔法です。今後アルウェンで魔法を撃つ際は、ホーミング性能がある火属性魔法か、消費MPが少なく固め性能が強い光属性魔法で事足りそうです。
剣の参道を突破すると、そこにはエクスマキナが。そして、護人ことガルガリオンとのボス戦。
コイツについては、爆弾で転ばしてから殴り倒す、という特殊な戦闘ルールの下で戦い、第二形態はラグナで口を開けさせてから、アルウェンの魔法を撃ち込めというやはり今までとは変わった戦い方に。
とはいえ、ここはノーデス突破に成功。
ガルガリオンを倒した後、エクスマキナとついに対話できるチャンスを得たラグナ。しかし、エクスマキナは対話を拒否するかのようにラグナに虹の宝玉による法撃を撃ち込む。
最も、ラグナ自体はその攻撃を敢えて受ける覚悟を持っており……
エクスマキナの法撃も、ラグナに当たらない。もとい、当てられない。そこからはラグナが「エクスマキナ=ミア」である前提の元説得し、漸く話が出来るように。
しかし、こんな状況に水を差すのはテルミドール。アルウェンを拘束し、彼女を連れ去ってしまいました。折角合流できたのにザッケンナコラー!
折角アルウェンと再会できたのに、また離ればなれ。そして、ガルガリオンを倒した事で七支刀のような剣を拾っていたので、一度星降りの里へ。
どうやらこの剣は、ルナ=ムンドゥスへと向かうための鍵になる剣でした。で、そんなルナ=ムンドゥスへ向かうためには魔力が必要になる。
あと、ここで遂に六魔王のうちの一人の名前が判明。その名は《金色の魔王》ルシアン。私自身がTRPG「ナイトウィザード」のプレイ経験があったためか、どうしてもその作品に出てくる魔王ルー=サイファーが頭に過ってしまったのはここだけ話。そっちも二つ名が「金色の魔王」だったので。
それはさておき、ラグナには当然ながら魔力はありませんし、ルゥにもそんな魔力は備わってない。
そこで、アルウェンほどでは無いにせよ魔法の得意な面子を探すことに。勿論宛はあります。
ルゥもワープ魔法を多少は習得出来ているのか、アルッテの町や金闇の森に戻るくらいは出来ました。
宛の一人目は魔女ラーライラ。当然彼女の助力を請うことになります。
アルウェンが連れ去られた事は、ラーライラは当然知っていました。なので、ラグナが金闇の森に辿り着き話をしたところ、二つ返事で協力してくれました。
二人目の宛は、巫女姫ティアラの末裔であるフィオナ。彼女からは逃げる形で別れた事になるため、ラグナは彼女に頭を下げる。しかし、今となってはアルウェンと協力関係にあるフィオナは、アルウェンが連れ去られた事を知って協力してくれました。
そして、三人目の宛はピピロ。彼女自身の卓越した魔法技術は当然使える。というわけでアルッテの町を本当に探し回ってやっとこ発見。
知ってた。ちなみに10万ペンネという値段は、前作で神像を取り返した後の報奨金と同じ。なお、実際に前作をプレイしているとセルペンティナに辿り着く頃には10万ペンネは余裕で稼いでました。
後払いでも良いか、とラグナは交渉するもピピロは「流石にわたしもそこまでがめつくない」と否定し、ロハで依頼を受けてくれることに。そのままルナ=ムンドゥスに繋がるというクリスタルバレーに先行しました。
さて、そのクリスタルバレーでルナ=ムンドゥスへ至る道を開くことになりますが、魔女ラーライラが言うには魔力を展開し続けないと扉を開くのを維持できないとか。
そこでフィオナは執事のクロード(体術に覚えがある)をラグナに随伴させようとするも、ポックル共々魔法組の護衛に回した方が良いとラグナが提案。
かくして、ピピロ達の手によって異界への扉が開かれることになりました。まずはラグナとルゥで潜入し、どういう戦術を取るか調査することに。
ピピロ達が開いた道を進むと、モンスター達が足止め。コイツらは適宜殴り飛ばしながら先へと進みます。
道中、愛機トリスタンを落としたモンスターと遭遇。しかし飛行能力を有しないラグナにとって狭い足場での戦い。
そんなとき、オデッサがラグナ達の後を追いかけてきたのか手助けしてくれました。何はともあれ、今は少しでも戦力が欲しいのでありがたい。
ルナ=ムンドゥス~異界の戦い
オデッサと手を組む形で、ついにルナ=ムンドゥスへ到着。前作のセルペンティナは成層圏を突き抜けて宇宙へと達する形でしたが、こっちは異空間という形で宇宙めいた形相。というか、マジで宇宙行ってます。
どうやらオデッサは本当に人狼族だったらしく、この場所だと真の力を出せるとかなんとか。ダイガルドとはなにかしらの因縁があるのは間違いないし、今は利害が一致しているから協力しましょう。
まず最初のステージである「月の回廊」は、重力を発生させている球体という今までに無い仕掛けが存在。
これを破壊すると元通りの移動が出来るわけですが、これがないと進めない場所があったりとかなり厄介。
そして、今までは万能兵器として扱ってたフックギアですが、ふとしたことでバーニングギアに換装してみたところ、コイツの真価を理解できました。火属性固定なので相手を選びますが、その場で多段ヒットする。うまーいこと掴めば一気に30コンボ近くする程度に超多段ヒットしました。弱点を突ければ一瞬で潰せる程度には高火力。
ちなみに、ステータス画面だと左上に「R&A」と表記されているワケですが、いまアルウェンは敵の手に落ちてしまっているためか、代わりにオデッサの頭文字「O」と共に彼女が被っていたハットが描かれてたりします。
さてステージ攻略ですが、今までのダンジョンとは比にならないレベルで仕掛けの難易度がアップしています。中には「うさぎ専用」と書かれた謎の扉が有り、なんぞ? と思っていたらダンジョン内にいる「わーらびっと」というモンスターを連れて行けというもの。
フックギアで捕まえてしまえば良いのでは、と思ったんですが近くの看板に書かれている通り数秒経つとワープしてラグナ達と距離を取ってしまいます。なので一定距離を保ちつつ、このわーらびっとを誘導しなければならない、という感じです。
そして、特定の場所まで連れて行くとお茶会に間に合ったという事なのか、ここでわーらびっとを倒すと宝箱がポトリ。
ちなみに画面右側に体重計があるんですが、これが後々ギミックとして必要になっていまして。
キノコに話しかけると「相応の体格が必要だろう」的な事を言われ、近くの看板を見ると「巨漢が好み」なんて書かれていて。
結論から言えば、「回復アイテムを食べまくって太れ」というとんでもない物でした。レベル的には推奨レベルが20に対して現在が17だったので、ここで回復アイテムを食べまくることで一気に20まで追いつきました。
「もう食えねえ……」と言いながらも食べていたラグナ、すまん。
ひとまず月の回廊を突破すると、更なる光景が。
本当に、ラグナ達はグランヴァレンを離れ宇宙を突破していたことが分かります。ルゥは「あれは何なのか」と言ってましたが、ラグナは今までの職務上の経験や知識から、あれがグランヴァレンだと推測。
ともあれ、先へ進むといきなりボス戦。姿を現したのはアルウェンでした。しかし、様子が変だぞ?
端的に言えば操られているっぽい雰囲気のアルウェンですが、ラグナはすぐ何かに気付いたようで、とっととボコるぞとオデッサ達に。折角なのでバーニングギアの多段ヒット性能を試してみようと思い立つと……
瞬☆殺
命中した瞬間超多段ヒットが発生し、6万くらいあったアルウェンのHPが一瞬で溶けました。まさか10秒ちょいでケリが付くなんて思ってなかったぞ!?
それはともかく、ラグナがボコるぞと言ったのは確証があったようです。
何のことも無く、モンブランが化けてるだけでした。そして、ラグナがモンブランが化けていると確証できた理由。それは、「まだ契約が解けていないから、守るべき相手を見間違えるはずが無い」という物でした。
撤退しようとするモンブランに対して、ラグナは速攻でフックギアを投げつけて拘束。やっぱりフックギアは万能兵器だ。
ともあれモンブランは振り回した後床に叩きつけて気絶させ、一行は本物のアルウェンを探すため先へ進みます。
一方で、本物のアルウェンは相変わらず拘束されている状態ですが、ラグナ達の気配を探知した様子。
監視役だったエクスマキナ(ミア?)が様子を窺いつつ、不安なのか? と問うもアルウェンは「いかなる時にも私は私らしく振る舞えば良い」と返す。それは、ラグナから学んだ姿勢でした。
アルウェンは、そんな人間の不完全さをラグナから学んだからこそ、彼を信じていました。そんな言葉を聞いたミアは、儀式が始まる前に「何かあったら兄を頼む」といった事を言い残して去って行きます。
そんなこんなで、ラグナ達は次のステージ「駒の王都」へ。ここまで来ると、もう完全に宇宙ステージですがそんなことお構いなしにダンジョンを進む。
そして、ここで待ち構えていたのはダイガルド。オデッサと同じ種族で有り、何故彼女がダイガルドを追っていたのかをここで教えて貰いました。
ダイガルドは元々死んだ戦士だったのを、ザハール達が墓を暴き《血の契約》を無理矢理施したことで蘇ったアンデッド的な存在だと言うことがここで判明。そして、オデッサはそんなダイガルドを倒すために後を追っていた。
そして、ここはルナ=ムンドゥス。月の力に満ちた場所と言うことで、ダイガルドもパワーアップ。それに呼応してオデッサも真の力を解き放つことに。
そんなわけでダイガルド戦ですが、ついにHPが6桁に突入。しかし、バーニングギアの超多段ヒットや、覚醒したオデッサのパワーでゴリゴリ削れていく。守りを捨てて殴り合いをしたせいで一度負けたものの、そもそもコイツは超火力過ぎて短期決戦をせざるを得ない奴でした。最大HPが110なのに29点も喰らわせてくるのは流石にやべぇ。
ともあれ、ここでダイガルドを撃破。元々ダイガルドは戦士として生きていたのに病死したという事もあり、その未練をザハールに付け入られたようです。ダイガルド本人はザハールの考えに共感出来なかったとはいえ、戦士として再び戦えることに喜びを覚えていたのかも知れない。
正直、ツヴァイⅡをプレイして、一番戦って楽しかったのはダイガルドでした。小細工抜きに正々堂々と殴り合いが出来る貴重な相手でしたし。
そんなダイガルドは、オデッサが孫だった事、そして今回の事件はラグナが鍵であると言い残して再びこの世を去ります。ダイガルドよ、安らかに。
一方でオデッサも、力の反動で気絶してしまいます。ここまで来たのなら後はもう大丈夫。ラグナ達は、ルナ=ムンドゥスの更に奥へと歩みを進めます。
と、今回のプレイレポートはここまで。次回はルナ=ムンドゥス最奥部へと進みアルウェン奪還戦に臨みます。